分析レポート

Analysis Report

第1回
ブリリアントカップ(SIII)
2018年04月17日(火) 20:10発走

第1回優勝馬:リッカルド号

レース情報

ブリリアントカップは、前走の着順や脚質などを重視したい!

  • 準重賞として施行された過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 平成30年から重賞(SIII)として実施
  • 平成20年から平成24年までは大井ダ1,800mで実施
  • 記録は平成30年3月28日時点

上位人気に推されている馬が中心

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、単勝1~2番人気の馬は[7-3-3-7]で3着内率が65.0%と、非常に堅実だ。単勝4番人気以下で優勝を果たしたのが平成24年のナムラブレット(8番人気)のみということからも、まずは前評判が高い馬に注目すべきだろう。


ちなみに、単勝9番人気以下の馬は[0-0-1-55]と連対例がなく、3着内率も1.8%にとどまっている。なお、単勝3~8番人気の馬は[3-7-6-44]で3着内率が26.7%だ。

3着以内馬の大半は「大井」所属馬

【所属別成績】(過去10年)

過去10年の3着以内馬30頭中21頭は「大井」所属の馬である。ちなみに、大井ダ2,000mで施行された平成25年以降の過去5年に限ると、「大井」所属の馬は[3-5-3-27]で3着内率が28.9%、「その他」(浦和、船橋、川崎)所属の馬は[2-0-2-27]で3着内率が12.9%と、好走率の差もかなり大きい。地元の「大井」勢を重視した方が良さそうだ。

近年は57.0kg以上の負担重量を課された実績馬が優勢

【負担重量別成績】(過去10年)

負担重量別成績を見ると、57.0kg未満の馬は[5-6-4-51]で3着内率が22.7%、57.0kg以上の馬は[5-4-6-55]で3着内率が21.4%となっている。ただし、大井ダ2,000mで施行された平成25年以降の過去5年に限ると、57.0kg未満の馬は[0-4-0-28]で3着内率が12.5%、57.0kg以上の馬は[5-1-5-26]で3着内率が29.7%だ。


ブリリアントカップは在籍しているクラスや過去1年の戦績に応じた負担重量を課される別定競走だが、近年の傾向を重視するならば、まずは重い負担重量を課された実績馬に注目すべきだろう。

前走好走馬が強い

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、6着以内の馬は[10-10-7-41]で3着内率が39.7%、7着以下の馬は[0-0-3-65]で3着内率が4.4%となっている。たとえ実績上位であっても、大敗直後の馬は評価を下げるべきかもしれない。

前走の距離がポイント

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,800~2,400mの馬は[7-5-8-45]で、3着内率が30.8%に達している。一方、1,800m未満の馬は[3-5-1-53]で3着内率が14.5%、2,400m超の馬は[0-0-1-8]で3着内率が11.1%となっていることから、やや評価を下げた方が良さそうだ。なお、大井ダ2,000mで施行された平成25年以降のみの成績を見ても、この傾向に大きな変化はない。

それなりに先行力が高い馬を重視したい

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、7番手以内の馬は[8-8-7-50]で3着内率が31.5%、8番手以下の馬は[2-2-3-56]で3着内率が11.1%となっている。前走で後方からレースを進めていた馬は過信禁物と見るべきだろう。