重賞レース

第67回 羽田盃(SI)

  • 2022年5月12日(木)
  • 20:10発走
第67回優勝馬:ミヤギザオウ号

レース名は、東京での最初の競馬が1927年に羽田で開催されたことに由来します。南関東3歳クラシック戦線の第一関門となる1,800m戦は、スピードだけでなく持久力も重要な要素です。
<上位5頭に東京ダービー、優勝馬にジャパンダートダービーの優先出走権を付与>

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    南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中

    <第67回 羽田盃(SI)>
    (5月6日現在)

    シャルフジン
    北海道時代の重賞ウイナー。南関東移籍後も雲取賞と京浜盃を持ち前のスピードで逃げ切り勝ち。この羽田盃も雲取賞と同じ1800m戦ですが、距離は鍵を握ります。

    フレールフィーユ
    浦和生え抜き馬。前走のクラウンカップは外から先行して直線抜け出し、重賞ウイナーの仲間入り。今回はコース、右回り、距離と初物尽くしをどうクリアするか!

    ナッジ
    北海道ではJBC2歳優駿2着やサンライズカップを勝ち、世代の地方競馬王者になりました。南関東では惜しい競馬も続きますが力のある走りは見せ、いよいよ一冠目!

    カイル
    浦和生え抜き馬で、トーセンガーネットの半弟。前走の京浜盃は、逃げるシャルフジンにタイム差なしの2着まで詰め寄りました。距離が延びる今回、逆転を狙います。

    クライオジェニック
    大井生え抜き馬で、前走のクラシックトライアルは逃げ切り勝ち。まだ4戦とキャリアの浅い馬ですが、好調の安藤洋一騎手とのコンビで未知の魅力にあふれています。

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    <第67回 羽田盃(SI)>

    (5月10日現在)

    調教追い切り動画はこちら

    ■シャルフジン
    *船橋 川島正一 厩舎 牡3歳
    *成績 7戦4勝2着1回
    *重賞タイトル
     京浜盃(SII)(2022)
     雲取賞(SIII)(2022)
     ブリーダーズゴールドジュニアカップ(H1)(2021)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     ドイツ語で叡智(えいち、優れた才能や知性)という名前の由来があるシャルフジン。ホッカイドウ競馬から南関東に移籍し、雲取賞と京浜盃でともに御神本訓史騎手が手綱を取り、逃げ切り勝ちを収めました。特に、今回と同じ1800m戦で実施した2走前の雲取賞は、勝ちタイムが1800m1分51秒7(やや重)と破格のタイムでレースレコードを樹立。

     この馬を担当しているのは、これまで数多くの重賞勝ち馬を育ててきた多田圭治厩務員。「普段は大人しいですが、カーッとする時はすごいので、自分との戦いです。持っている能力は相当あると思います」(多田厩務員)。

     その後はこの羽田盃に向け順調に調教を続けてきたそうで、現在の川島正一厩舎の調教の要の1人でもある、元騎手の宮下康一厩務員(宮下瞳騎手の兄)がつきっきりで調教に乗っているそうです。「加速力のある馬ですね。最初の頃よりも操縦性は良くなってきていると思います」(宮下厩務員)。

     今年は大混戦と言われている牡馬路線。クラシック前哨戦を2勝している主役の1頭が、ここでどんな走りを見せてくれるでしょうか。

     「追い切りも良かったし状態も上向いています。現状は逃げて結果を出しているので、いい枠を引いたのでスタートを決めて先手を取りたいですね。1800m以上の距離は課題ですが、状態の良さを生かしたいです」(川島調教師)。

    ■カイル
    *浦和 小久保智 厩舎 牡3歳
    *成績 11戦2勝2着4回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     2019年の桜花賞と東京プリンセス賞を制したトーセンガーネットの半弟カイル。今回カイルに騎乗するのは、その二冠を制した時にコンビを組んだ左海誠二騎手。姉と弟の乗り味は全く似ていないそうですが、2頭そろってクラシックに駒を進めてくるというのも本当にすごいことです。

     カイルも浦和生え抜き馬で、コンスタントに使いながらも常に安定した成績を残し、左海騎手のお話しでは当初から右回りの走りは良かったそうで、成績を見ても大井コースとの相性は抜群。

     昨年ははやぶさ特別を完勝すると、ハイセイコー記念では3着。前走の京浜盃は本橋孝太騎手が騎乗し、5番手から進出して最後は優勝したシャルフジンにタイム差なしの2着に追い込み、距離が延びるクラシック戦線に向けて夢が広がる結果でした。

     レース後はいつものように牧場調整を挟み厩舎に帰ってきたそうで、担当しているのは小久保智調教師の息子・勝法厩務員です。

     「普段触っていても何かするんじゃないかなっていういい意味での怖さが出てきました。いつも調教に乗ってくれている見越騎手(見越彬央騎手)も最終追い切りを終えていい感触を持ってくれたみたいです。調教でも追い切りでもバテないスタミナのある馬です。

     毎年クラシックはみんなの手伝いでパドックでは引いていましたが、今年は自分の担当馬で出られるのは本当に楽しみです。僕も調教師のような勝負強さが欲しいですね(笑)」(小久保厩務員)。

     今年は小久保厩舎から、羽田盃にはカイルとライアン、東京プリンセス賞にはトーセンキャロルと、このクラシックに3頭が出走。「それぞれ態勢は整っているので頑張って欲しいです」と小久保調教師。

    ■ナッジ
    *大井 佐野謙二 厩舎 牡3歳
    *成績 12戦4勝2着3回
    *重賞タイトル
     サンライズカップ(H1)(2021)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     ホッカイドウ競馬時代にJBC2歳優駿2着やサンライズカップ優勝があり、NARグランプリ2歳最優秀牡馬を受賞した逸材。南関東に移籍し3戦を消化し、今年に入ってからは雲取賞2着、京浜盃3着。最後は脚を使って追い詰めながらももう一歩の成績ですが、力があるところは見せています。

     実績はピカイチも普段はそこまで派手さを見せるタイプではないそうで、福山競馬場の騎手出身の周藤直樹調教師補佐も、「乗り運動をしている時の常歩はいいですし、レース後などの回復力は早いなぁと思いますが、実戦タイプですね」とのこと。

     ちなみに、周藤調教師補佐とナッジの主戦・矢野貴之騎手は騎手時代の同期生で、今でもお互いを高め合う存在とのこと。普段から一緒に勝つ時はとてもうれしいそうで、このコンビで重賞を制した場合は初になります。

     これからのクラシック戦線でナッジがどんな走りを見せてくれるのか、南関東でのビッグタイトル獲得に向けて期待が高まります。

     「雲取賞も京浜盃も同じような内容になってしまったので、今回はもう少し前目で競馬ができるといいですね。雨が降りそうなのでいい馬場ではさせてあげたいですが……。順調に進めてきたので楽しみにしています」(佐野謙二調教師)。

    ■リコーヴィクター
    *大井 荒山勝徳 厩舎(小林) 牡3歳
    *成績 7戦3勝2着1回
    *重賞タイトル
     サッポロクラシックカップ(H2)(2021)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     北海道時代の重賞ウイナーで、JBC2歳優駿3着の実績馬。現在、リコーヴィクターを担当している千吉良拓也厩務員も、「普段から真面目でお利口さんで、オンオフの切り替えがしっかりできる馬です。ものすごい力があって、走る馬だなぁというのを実感できます」とのこと。

     4月18日に大井競馬場で実施したチューリップ特別(1800m)は、引き続き笹川翼騎手とのコンビ。斤量58キロを背負いながら、8番人気のラブラブパイロに惜しくも屈した形でした。斤量はもちろんのこと、休み明けでまだ途上であったことや、両後ろ脚の落鉄もしていたそうで、(それでもこの走りができたことは)陣営としては手応えをかなりつかんだ一戦になったそうです。

     ホッカイドウ競馬時代には、現在の南関東3歳のトップで戦うシャルフジンやナッジらとも差のない走りをしてきました。一度使ったことで、どんな変わり身を見せてくれるでしょうか。

     「前走は度外視ですね。一度使って気持ちも出てきて体の硬さも取れてきました。あくまでも東京ダービーをピークに仕上げていきますが、前走よりも状態は上向いているので、ここでどんな走りをしてくれるか。東京ダービーの優先出走権は欲しいです」(荒山勝徳調教師)。

    ■フレールフィーユ
    *浦和 野口寛仁 厩舎 牡3歳
    *成績 8戦3勝2着2回
    *重賞タイトル
     クラウンカップ(SIII)(2022)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     浦和生え抜き馬で、コツコツと走り続けながら、2走前のクラウンカップトライアルを完勝し、前走のクラウンカップは和田譲治騎手とコンビを組み、3,4番手外目から最後はねじ伏せる形で差し切って念願の初タイトルを獲得しました。

     普段のフレールフィーユについて担当の仲泉諒大厩務員は、「調教では気持ちが入りますが、終わるとのほほんとして猫みたいです。オンオフの切り替えがしっかりできるところが、レースでもいい方に向いていると思います。能力試験前から担当させて頂いている馬で重賞を勝ってクラシックに出走できることは感動です」とのこと。

     レース後は牧場での調整を挟み、2週間ほど前に帰厩し、予定通りの調教を進めてきたそうです。今回は重賞ウイナーになっての参戦で、雲取賞&京浜盃組との力比べは興味深いです。

     「前回は馬体重的にも余裕があったので、今回は470キロくらいで出走できればいいかなと思っています。右回りも距離もやってみないとわからないところはありますが、普段の調教でも右回りは走れているし、スムーズな競馬はさせたいですね。上積みはあるし、ここまできたら自分の馬が一番強いと信じて送り出します」(野口寛仁調教師)。

    ■クライオジェニック
    *大井 藤田輝信 厩舎 牡3歳
    *成績 4戦3勝2着0回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     クライオジェニックは大井生え抜き馬で、まだ4戦と浅いキャリアですが未知の魅力はたっぷりです。「オンオフがはっきりしていて、馬はどんどん強くなってパワーアップしてくれています」と木庭隆太厩務員。

     当初は調教で気の難しさがあり、安藤洋一騎手がつきっきりで矯正。持ち前のスピードを生かして新馬戦と2戦目を完勝し、続く重賞初挑戦だった雲取賞は、ホッカイドウ競馬出身のキャリア豊富な馬たちに食らいつく走りで5着。

     前走のクラシックトライアルを優勝し、羽田盃と東京ダービーの優先出走権を獲得しました。レース後は牧場調整を挟んだことで、ピリピリしていた精神面もいい意味でリラックスできているそうです。

     安藤騎手は昨年から勝ち星が飛躍的に伸びていますが、デビューから13年が経ち、軌道に乗ってきたと言えるでしょう。

     「運がいいです。僕の代わりはいっぱいいると思って、常に危機感は持っています。前から出世欲はありましたが、イマイチどうしたらいいのかわかりませんでした。きっかけは所属の藤田先生です。僕のことをすごく考えて乗せてくださるので、藤田先生をはじめ乗せてくださる人たちの気持ちに応えたいというのが一番です」(安藤騎手)。

     そんな師弟コンビが、デビュー前から育ててきたクライオジェニックで、この一冠目に参戦してきます!!!

     「今年はみんなにチャンスがあると思っています。雲取賞できつい競馬をしたことで、負荷がかかって馬に体力がつきました。それがクラシックトライアル(優勝)につながりましたね。クラシックレースに出走できるのはとても楽しみですが、人間は気負わないように、一発狙って、悔いのないレースをしたいです」(安藤騎手)。

     「前走も行くつもりはなかったですが、結果的には逃げました。これまでも調教などで砂をかぶっても対応はしていて、今回も(逃げに)こだわっていません。洋一も、成績が挙がってきた時に(クラシック騎乗は)いいタイミングですね。相手関係を考えればあくまでもチャレンジャーですが、ワクワクしています」(藤田輝信調教師)。

    *羽田盃の情報は、南関魂でもお伝えしていきます!

    第67回 羽田盃(SI)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)

    ■シャルフジン
    船橋5/8右稍 1000m-64.1秒 800m-49.1秒 600m-37.2秒 馬なり
    ■カイル
    浦和5/6本馬場良 1000m-70.6秒 800m-52.9秒 600m-38.6秒 G前追
    ■ナッジ
    大井5/7良 1000m-62.5秒 800m-50.1秒 600m-37.3秒 強めに
    ■リコーヴィクター
    小林5/7良 1000m-64.0秒 800m-48.6秒 600m-36.4秒 強めに
    ■フレールフィーユ
    浦和5/7本馬場良 1000m-67.4秒 800m-51.9秒 600m-38.1秒 馬なり
    ■クライオジェニック
    大井5/8良 1000m-65.4秒 800m-51.4秒 600m-37.3秒 馬なり
  • 高橋華代子のレースレポート

    南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中

    <第67回 羽田盃(SI)>

    優勝インタビュー動画はこちら

     前夜の南関東牝馬二冠目・東京プリンセス賞に続き、南関東一冠目の羽田盃が行われました。1着から5着までに東京ダービーの優先出走権が与えられる一戦。ダービーに出走するのは名誉なことだからこそ、その舞台に上がるのは大変なだけに、羽田盃はどの馬が勝つかはもちろん、どの馬がダービー出走の権利をつかむのかというのも非常に楽しみです。

     今年の羽田盃は15頭が集まり、単勝オッズ10倍以下の3頭は、いずれもホッカイドウ競馬時代の重賞ウイナー。南関東へ移籍後に雲取賞と京浜盃で逃げ切り勝ちを収めているシャルフジンが1番人気の2.3倍で、昨年のチャンピオンホース・ナッジが3.1倍、ダートグレード競走でも好走しているリコーヴィクターが6.8倍。

     前哨戦の京浜盃が終わった時点から、この後の羽田盃と東京ダービーは混戦ムードであることは多くの関係者が口にしていましたが、この羽田盃も3連単301万9350円という決着でした。

     優勝したのは真島大輔騎手が初めて手綱を取った9番人気ミヤギザオウ(大井・森下淳平厩舎)。人気薄でしたが、セリの時点で、「東京ダービーを目指したいと思った馬」と森下調教師をはじめ関係者からも高い素質を感じさせていたそうです。しかし、成長がゆっくりのために本格化するのはまだまだ先と見ていた厩舎サイド。

     この羽田盃は、東京ダービーに出走する権利をつかみたいと思っていたそうですが、ダービーの権利はもちろん、早くも大きな勲章まで手にすることになりました。

     レースはシャルフジンが一気にハナを切っていき、すかさず2番手にクライオジェニックも続いていくと、馬群は大きく縦長の展開。前半600m通過35秒3、800m通過47秒4、1000m通過59秒5というハイラップ。ミヤギザオウはシャルフジンをはるか前に見ながら後方3番手を追走。

     「2コーナー付近で前と離れすぎた感覚があって、離れすぎてしまうと馬がやめることもあるので、少し合図を出して気合をつけていきました。普段は2コーナー上がりでそういうことはしないので、そのくらいペースは速かったです。逆に、3~4コーナーではバテてくる馬もいるのでそこでは遅く感じて、脚はたまりました」(真島騎手)。

     先頭にいたシャルフジンが3コーナー付近からは単騎になり、そのまま快調に飛ばして後続を引き離していきました。最後の直線を迎えたところで、シャルフジンの後ろにいる集団が固まり、その一角に食らいついていったミヤギザオウは内をつきました。

     「前との距離感やこの馬の性質もあるので内しか考えていませんでしたが、みんな外にうまく流れてくれました。御神本さん(シャルフジン)が(離れすぎていたので)見えることはないだろうと思っていましたが、直線に入って御神本さんが見えてきたので、これはもしかしてと思いました」。

     シャルフジンがそのまま逃げ切るかと思ったところで、内からミヤギザオウが一気の伸び脚を見せライバルたちを抜き去り、メンバー最速38秒8の脚を繰り出し先頭でゴールしました。勝ちタイムは1800m1分52秒4(やや重)。

     クビ差の2着が平和賞馬ライアンで、道中12番手から追走し、最後は大外から猛追しました。気分屋で本気を出して走らないところがあるそうで、近走の成績から13番人気と評価を落としていましたが、この羽田盃で改めて力のあるところを証明した形。1馬身差の3着は逃げ粘ったシャルフジンで、負けて強しの力走でした。

     「まだ体がついていかないところもあるので、その部分で完成されていないのでこれからの馬だなぁという印象ですが、雰囲気はいい馬ですし、今日はミヤギザオウが持っている運とかそういうものが全部ハマって勝った感じはします。東京ダービーもチャレンジャーの立場で臨みたいです。

     でも、今日はミヤギザオウだからこそできたレースです。めちゃめちゃ乗りやすい馬なので、折り合いもつくし反応もするし、馬込みでひるんだり瞬発力勝負に対応できない馬なら、絶対にできない競馬内容でした」。

     東京ダービーの優先出走権を獲得した馬は、

     1着 ミヤギザオウ、2着 ライアン、3着 シャルフジン、4着 イルヴェント、5着リコーヴィクターでした。



    <他陣営のコメント>

    2着 ライアン 今野忠成騎手
    「進みがイマイチなので……そのぶん最後は切れるんでしょうけどね。今日はこの馬のいいところは出たと思います。前回のようなフラフラするようなところはなかったです。距離は長い方がいいですし、次に向けて頑張ります!」

    3着 シャルフジン 御神本訓史騎手
    「馬場の傾向を考えればスタートも決まってすんなり行けたので、押し切れるだけの能力があると思って乗りましたが……。勝った馬と2着馬は後ろから来た馬だし、それでも粘っているから力はあります」

    4着 イルヴェント 岡村健司騎手
    「2コーナーで(他馬に)外から接触されてトモを落としたので、それがなければもっとやれたと思います。相手なりに堅実に走れるのが強みです」

    5着 リコーヴィクター 笹川翼騎手
    「思い描いていた競馬はできました。いろいろ改善点はありますが、心臓の強さがすごいです。まず東京ダービーの権利を取れたのは良かったです。力はあるし、まだまだこれからの馬ですがチャンスはあります!」

    6着 カイル 左海誠二騎手
    「1,2コーナーで(接触があり)リズムが悪くなりました。それもあって、直線は伸び切れなかったのかなと。状態は良さそうだったのでもったいなかったです。距離は延びていいと思います」

    7着 ナッジ 矢野貴之騎手
    「位置取りはあんなものかなと思いますが、外々を回らされたのがきつかったです。課題もみつかったので、ダービーは自分がどれだけドシッと構えられるか、乗り方次第で何とか巻き返したいです。距離が延びるのは大歓迎です」

    8着 リヴィフェイス 森泰斗騎手
    「(初物尽くしでしたが)予想以上に頑張ったと思うし、今まで負けた馬たちには先着しているので、上積みを感じさせました。外を回る展開になったので、もっとロスなく立ち回れれば。距離は少し長いかもしれませんね」

    9着 フウト 張田昂騎手
    「初めて乗せて頂きましたがいい馬ですね。初コースでもどっしり構えていました。位置取りはイメージ通りでしたが、距離はもう少し短い方が力を発揮できそうですね。今日はペースが流れていたので折り合えていましたが、行きたがるところはある馬です。まだ良くなっていきそうですよ」

    10着 コブラ 山崎誠士騎手
    「ペースも速くて最初はついていけない感じでしたが、終いはかなり伸びてくれました。この馬にとっては頑張ったと思いますよ。距離はもっと短くて切れを生かすタイプですね」

    11着 ミゲル 西啓太騎手
    「距離はもっと短い方がいいかなぁという感じはありますが、前半ハミを取り過ぎてちぐはぐな競馬になったのが申し訳なかったです。馬は一度使って良くなっていたので、巻き返したいです」

    12着 ファルコンソード 町田直希騎手
    「馬場見せでは問題なかったですが、今日は外にもたれて右回りは良くなかったです。返し馬から張ってしまって競馬になりませんでした。もっと走れる馬です」

    13着 プライルード 本田正重騎手
    「3~4コーナーの反応はとても良くて一瞬は伸びましたがすぐに止まってしまいました。距離はもっと短い方がいいですね。能力は高い馬です」

    14着 フレールフィーユ 和田譲治騎手
    「大井コースも真っすぐに走れていたし、初物尽くしでしたが雰囲気は良かったです。1コーナーで接触した時にトモが流れてしまって、そこでリズムを崩しました」

    15着 クライオジェニック 安藤洋一騎手
    「勝つなら一番強い馬を負かしにいくしかないですし、クラシックは馬にとって一生に一度なので思い切って乗ろうと。無理に下げてもと思ったので、ペースは速かったですが自分の競馬をさせようと思いました」
  • 回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
    67 令4 ミヤギザオウ 牡3 真島 大輔
    66 3 トランセンデンス 牡3 森 泰斗
    65 2 ゴールドホイヤー 牡3 山崎 誠士
    64 平31 ミューチャリー 牡3 御神本 訓史
    63 30 ヤマノファイト 牡3 本橋 孝太
    62 29 キャプテンキング 牡3 矢野 貴之
    61 28 タービランス 牡3 森 泰斗
    60 27 ストゥディウム 牡3 石崎 駿
    59 26 ハッピースプリント 牡3 吉原 寛人
    58 25 アウトジェネラル 牡3 御神本 訓史
    57 24 アートサハラ 牡3 今野 忠成
    56 23 クラーベセクレタ 牝3 戸崎 圭太
    55 22 シーズザゴールド 牡3 内田 博幸
    54 21 ナイキハイグレード 牡3 戸崎 圭太
    53 20 ニックバニヤン 牡3 的場 文男
    52 19 トップサバトン 牡3 石崎 駿
    51 18 サンキューウィン セン3 左海 誠二
    50 17 シーチャリオット 牡3 内田 博幸
    49 16 トキノコジロー 牡3 山田 信大
    48 15 ナイキアディライト 牡3 石崎 隆之
    47 14 プリンシパルリバー 牡3 石崎 隆之
    46 13 トーシンブリザード 牡3 石崎 隆之
    45 12 イエローパワー 牡3 石崎 隆之
    44 11 オリオンザサンクス 牡3 早田 秀治
    43 10 ゴールドヘッド 牡3 的場 文男
    42 9 キャニオンロマン 牡3 吉井 竜一
    41 8 ナイキジャガー 牡3 的場 文男
    40 7 ヒカリルーファス 牡3 佐々木 竹見
    39 6 スペクタクル 牡3 張田 京
    38 5 ブルーファミリー 牡3 的場 文男
    37 4 カシワズプリンセス 牝3 高橋 三郎
    36 3 アーバントツプ 牡3 田部 和廣
    35 2 アウトランセイコー 牡3 高橋 三郎
    34 平元 ロジータ 牝3 野崎 武司
    33 昭63 リユウコウキング 牡3 佐藤 隆
    32 62 シナノデービス 牡3 的場 文男
    31 61 ハナキオー 牡3 堀 千亜樹
    30 60 マルゼンアデイアル 牡3 的場 文男
    29 59 キングハイセイコー 牡3 高橋 三郎
    28 58 サンオーイ 牡3 赤間 清松
    27 57 ホスピタリテイ 牡3 西川 栄二
    26 56 コーナンルビー 牝3 堀 千亜樹
    25 55 タカフジミノル 牡3 赤間 清松
    24 54 ソウルシヤトー 牡3 赤間 清松
    23 53 ハツシバオー 牡3 宮浦 正行
    22 52 タケノオーカン 牡3 佐々木 竹見
    21 51 ダイハードコトブキ 牡3 桑島 孝春
    20 50 ゴールデンリボー 牡3 赤間 清松
    19 49 ミツルコトブキ 牡3 渥美 忠男
    18 48 ヨウコウザン 牡3 岡部 正道
    17 47 トキワタイヨウ 牡3 赤間 清松
    16 46 フジプリンス 牡3 溝辺 正
    15 45 ダイニヘルスオー 牡3 出藤 篤
    14 44 ヤマノタイヨウ 牡3 田畑 勝男
    13 43 チヤイナーキヤツプ 牡3 赤間 清松
    12 42 ヒカルタカイ 牡3 竹山 隆
    11 41 イチシデン 牡3 赤間 清松
    10 40 マサホウ 牡3 宮下 紀英
    9 39 コトブキノニ 牡3 溝辺 正
    8 38 コクユウ 牡3 宮下 哲朗
    7 37 ボールドプライド 牡3 荒山 徳一
    6 36 ヤグチホープ 牡3 矢熊 壽
    5 35 ダイサンコトブキ 牡3 矢熊 壽
    4 34 ハルセキト 牝3 武智 一夫
    3 33 ダイニコトブキ 牡3 須田 茂
    2 32 ハツユキ 牡3 永井 繁
    1 31 オートネ 牡3 栗田 武