重賞レース

第1回 ブリリアントカップ(SIII)

  • 2018年4月17日(火)
  • 20:10発走
第1回優勝馬:リッカルド号

5月に行う「大井記念」のトライアル競走として、準重賞の形でこれまで実施していましたが、今年からは、トゥインクルレースの開幕を飾る新設重賞として注目を集めます。 <上位2頭に大井記念の優先出走権を付与>

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    <第1回 ブリリアントカップ(SIII)>

    リッカルド
    現在、南関東最強馬とも呼び声高く、中央から移籍し重賞連勝中。勝ち方も圧巻で、報知グランプリカップではのちにマーチS3着となるロワジャルダンに7馬身差。課題らしい課題も見当たらず、今回も人気を背負っての参戦です。

    ディアドムス
    中央時代に全日本2歳優駿と北海道2歳優駿を制してきた実力馬が、新天地で再び花を咲かせています。勝島王冠と報知オールスターカップを完勝し、今回はリフレッシュ放牧明けの一戦。リッカルドとの対決に興味が注がれます。

    キングガンズラング
    デビュー前からその素材に惚れ込まれてきた船橋生え抜き期待のホープ。どんな相手とでも条件でも堅実に走り続け、前走のトライアルレースを制してこの舞台へ。重賞常連組とどんな走りを見せるのか楽しみです。新星登場なるか?!

    ムサシキングオー
    大井生え抜き馬で、9歳になった今年も一線級で走り続けている非常に貴重な存在。前走の墨田川オープンは休養明けの一戦でしたが、地力の高さを見せつけ優勝しました。3年前の勝島王冠以来となる重賞制覇を狙います。

    クラージュドール
    父はキングカメハメハ、母がレクレドール、伯父にはステイゴールドがいる超良血馬。前走の金盃は差し切り勝ちで、中央時代から含めて8歳にして念願の重賞制覇を収めました。今回もこの馬の末脚が存分に発揮されますか?!

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    <第1回 ブリリアントカップ(SIII)>

    (4月15日現在)

    調教インタビュー動画・調教追い切り動画はこちら

    ■リッカルド
    *船橋  佐藤裕太 厩舎 セ7歳
    *成績 37戦8勝2着7回
    *重賞タイトル
     フジノウェーブ記念(SIII)(2018)
     報知グランプリカップ(SIII)(2018)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     中央から南関東に移籍以降、重賞連勝を飾り他馬を圧倒しているリッカルドが、このブリリアントカップでも注目度は抜群。取材周りをしていても、「リッカルドは強すぎる」という関係者の声が至る所から聞こえています。

     中央時代もエルムSを制している重賞ウィナーで、スマートファルコンやワールドクリークの甥っ子。

     南関東の一員になった頃は、背腰やトモの疲れを取ることに専念。途上ながらも報知グランプリカップを制すると、さらにしっかりした調教ができたという前走のフジノウェーブ記念は、新馬戦以来となる1400mや初の斤量59キロという未知の部分も一蹴。

     2番手外目から進めていき、最後の直線に入り残り200m付近から他馬を突き放していくと、2着馬に7馬身差をつけて圧勝しました。「初コースでも全く動じることなくドシッとしていたし、レースにいけば純粋にセンスがすごいです」と、コンビを組んでいる矢野貴之騎手も絶賛していました。

     この強さを見てしまうと、かしわ記念に挑戦するという選択肢もあったでしょうが、フジノウェーブ記念後に関係者がローテーションを話し合った結果、今の段階ではブリリアントカップに出走させようと。ゆくゆくはダートグレード競走に挑戦させたい意思はあるそうです。

     前走後は3日間運動で整えてから調教を開始し、この中間は3本の追い切りを行ってきたそうです。騎手時代にはアジュディミツオーやフリオーソの調教パートナーだった佐藤裕太調教師が調教に乗り、アブクマポーロなどを手掛けてきた楠厩務員がお世話をし、引き続き最強タッグで仕上げてきました。

     4月14日には船橋競馬場で最終追い切りを行い、佐藤調教師が跨って、単走ながらもパワーあふれる走りを披露。

     「自分で体を作っていくタイプで、シャドーロールを着けると(最終追い切り時に着用)レースが近いという合図にもなっている感じです。ステッキ1発入れて気合を入れた程度ですが、反応も良くて、いい意味で前走の状態を維持していますね。

     フットワークも軽いし、行き出しの時に沈み込む感じ、時計がかかっているような錯覚に陥るスピード感覚など、トップクラスの馬の乗り味だと思います。

     もし今回不安材料をあげるとすれば、1400mから2000mへの一気の距離延長ですが、折り合いもつく馬ですし、矢野騎手がうまくエスコートしてくれると思っています」(佐藤調教師)。

     リッカルド、ワクワクさせてくれる馬が登場しました。ここもどんな強さを見せるのか目が離せません。

    ■ディアドムス
    *大井 森下淳平 厩舎 牡6歳
    *成績 25戦6勝2着1回
    *重賞タイトル
     報知オールスターカップ(SIII)(2018)
     勝島王冠(SIII)(2017)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     中央時代には全日本2歳優駿と北海道2歳優駿を制した実力馬。南関東でも勝島王冠と報知オールスターカップを制して、新天地で花を咲かせています。川崎記念(6着)に出走以降は、リフレッシュ放牧に出て、3月上旬に帰厩。

     「乗りながら調整はしてきたのですが、ひと息入れたことで、いい頃に比べると追い切りの動きはもう少しかなぁという印象は受けますね。その分、リフレッシュはできています。去年の立ち上がりの頃よりは動けていると思いますし、レースに行けば頑張って走ってくれる馬です。現状でどんな走りをしてくれるかですね」(森下淳平調教師)。

     春の大目標は今年からS1に格上げられた大井記念に置いているそうです。地力は高い馬だけに、そこに向けてもどんな走りを見せるでしょうか。

    ■ムサシキングオー
    *大井 栗田泰昌 厩舎 牡9歳
    *成績 58戦14勝2着13回
    *重賞タイトル
      勝島王冠(SIII)(2015)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     大井生え抜き重賞ウイナーのムサシキングオーも今年9歳。前走の墨田川オープンは左肩跛行により約半年ぶりの実戦になりましたが、逃げ切り勝ちを収めて格の違いを見せました。これにより、A1馬の特例で、来年10歳になっても南関東に在厩する権利を獲得しました。

     久しぶりの実戦後も疲れは見せず、当初から目標にしてきたこのブリリアントカップに向けてトレーニングを順調に積んできたそうです。

     「一回使った分の上積みはあると思います。9歳になっても気持ちはあるし、いつも一生懸命に走るえらい馬です。今回は相手も強くなりますが頑張って欲しいですね」(栗田泰昌調教師)。

    ■ウマノジョー
    *大井 渡邉和雄 厩舎 牡5歳
    *成績 26戦5勝2着5回
    *重賞タイトル
      大井記念(SII)(2017)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     岩手競馬からデビューし、3歳春から大井へ移籍。外厩馬としてミッドウェイファームでトレーニングをしています。コツコツコツコツと走り続けてきて、昨年の大井記念を山本聡哉騎手の手綱で制するなど、ロングディスタンスはお手の物。

     一時はもう少しの成績が続いたこともありましたが、またここにきて復調しているかのような走り。

     「前走のダイオライト記念(4着)は1頭で走る形になってしまって、この馬の良さは出ませんでした。直線ではバテてはいませんが、フラフラしている感じ。逆に力いっぱい走っていないせいか、レース後は疲れもありませんでした。

     今回も相手は強いですが、目標に置く馬たちを前に見ながら、展開によっては負かせる体力はある馬だと思っています。この馬の末脚を見たいですね」(渡邉和雄調教師)。

    ■タービランス
    *浦和 水野貴史 厩舎 牡5歳
    *成績 13戦8勝2着1回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     一昨年の羽田盃馬タービランスが、南関所属として南関重賞に帰ってきます!!!一時は北海道所属として走っていましたが、浦和の水野貴史厩舎へ再転厩。前走の柏の葉オープンでは森泰斗騎手を背に3番手から進出していっての貫禄勝ちでした。

     一度使ったことで上積みも十分だそうで、「最終追い切りも抑えきれない手応えで、前走以上の状態ですね。折り合いの問題はない馬なので、2000mの距離も気にしていません。こういうところでやれる能力はある馬だと思っています」(水野調教師)。

    ■トロヴァオ
    *大井 荒山勝徳 厩舎 牡5歳
    *成績 15戦4勝2着4回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     タービランスと同世代のトロヴァオ。のちにダービーグランプリを圧勝し、潜在能力の高さを見せつけました。前走の報知オールスターカップ(3着)以降はリフレッシュ放牧に出て、約3か月半ぶりの実戦です。

     「乗り込んでいるし、最終追い切りの動きを見てもきっちり動けていると思います。鍵になるのは折り合いと距離ですね。スイッチが入りすぎないようにしたいので、あえて包まれるように壁を作っていければ。いかに道中我慢をさせられるかだと思います」(荒山勝徳調教師)。

     最近コンビを組む御神本訓史騎手が手綱を取ることもプラス材料で、トロヴァオの力をどう引き出すのかもとても興味深いです。

    *ブリリアントカップの情報は、南関魂でもお伝えしていきます!

    第1回 ブリリアントカップ(SIII)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)

    ■リッカルド
    船橋4/13良 1200m-80.6秒 1000m-62.9秒 800m-48.9秒 600m-36.6秒 末強めに
    ■ディアドムス
    大井4/13良 1000m-65.3秒 800m-51.6秒 600m-37.6秒 一杯追
    ■ムサシキングオー
    大井4/13良 1000m-68.7秒 800m-53.8秒 600m-39.3秒 馬なり
    ■ウマノジョー
    牧場4/0坂路 600m-37.8秒 200m-12.1秒 強めに
    ■タービランス
    浦和4/12本馬場良 1000m-67.0秒 800m-50.5秒 600m-36.7秒 馬なり
    ■トロヴァオ
    小林4/13良 1000m-62.5秒 800m-48.5秒 600m-36.6秒 直一杯追
  • 高橋華代子のレースレポート

    南関東競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中

    <第1回 ブリリアントカップ(SIII)>

    優勝インタビュー動画はこちら

     今年度のトゥインクル開催幕開けを告げる重賞、第一回ブリリアントカップ。昨年までは準重賞として行われ、この5年間の勝ち馬を見ても、ムサシキングオー、ケイアイレオーネ、ドラゴンエアル、サミットストーン、フォーティファイドと、そうそうたるメンバーが名を連ねています。

     今年から重賞SⅢになり、この後にはS1に格上げされた大井記念があるだけに、前哨戦にふさわしく豪華メンバーが集結しました(1着馬と2着馬には大井記念への優先出走権が与えられます)。重賞連勝中のリッカルドが1.3倍の断然の1番人気。ディアドムスが8.0倍の2番人気で、一昨年の羽田盃馬タービランスが10.8倍の3番人気。

     「これから強い馬たちとやっていくつもりで強気の競馬をさせました」と、リッカルドに騎乗した矢野貴之騎手はレース後に言っていました。リッカルドが着差以上の強さを見せて、重賞3連勝!!!

     レースはグレナディアーズがハナに立っていくと、2番手にはトロヴァオ、3番手にタービランス。それらを見る形で、内にはムサシキングオー、リッカルドは外にポジションを取りました。その後ろにはディアドムス。

     「もし逃げる展開になって競られたとしても押し切って欲しいと思っていたのですが、逆にスタートではモサッと出たので、馬なりで進めました。スタート地点の雰囲気がいつもと違うし、返し馬でもあの辺りで物見をしていたのもあったからなのかなと。

     1400mを使った後ということもあって道中は行きたがっていましたが、特に心配になることもなくて、この先のことを考えるとどんな競馬でも勝ってもらないと困ると思いながら乗っていました」(矢野騎手)。

     リッカルドは3コーナー付近から3頭分の外を回って一気に進出していき、最後の直線では先頭へ。その内からタービランスも食らいついていきましたが、リッカルドが力でねじ伏せるような形で、1馬身4分の1差をつけての勝利。勝ちタイムは2000m2分6秒5(やや重)。

     「いずれ中央馬を相手にすることを考えながら乗ったので、ちょっと強気の競馬をさせすぎた分、最後は止まってしまいました。一線級と対戦するには2000mは少し長いかなという感じもしましたが、今日は力でねじ伏せてくれたと思います」(矢野騎手)。

     この後にはかしわ記念もありますが、今の段階ではブリリアントカップに出走させ、ゆくゆくはダートグレード競走に挑戦させたいという意思が関係者にはあるそうです。次走は大井記念が視野に入っているそうで、まずはS1取りを目指すそう。

     リッカルドの調教に乗っているのは、管理する佐藤裕太調教師。騎手時代に川島正行教師の右腕として、アジュディミツオーやフリオーソなど数多くの名馬に調教パートナーという立場で関わってきた方です。

     「リッカルドはフットワークも軽いし、行き出した時に沈み込む感じ、時計が掛かっているような錯覚に陥るスピード感覚など、トップクラスの馬の乗り味だと思います。背中にいると、川島厩舎にいた時に乗っていた馬たちのことを思い出して、とても懐かしいです」(佐藤調教師)。

     南関東では全く底を見せずに重賞目下3連勝中のリッカルド。南関東にワクワクする馬が登場してくれました!!!



    <他陣営のコメント>

    2着 タービランス 森泰斗騎手
    「一度使って状態は上がっている感じはしました。いいレースはできたし頑張ってくれましたが、相手にねじ伏せられた感じですね。距離は問題ありません。今日の結果は残念ですが、思い入れのある馬とこういう舞台に帰ってこれたことはうれしいです」

    3着 ディアドムス 岡部誠騎手
    「休み明けだったので気持ちの方ももう少しでしたね。今日は地力で来てくれました。次はもっとよくなりそうです」

    4着 タマモネイヴィー 的場文男騎手
    「ゲートも出てくれて直線も伸びてきてくれました。重賞でもやれるチャンスはあると思います」

    5着 ウマノジョー 山本聡哉騎手
    「去年以上のデキにはあると思いますし、折り合いもバッチリつきましたが、去年の大井記念(優勝)とは斤量などの条件も違っているし、器用に先行できる馬ではないので展開次第になってくると思います。ペースも落ち着いてしまった感じですね」

    6着 クラージュドール 赤岡修次騎手
    「ゲートを出てある程度行けそうなら中団くらいを考えてはいたのですが、2000mは押していかないといけない感じで、そこで力を使うのはよくない馬なので、これならジッとしていこうと思って後ろから進めていきました。末脚は使ってくれたと思いますが、前にいるのは強いメンバーだったので……展開ですね」

    7着 トーセンハルカゼ 真島大輔騎手
    「3~4コーナーで手前ばかり替えていました。トモがパンとしてくれば、重賞も狙える馬だと思います」

    8着 サブノクロヒョウ 和田譲治騎手
    「スタートが全てですね」

    9着 トロヴァオ 御神本訓史騎手
    「折り合いはついたのですが、負けすぎだと思います。2000mは長い印象です」

    10着 タイムズアロー 戸崎圭太騎手
    「気の悪さは見せないですが、道中の進みがよくないのはそういうこともあるのかな?内にずっとササりながら走っていました。集中力が切れないようにもっと短い方が持ち味は生きる感じもします。乗り味はとてもいいので10歳には思えないですね」

    同着 ムサシキングオー 本田正重騎手
    「いいポジションを取れていい感じで進めていけたのですが、残り300mから苦しくなって止まってしまいました。長くても1800mくらいのほうがよさそうです」

    12着 オリオンザジャパン 横川玲央騎手
    「もまれ強くない馬なので、もっとすんなりした競馬の方がいいですね」

    13着 サージェントバッジ 吉原寛人騎手
    「外枠の分、前に壁が作れなくて、行きたがったので最後は甘くなりました。今日はチグハグな感じになってしまいましたが、返し馬は力があって、通用してもいい馬だと思っています。テンに流れた方が折り合いはつけやすいので、距離は縮めてもよさそうですね」

    14着 グレナディアーズ 今野忠成騎手
    「逃げる予定ではありませんでしたが、行きたがっていたので逃げました。オンとオフがはっきりしている馬で、オンになると今日のように行ってしまうのですが、オフになると進みがよくないです。返し馬の雰囲気はとてもよくて、いいものはある馬ですが」

    15着 ラッキープリンス 左海誠二騎手
    「久しぶりに乗りましたが、道中のハミ取りがよかったのでマイルくらいの方がよさそうですね。もっとやれそうな感じです」

    16着 シャドウパーティー 高松亮騎手
    「前回1000mを使った後の2000mだったので、距離の差が大きくて最後は止まってしまいました」
  • 回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
    1 平30 リッカルド セ7 矢野 貴之