重賞レース

第12回 勝島王冠(SII)

  • 2020年12月9日(水)
  • 20:10発走
第12回優勝馬:カジノフォンテン号

レース名称はTCKの所在地(品川区勝島)に由来します。年末の東京大賞典へのステップレースとして2009年に準重賞から重賞となり、さらに2018年からはグレードが「SIII」から「SII」に格上げされました。年末の大一番を目指す南関東の有力馬がひしめく、ハイレベルで注目度の高いレースです。
<優勝馬に東京大賞典の優先出走権を付与>

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    <第12回 勝島王冠(SII)>
    (12月1日現在)

    モジアナフレイバー
    南関東生え抜き希望の星。前走の南部杯は優勝馬から0.3秒差の3着になり、ドバイ帰国後復活した姿を見せ、多くの感動をもたらしました。勝島王冠3連覇がかかります。

    ノンコノユメ
    ダート界のビッグネームが南関東移籍後も存在感を示し続けています。前走のJBCクラシック(10着)は休み明けの初戦だっただけに、一度使っての変わり身に期待。

    カジノフォンテン
    上山と南関東で重賞6勝を挙げた女傑ジーナフォンテンを母に持つことでも有名。自身も京成盃グランドマイラーズで重賞勝ちを収め、今後がますます楽しみな1頭です。

    ゴールドホイヤー
    今年の雲取賞と羽田盃を制し、東京ダービーは5着でしたが、左膝の剥離骨折を発症していることがわかり休養へ。11月20日の大井調教試験を受け合格し、いよいよ復帰。

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    <第12回 勝島王冠(SII)>

    (12月7日現在)

    調教追い切り動画はこちら

    ■モジアナフレイバー
    *大井 福永敏 厩舎(小林) 牡5歳
    *成績 18戦9勝2着0回
    *重賞タイトル
     勝島王冠(SII)(2018・2019)
     大井記念(SI)(2019)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     勝島王冠連覇も初めてでしたが、今年は3連覇をかけて臨む王者モジアナフレイバー。

     前走の10月12日に盛岡競馬場で実施した南部杯は、優勝したアルクトスから0.3秒差の3着。優勝タイムは1600m1分32秒7(やや重)で、ダート1600mの日本レコードを更新したことは大きな衝撃を受けました。

     これまでの日本レコードは、2001年の武蔵野Sをクロフネが出した1分33秒3(良)。モジアナフレイバーも南部杯は1分33秒0で駆けています。

     ドバイから帰国後、完全復活、それ以上と言ってもいいようなパフォーマンスを、堂々と見せてくれました。JBC2020の第3回地方競馬ファン投票でも全国1位になり、人気・実力ともに、この路線の地方競馬トップ、そして生え抜き馬の希望。

     「普段はめちゃくちゃ大人しいですけど、レースで騎手を乗せた瞬間一気にピリッとするメリハリ感や集中力はすごいです。レースというのをわかっているんでしょうね。普段の調教中も、近くで追い切りをしている馬に抜かされた時の一緒に行こうとするパワーはさすがです」と担当の上利厩務員(スギノグローアップも担当)。

     南部杯の疲れをしっかり取って状態を戻してあげるために、JBCクラシックは無理をせず自重し、勝島王冠から東京大賞典というプランが組まれました。

     「みんなで話し合って、モジアナはみっちりやり過ぎなくても動けるタイプということで、テンションを上げ過ぎないことなどを考慮しながら仕上げてきました。動ける心臓にはなっているし、馬体重は増えていても前回が長距離輸送で減った分なので10キロくらいは想定内です。

     他の馬たちより斤量が重くなるのは気になりますが、モジアナ自身は馬格のある馬ですし、斤量58キロは去年と同じです。あとは、ゲートで我慢をして出てくれれば、道中は馬群でも何でもどんな競馬でもできるのが強みです。内容のあるレースで、暮れ(東京大賞典)に向かいたいですね」(福永敏調教師)。

    ■ノンコノユメ
    *大井 荒山勝徳 厩舎(小林) セ8歳
    *成績 37戦9勝2着7回
    *重賞タイトル
     サンタアニタトロフィー(SIII)(2019)
     フェブラリーS(GI)(2018)
     根岸S(GIII)(2018)
     東京中日スポーツ杯武蔵野S(GIII)(2015)
     ジャパンダートダービー(JpnI)(2015)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     中央のダート界で大活躍してきたノンコノユメも今年8歳で、来年は9歳になります。

     帝王賞(5着)後は放牧休養に入り、前走の11月3日に大井競馬場で実施したJBCクラシックは10着。実績実力ともにトップに君臨してきた馬だけに、一度使った変わり身に期待したいところ。勝島王冠から東京大賞典というプランが組まれ、じっくりと仕上げてきたそうです。

     「担当の横山厩務員(過去にララベルも担当)とも話しをしていますが、前より上昇してくるのが緩やかなのか、いい頃に比べると迫力や躍動感がもう少しかなぁという感じはします。それが、年齢で落ち着きが出たというものなのか、状態自体は悪くないので、あとはレースに行ってみてどんな走りをしてくれるかですね。

     ただ、1枠1番に入ったのは嫌です(苦笑)。去年サンタアニタトロフィーを勝った時はもまれる競馬でも良かったですし、前よりも慣れてきているとは言え、基本的には馬群で砂をかぶるような競馬はあまり良くないと思うので、乗り方は笹川騎手に任せます」(荒山勝徳調教師)。

    ■カジノフォンテン
    *船橋 山下貴之 厩舎 牡4歳
    *成績 16戦8勝2着0回
    *重賞タイトル
     京成盃グランドマイラーズ(SIII)(2020)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     上山と南関東でダートグレード競走など重賞6勝を挙げている女傑ジーナフォンテン。その愛息カジノフォンテンが大活躍しているのは皆さんもご存じのこと。

     今年は京成盃グランドマイラーズを勝って念願の重賞ウイナーの仲間入りを果たし、去年の東京ダービー(6着)後に放牧休養へ出てからは、敗れたレースは2戦のみで、大崩れがありません。

     川崎マイラーズは、ダートグレード競走2勝を挙げるサルサディオーネとの先行争いで、ハイペースに巻き込まれながらも踏ん張り5着。マイルグランプリは7着に敗れましたが、内回りコースをあまり上手に走れなかったそうで、それでも優勝したミューチャリーから0.6秒差。それぞれ敗因ははっきりしています。

     今回に向けての意気込みを、山下貴之調教師とフリオーソなども手掛けた波多野厩務員から取材したコメントをまとめました。

     「(再び大井コースを走りますが)跳びの大きい馬だし、結果的には内回りコースは良くなかったですね。大井1600mと1800mは全く違うし、この馬に、今回の外回りは走りやすいと思っています。

     馬自身は4歳になっても、2歳の時とすることは一緒で、相変わらず運動の時に立ち上がったりして幼いので、もっとドシッとしてくれればいいなぁと、これからの馬だと思っています。

     状態は維持できているので、自分の競馬をして、モジアナフレイバーやノンコノユメとどのくらいやってくれるか楽しみです」。

    ■リッカルド
    *船橋 佐藤裕太 厩舎 セ9歳
    *成績 55戦12勝2着11回
    *重賞タイトル
     大井記念(SI)(2018)
     ブリリアントカップ(SIII)(2018)
     フジノウェーブ記念(SIII)(2018)
     報知グランプリカップ(SIII)(2018)
     エルムS(GIII)(2016)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     中央時代には4年前のエルムSを勝ち、南関東に移籍後は重賞4連勝を挙げるなど大活躍してきたリッカルド。それ以降、元気のない成績が続いた時期もありましたが、またまた復調してきた姿は多くの感動を呼んでいます。

     この2戦だけでも、スパーキングサマーカップは優勝したグレンツェントから0.2秒差の2着、埼玉新聞栄冠賞は優勝したタービランスから0.1秒差の2着。

     過去にはアブクマポーロなどを手掛けた担当の楠厩務員も今年68歳になったそうですが、今も3頭の担当馬のお世話をするなど、現役バリバリです。

     「高齢になってもリッカルドは俺と一緒で(笑)、食べて飲んで新陳代謝もいいし、そういう所はポーロにも似ています。調教では一段と元気が良くなってきて、前に戻った感じですね。馬も若いし張りがあります」(楠厩務員)。

     現在9歳で、来年には10歳になるリッカルド自体もすばらしい馬であるのと同時に、さすがの厩舎力。リッカルドは来年も現役続行予定ということです。

     いつも調教にも乗る佐藤裕太調教師は、「最近は調教のダクでも自分でグイグイと進んで、キャンターではハミを取って力強く走ってくれます。肉体的には平行線ですが、気持ちの前向きさはいい頃に戻っているように思います。

     惜しい競馬は続いていますが、運や流れひとつだと感じています。今は切れ味よりも長くいい脚を使えるので、早めに動いてその持ち味を生かしたいです」とのこと。

     今回は出走希望馬が多く、大井以外の3場のA1馬は抽選になりました(1年以内に重賞を勝っている馬は優先)。出走できない馬が多かった中で、出走できた強運も生かしたいところです。

    ■ゴールドホイヤー
    *川崎 岩本洋 厩舎 牡3歳
    *成績 8戦5勝2着0回
    *重賞タイトル
     羽田盃(SI)(2020)
     雲取賞(SIII)(2020)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     今年の羽田盃と雲取賞を完勝したゴールドホイヤー。東京ダービー(5着)も満を持して臨んだものの、レース後、左膝に剥離骨折を発症していることがわかり、そのまま厩舎で休養に入りました。

     9月下旬から乗り込みを開始し、10月上旬には速い時計を出し始め、11月20日の大井競馬場で実施した調教試験に出走し無事合格。この調教試験後、気持ちが入ってガラリと一変したそうです。

     「ゆっくりじっくりやっていこうということで慎重に仕上げてきました。時間はかかりましたが、思っていた以上にいい感じだと思います。前に比べると背も高くなって体も大きくなりましたね。やってみないとわからないですが、ポテンシャル自体は高い馬なので頑張って欲しいです」(ヒカリオーソなども手掛ける小林厩務員)。

     今年の羽田盃馬が、モジアナフレイバーやノンコノユメなどの南関東古馬の一線級に挑みます。骨折の休み明けや初の古馬との対戦など乗り越えなくてはいけないことも多いですが、関わる人たちが常々口にするこの馬の能力の高さ。

     「一般的には3か月半以上は乗り込みたいですが、ホイヤーは正味2か月半なのでそこは気になるので強気にはなれませんが、乗り始めてから痛みも出ずに、ここまで予定通りの調教を積んできて、追い切りも6本消化できました。状態自体は絶好調です。

     東京ダービーの時は折り合いのこともあってフワッと乗り過ぎた感じもありました。今回はそういうことは気にせずに、ゲートも上手になってきているので、ある程度出していって積極的な競馬をした方が、この馬には合っていると思います」(岩本洋調教師)。

    *勝島王冠の情報は、南関魂でもお伝えしていきます!

    第12回 勝島王冠(SII)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)

    ■モジアナフレイバー
    小林12/3稍 1200m-83.8秒 1000m-66.2秒 800m-50.4秒 600m-37.1秒 G前強
    ■ノンコノユメ
    小林12/4稍 1000m-64.8秒 800m-49.6秒 600m-36.4秒 強めに
    ■カジノフォンテン
    船橋12/5稍 1200m-80.1秒 1000m-63.0秒 800m-48.9秒 600m-36.1秒 馬なり
    ■リッカルド
    船橋12/5稍 1200m-81.2秒 1000m-64.1秒 800m-50.6秒 600m-38.5秒 馬なり
    ■ゴールドホイヤー
    川崎12/4稍 1000m-63.7秒 800m-49.5秒 600m-37.4秒 強めに
  • 高橋華代子のレースレポート

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    <第12回 勝島王冠(SII)>

    優勝インタビュー動画はこちら

     年末の大一番・東京大賞典に向けて、非常に重要なレースでもある勝島王冠。モジアナフレイバーが3連覇をかけて臨み、G1馬ノンコノユメも参戦と、この路線の南関東トップにいる面々の出走は大いに盛り上がりました。

     その2頭を一蹴したのが、張田昂騎手騎乗の4番人気カジノフォンテン(船橋・山下貴之厩舎)。成長著しい4歳馬、京成盃グランドマイラーズに続き、2つ目のタイトルを獲得しました。

     一時は持ち前のスピードを生かして逃げる競馬をしてきましたが、最近では3、4番手からの競馬も板についてきました。今回は最初から逃げる作戦を立てていたという張田騎手。久しぶりに押して行ってポジションを取った分、カジノフォンテンはフワフワしていたそうですが、逆にそれが折り合いにもつながったそうです。

     「あれだけ仕掛けて行けば前なら行きたがっていたと思いますが、そういう感じはなかったです。道中はだいぶ楽に進めていけました。左回りの方がより持ち味は発揮できそうですが、大井コースの内回りより外回りの方が窮屈にはならず走りやすかったです」(張田騎手)。

     カジノフォンテンがハナに立っていくと、チャイヤプーンやテルペリオン、骨折明けの羽田盃馬ゴールドホイヤーが続いていき、人気のモジアナフレイバーは中団前から、それを見る形でノンコノユメやリッカルドらが追走。

     「3コーナーへ入った時に舌鼓(ゼッコ)で合図を送っただけでもものすごい手応えだったので、これは行けるんじゃないかなと思いました。

     4コーナーではモジアナフレイバーが外にいるのは見えて、いつものように前を射程圏内に入れているなぁと思ったので、直線を向いた時に、ワンテンポ、ツーテンポ、追い出しを待ったことでタメが利きました。

     カジノはいつもなら直線で止まるイメージもあったのですが、今回は大丈夫でした。人間の方は必死でしたが(苦笑)、本当に成長してくれています」。

     カジノフォンテンは直線で後続との差を広げ、外にはモジアナフレイバーやリッカルド、内からはノンコノユメも猛追。2着のノンコノユメに2馬身差、3着がハナ差でモジアナフレイバー。勝ちタイムは1800m1分52秒1(良)。張田騎手も大きくガッツポーズをして喜びを爆発させていました。

     カジノフォンテンは素質の高さに定評があったものの、若い頃は体質が弱くトモの緩さなどもあり、持ち合わせたエンジンに体がついてこない状態。歯がゆいレースが続いたこともありましたが、大事に育てられ、ついに、この路線のトップにいる馬たちを打ち破る存在にまで成長しました。

     優勝インタビューでは、「関係者の方々とファンの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、カジノと出会えたことに本当に感謝しています」と、涙があふれていた張田騎手。

     「相手が強い中でいいレースができて勝っただけでは泣かないです(苦笑)。

     今年は新型コロナウイルスの影響がある中でも、こうやって普通に仕事をさせてもらえていることがありがたくて、いい皆さんに囲まれて、すごく恵まれた環境にいるなぁと思ったことや、騎手になるまで厩務員生活を7年ほどやって、騎手になってからは減量生活に苦しみました。

     どのレースも乗せて頂けるだけで、いつもすごく感謝しています。これまでのいろんな思いがこみ上げました」(張田騎手)。

     皆さんもご存じのように、カジノフォンテンの母は上山と南関東で重賞6勝を挙げた女傑ジーナフォンテン。張田騎手の父・張田京調教師は、騎手時代に一時代を築いた名騎手で、ジーナフォンテンの主戦の1人でした。

     あれから15年以上が経ち、今度は息子たちがこの砂上で戦い、暮れの大一番・東京大賞典へ!



    <他陣営のコメント>

    2着 ノンコノユメ 笹川翼騎手
    「最内枠は悪くありませんでしたが、流れが合わなかったです。前の馬が進んでいかなかったので、その分スムーズさを欠きました。馬自身も、間が空いた時にスーッと行けなかったので、もう少しピリッと反応してくれていたら、さばきも違ったのかなと思います。

    JBCクラシックの時はあまりにも無反応でしたが、今回の方がすごく良かったですし、もっと良化していきそうです。結果は負けてしまいまいましたが、この馬らしい切れも出ていい内容だったので、次に向けて収穫でした」

    3着 モジアナフレイバー 繁田健一騎手(1番人気)
    「1600mを使っている分、道中は引っ掛かりました。そんなに見えないかもしれませんが、かなり引っ掛った分、3コーナー手前で手応えが怪しくなって、最後は止まってしまったのかなと思います。

    斤量差はそんなに影響はないと思っていますが、南部杯であれだけ速い時計で走ったのと、今回は道中引っ掛かったのと。その辺も踏まえて、次の東京大賞典にどう向かっていくかだと思います。負けてはいけないレースで負けてしまい、本当にすいませんでした」

    4着 リッカルド 矢野貴之騎手
    「惜しい競馬でしたが、馬はよく頑張っていると思います。スタートはうまく出られなくて、思ったよりも後ろからになりましたが、ちょうど繁田さん(モジアナフレイバー)の後ろを行けたので、そういう意味ではうまくさばけたのかなと。4コーナーでは勝つ感じもありましたが……。

    今年9歳で来年10歳になりますが、見た目はかなり白くなったし、返し馬では前より寂しく感じる時もあるのですが、競馬になるとしっかり走ってくれるし、年齢は感じさせませんね。まだ入れ込むような所もあるし、馬は若いです。流れひとつで、またチャンスがある所にまできていると思います」

    5着 マースインディ 和田譲治騎手
    「ペースはめちゃめちゃ遅かったですが、道中スローで脚がたまった分、終いに生かせたのかなという感じはしました。最後はさばくのに苦労しましたが、それでも外に出したら、いい脚で伸びてくれました」

    6着 ゴールドホイヤー 山崎誠士騎手
    「(骨折明けでしたが)積極的な競馬というのは指示通りで、現状の力は出せたというか、次につながるような競馬はできたと思います。ペースはきつくありませんでしたが、最後は息が上がってしまったのは、休み明けの分ですね。乗っている感じでは、一回り大きくなって成長を感じます。今回の走りで古馬ともやっていける手応えはつかめました」

    7着 アンダーザスター 藤本現暉騎手
    「今回は短期放牧明けで格上挑戦でしたが、思った以上に上手に走って頑張ってくれました。いい馬ですし、これから面白い馬だなぁと感じています」

    8着 ロードアルペジオ 本田正重騎手
    「あまり切れませんでした。ペースも遅かったし、もうちょっと流れてくれた方が良かったです」

    9着 ジョーストリクトリ 本橋孝太騎手
    「立ち遅れのような感じになったし、あの枠だったので、きつい展開になりましたが、道中ためられた分、終いの脚は使えました。スムーズならまた違ったと思いますし、力はありますね」

    10着 ノーブルサターン 服部茂史騎手
    「いい感じで進めていけましたが、3~4コーナーで上がっていこうとした時にもたついて、伸びてはいるのですがジリになりました。もっと絞れた方がよりいいように思います」

    11着 クロスケ 町田直希騎手
    「とても乗りやすい馬で、スタートや道中の走り、反応は良かったです。陣営も途上であることは言っていましたが、良くなればもっとやれそうですね」

    12着 ハセノパイロ 桑村真明騎手
    「いざ動き出して周りが速くなった時の反応がもう一つでした」

    13着 チャイヤプーン 森泰斗騎手
    「休み明けの分、最後は止まってしまったのと、昔から気難しい馬で乗り難しい馬です。直線もフラフラするというか、追われるのは基本的に嫌な馬ですが、それでも、前より上手に走れるようにはなっています。馬自体はすごくいい馬で、道中はちょっと引っ掛かるくらいに楽々ついて行けたので、改めて能力の高さを感じました。(休み明けだったので)もっと良くなっていきそうです」

    14着 マイネルクラース 宗形竹見調教師
    「向正面ではいいタイミングで上がっていったなと思いましたが、結果を見ると、あそこでいい脚を使った分、終いは苦しくなった感じです。現状では、腹をくくって、じっくり構えていった方が持ち味は生きたかもしれません。休養が長かった分、前回よりも良化していますがもっと良くなっていきそうです」

    15着 サブノクロヒョウ 西啓太騎手
    「向正面のスタートはピリッとして反応もいいですが、スタンド前のスタートは落ち着きすぎて、逆にスタートが良くありません。いつもより後ろからの競馬になってしまい、本来は前に行くスタイルがこの馬にはいいのですが……」

    16着 テルペリオン 達城龍次騎手
    「(1コーナー付近で不利もあり)逃げて、もっとスムーズな走りをさせたかったです」
  • 回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
    12 令2 カジノフォンテン 牡4 張田 昂
    11 令元 モジアナフレイバー 牡4 繁田 健一
    10 平30 モジアナフレイバー 牡3 繁田 健一
    9 29 ディアドムス 牡5 岡部 誠
    8 28 セイスコーピオン 牡6 森 泰斗
    7 27 ムサシキングオー 牡6 笹川 翼
    6 26 ハブアストロール 牡4 左海 誠二
    5 25 ガンマーバースト 牡6 森 泰斗
    4 24 プーラヴィーダ 牡3 戸崎 圭太
    3 23 スマートインパルス 牡4 A.ムンロ
    2 22 スーパーパワー 牡5 真島 大輔
    1 21 セレン 牡4 石崎 隆之