重賞レース

第7回 ブリリアントカップ(SIII)

  • 2024年4月9日(火)
  • 20:10発走
第7回優勝馬:サヨノネイチヤ号

中距離路線を歩む4歳以上馬の春の始動戦として、実績馬が多数参戦するレースです。2019年には2,000mから1,800mへと距離が変更され、中距離だけでなくマイル(1,600m)の有力馬も参戦。南関東重賞戦線の一年を占う意味でも注目のレースです。
<1着馬・2着馬に大井記念の優先出走権を付与>

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    南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中

    <第7回 ブリリアントカップ(SIII)>
    (4月3日現在)

    サヨノネイチヤ
    B1からの挑戦だった前走の勝島王冠は、デビューからコンビを組む西啓太騎手と5連勝で重賞初V。通算成績12戦10勝2着2回とし、この路線に新星が誕生しました。

    ナンセイホワイト
    昨年の東京ダービーは6戦目のキャリアでしたが、ミックファイア、ヒーローコールに次ぐ3着でした。前走のトライアルは内から抜け出しV。重賞初勝利を目指します。

    マンダリンヒーロー
    昨年は地方馬初となるアメリカ遠征を行いました。サンタアニタダービーはハナ差の2着、ケンタッキーダービーにも出走。NARグランプリ特別表彰を受賞しました。

    ミヤギザオウ
    2年前の羽田盃は内から差し切り、初タイトルを獲得。それ以降も中・長距離戦でコツコツと走り続けています。羽田盃と同じ舞台で、久しぶりのVに期待が高まります。

    ランリョウオーヒーローコール
    南関東リーディングの小久保智厩舎は2頭出し予定です。昨年のブリリアントCなど重賞5勝馬ランリョウオー。重賞4勝馬ヒーローコールは初の古馬重賞を狙います。

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    <第7回 ブリリアントカップ(SIII)>

    (4月8日現在)

    調教追い切り動画はこちら

    ■サヨノネイチヤ
    *大井 坂井英光 厩舎(小林) 牡5歳
    *成績 12戦10勝2着2回
    *重賞タイトル
     勝島王冠(SII)(2023)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     重賞初挑戦だった前走の勝島王冠は差し切り、5連勝で初タイトルを獲得しました。ライトウォーリアやランリョウオー、ギガキングなどの強豪たちを一蹴。斤量差は味方につけましたが、B1からいきなりの舞台で結果を出したのは、力がある証でしょう。その後は当初からの予定通り放牧をはさみ、ここから始動。坂井英光調教師は「間隔はあきましたが、しっかり仕上げているので、いい状態です。前は追い切りで動かない馬でしたが、今回はいつもより動けるようになっていて、自信を持って送り出せます。斤量を気にするような馬ではありませんが、気の難しさはあるので、最後までしっかり走り切れれば」と話していました。未知の魅力にあふれた1頭に期待が高まります!*TCKのLINEには西啓太騎手の談話を掲載しています。

    ■ナンセイホワイト
    *大井 米田英世 厩舎 牡4歳
    *成績 12戦7勝2着1回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     前走のブリリアントCのトライアルは、直線で内から力強く抜け出しV。米田英世調教師は「接戦を頑張ってモノにしてくれるこの馬の良さが出たし、この時は内が伸びない中でも内をついて勝ってくれたのは価値があると思います」と話していました。昨年の東京ダービー3着馬が、古馬重賞に初挑戦します。「前に比べればレース後の反動も少なくなり、さらに堂々としています。いい仕上がりで送り出せますね。持ち時計はもっと短縮させたいので、今後に向けても見極めるレースだと思っています」。なお、普段は米田調教師が調教に乗っている馬ですが、今回は主戦の笹川翼騎手が騎乗停止でレースに乗れないぶん調教に乗り、チームとして携わっているそうです(レースは矢野貴之騎手)。

    ■ヒーローコール
    *浦和 小久保智 厩舎 牡4歳
    *成績 18戦8勝2着4回
    *重賞タイトル
     戸塚記念(SI)(2023)
     黒潮盃(SII)(2023)
     雲取賞(SIII)(2023)
     鎌倉記念(SII)(2022)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     2歳&3歳の重賞を4勝。羽田盃&東京ダービーは無敗の3冠馬ミックファイアの2着になりましたが、こちらも同世代の実力馬の1頭です。今年4歳となり、古馬の初タイトル獲得を目指しています。小久保智調教師は「元々の力はある馬だけど、まだこれから成長していってくれそうですね。いい経験を積みながら、さらに強くなっていって欲しいです。久しぶりの大井ですが、広いコースも合います」とコメント。ブリリアントCが行われる大井・1800mは3度出走し、雲取賞&黒潮盃優勝、羽田盃2着と相性も抜群です。さらに、今回は川崎記念で勝利を飾ったばかりの吉原寛人騎手(金沢)が初騎乗。ヒーローコールのどんな一面が見られるのか楽しみです。

    ■マンダリンヒーロー
    *大井 藤田輝信 厩舎 牡4歳
    *成績 12戦4勝2着6回
    *重賞タイトル
     ハイセイコー記念(SI)(2022)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     デビューから4連勝でハイセイコー記念を勝った逸材が、昨年は地方所属馬初となるアメリカに遠征。サンタアニタダービーはハナ差の2着、その後はケンタッキーダービーにも出走。チーム・マンダリンヒーローの挑戦は、多くのファンや関係者に感動を与え、新しい道を切り開きました。NARグランプリ特別表彰を受賞。帰国後は5戦して2着4回ですが、どんな状況でも安定して走り続ける姿は、本当に立派です。前走の隅田川オープンは優勝したゴタイリキから1馬身半差の2着でした。今回は中2週での戦いになりますが「ここは目標にしてきたレースなので、予定通りです。前走のマイルよりも直線の長い1800mはちょうどいいと思います」と藤田輝信調教師。

    ■ミヤギザオウ
    *大井 森下淳平 厩舎 牡5歳
    *成績 18戦3勝2着2回
    *重賞タイトル
     羽田盃(SI)(2022)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     南関東クラシック一冠目の羽田盃は内から差し切り、重賞初制覇を飾りました。そんな強烈なインパクトを残した後も、コツコツと力をつけながら着実に走り続けています。前走の金盃は3着で、長距離戦で好成績を残しています。「以前に比べれば、トモの踏み込みが良くなっていて、古馬らしくしっかりしてきたなというのは感じます。ただ、今回は休み明けなので、久しぶりのぶんの影響もあるかなと思います。感じは悪くないので、現状でどのくらい走れるか。2000m以上のほうがいいですが、1800mも守備範囲。スタートも良くなっているので、なるべく前目につけたいです」(森下淳平調教師)。この後の大井記念に向けても注目の一戦です。

    ■ランリョウオー
    *浦和 小久保智 厩舎 牡6歳
    *成績 28戦12勝2着6回
    *重賞タイトル
     金盃(SII)(2024)
     ブリリアントカップ(SIII)(2023)
     東京記念(SI)(2022)
     大井記念(SI)(2022)
     雲取賞(SIII)(2021)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     1800mから2600mの重賞を5勝している実力馬です。前走の金盃はセイカメテオポリスとの一騎打ちを制し、9か月ぶりのVを飾りました。本橋孝太騎手は「かわさせない勝負根性は、いい時のランリョウオーです。折り合いなどを考えると2600mをこなしてくれるのはびっくりですが、1600mは一瞬の脚を使うとやめてしまう時もあるので、長距離はジワーッと行けるぶん、気持ちが保てるのかもしれません」とコメント。その後は史上初の連覇を目指し、このブリリアントCに向けて調整を続けてきました。「馬体はもっとふっくらさせたいですが、やることはやっているので心配はいらないと思います。この馬の持ち味でもある前々の競馬はさせたいですね」と小久保智調教師。

    *ブリリアントCの情報は、南関魂でもお伝えしていきます!

    第7回 ブリリアントカップ(SIII)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)

    ■サヨノネイチヤ
    小林4/4不 1000m-67.0秒 800m-50.7秒 600m-37.4秒 G前強
    ■ナンセイホワイト
    大井4/4不 1000m-65.2秒 800m-50.9秒 600m-.37.2秒 強めに
    ■ヒーローコール
    浦和4/6不 800m-60.2秒 600m-43.1秒 馬なり
    ■マンダリンヒーロー
    大井4/5重 1000m-67.3秒 800m-52.9秒 600m-39.1秒 馬なり
    ■ミヤギザオウ
    大井4/5重 1000m-66.3秒 800m-52.0秒 600m-37.9秒 強めに
    ■ランリョウオー
    浦和4/3良 800m-53.5秒 600m-38.8秒 末強めに
  • 高橋華代子のレースレポート

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    <第7回 ブリリアントカップ(SIII)>

    優勝インタビュー動画はこちら

     4月9日、大井11Rで行われたブリリアントC(1800m)。南関東4歳以上の豪華な13頭が集まり、熱戦を繰り広げました。単勝1番人気はヒーローコール。さらに、サヨノネイチヤ、ランリョウオー、マンダリンヒーロー、ナンセイホワイトと、南関東生え抜きの活躍馬が続きました。

     ここで勝利を収めたのはサヨノネイチヤ。6連勝で、勝島王冠に続いて2つ目のタイトルを獲得しました。通算成績13戦11勝2着2回。大井・坂井英光厩舎<小林分厩舎>からデビューした未知の魅力にあふれた5歳牡馬です。

     今回は約4か月ぶりの実戦でしたが、牧場での調整も入れてじっくりと乗り込み、陣営も満を持して送り出しました。デビューからレースと調教に乗る西啓太騎手は「レース当日に跨った感じも良かったですし、いつも通りのネイチヤでした。位置取りはスタートをしてから決めようと思っていて、理想的な競馬にはなりました」とコメント。

     サヨノネイチヤは道中4、5番手を追走しました。3コーナーから先頭に立ったヒーローコールに、直線では内から並びかけ、外からナンセイホワイトも続き、3頭のマッチレース。残り200m過ぎからは、サヨノネイチヤがフラつきながらも一気に突き放し、最後は1馬身1/4差で制しました。2着がヒーローコール。さらに1馬身差の3着がナンセイホワイト。勝ちタイムは1800m1分55秒5(不良)でした。

     サヨノネイチヤは普段から気の難しいタイプとのこと。西騎手は「気難しくても、レースの指示には従順。むしろ馬込みの方が集中して走ってくれます。(直線で)抜け出すまでは競馬が上手ですが、まだ1頭になると若さを出して遊んでいますね。現状では相手なり、大差で勝つのはあまりないタイプです。逆に、交流重賞で強い相手がいればいるほど、楽しみだと思います」と話していました。

     勝島王冠で重賞初挑戦Vを飾った直後から、坂井調教師はこの春のプランをブリリアントCから大井記念、帝王賞と公言していました。「ここは正直、負けられないと思っていたのでうれしいです。馬が大丈夫なら、そのローテーションで進めていきたいです。サヨノネイチヤがどこまで強さを見せてくれるか、自分自身もまだわかりません」と力を込めました。

     3歳戦は今年から始まるダート三冠で盛り上がりを見せていますが、古馬戦は生え抜き馬サヨノネイチヤがどんな存在になっていくのか期待が高まります!



    <他陣営のコメント>

    2着 ヒーローコール 吉原寛人騎手
    「動き出してからあまり緩急をつけたくなくて、ちょっと早めでしたが行っちゃおうと思いました。4コーナーを先頭で回って、そこからしぶとい脚を持っています。勝ち馬とは離されましたが、よく走ってくれました」

    3着 ナンセイホワイト 矢野貴之騎手
    「リズム良く運べて、展開のアヤというか、4コーナーで早めに動いたぶんですね。気の難しさも多少あって、抜け出すときにクビだけ出てやめちゃいましたが、勝つ力は十分にあります。外から見ていても非常に成長している馬の1頭だなと思っていましたが、今日初めて乗せていただいても感じました」

    4着 マンダリンヒーロー 御神本訓史騎手
    「重賞のペースもありましたが、もう少し楽に追走したかったですね。ペースに慣れてくれば。距離はこのくらいがいいと思います」

    5着 コパノジャッキー 森泰斗騎手
    「返し馬から活気があって、9歳という年齢を感じさせなかったです」

    6着 エアアルマス 岡村健司騎手
    「理想的なレースはできたと思いますが、早めに来られてしまっても、頑張ってくれたと思います。前ほど砂も嫌がらないとは思いますが、現状ではスムーズな競馬が理想です」

    7着 ブリッグオドーン 本田正重騎手
    「器用ではなく、競馬があまり上手ではないので、このクラスになると自分の競馬ができませんでした」

    8着 ミヤギザオウ 桑村真明騎手
    「前目で競馬はしたいと思っていましたが、結果的には、この馬にとっては前めに行き過ぎてしまいました。次回、今日の競馬が生かせればと思います」

    9着 サルサレイア 達城龍次騎手
    「いつもながらスタートでもたついて気合をつけていったぶん、ハミを取り過ぎて向正面でかかる感じになり、厳しかったです。紅一点でしたが、馬自身は最後までやめずに頑張っていました」

    10着 ランリョウオー 本橋孝太騎手
    「やりたい競馬はできましたが、(59キロの)斤量ですね……」

    11着 シャイニーロック 藤田凌騎手
    「集中力を欠くところがあるので、1400、1600mまでがよりいいと思います」

    12着 レッドソルダード 今野忠成騎手
    「初めて乗せていただいて、感じは悪くありませんでしたが、キックバックを嫌がって集中力を欠いてしまいました。(砂を)かぶったら下がり、自分の競馬ができませんでした」

    競走中止 ショウナンバルディ (右浅指屈腱炎)
  • 回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
    7 令6 サヨノネイチヤ 牡5 西 啓太
    6 5 ランリョウオー 牡5 本橋 孝太
    5 4 ロードゴラッソ 牡7 御神本 訓史
    4 3 フィアットルクス 牡6 本橋 孝太
    3 2 ストライクイーグル 牡7 御神本 訓史
    2 平31 キャプテンキング 牡5 坂井 英光
    1 30 リッカルド セ7 矢野 貴之