重賞レース

第51回 ハイセイコー記念(SII)

  • 2018年11月14日(水)
  • 20:10発走
第51回優勝馬:ラプラス号

ハイセイコーが1972年の青雲賞で記録した1分39秒2の優勝タイムは、40年以上の歳月を経た現在も破られていません。TCKが生んだ国民的スターホースの偉業をたたえ、2001年に現在のレース名に改称。デビューして間もない若駒たちが集い、翌年のクラシック制覇を夢見て若さ溢れる走りを披露します。
<優勝馬に全日本2歳優駿の優先出走権を付与>

  • 注目馬情報
  • 重賞直前情報
  • レースレポート
  • 歴代優勝馬
  • 高橋華代子の注目馬情報

    南関東競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中

    <第51回 ハイセイコー記念(SII)>

    シビックヴァーゴ
    ここまで4戦1勝2着2回。前走の準重賞ゴールドジュニアー(1400m)は、ビチャビチャの不良馬場の中、笹川翼騎手を背に2番手を追走。3~4コーナーで先頭に立つと、直線では後続を突き放していく圧勝でした。曾祖母はスカーレットブーケ。

    ラプラス
    矢野貴之騎手とのコンビ。新馬戦も2戦目もスタートが今一つながらも末脚を発揮し2連勝。前走の準重賞ゴールドジュニアーもスタートで遅れ、さらにはダッシュがつかずに、ポツンと1頭離されての競馬でしたが、直線で豪快に伸びて2着でした。

    トーセンボルガ
    6月から月1ペースで使い、5戦し4勝2着1回というキャリア。先行力を武器に安定した走りが続いています。大井は初コース。父のトーセンモナークも、浦和の小久保智厩舎からデビューし、2戦2勝という成績で中央へ移籍。厩舎ゆかりの血統です。

    グラビテーション
    ベルシャザールの初年度産駒。ここまで3戦し、新馬戦圧勝、3着2回。前走は鎌倉記念に出走し、今野忠成騎手の手綱で、中団から脚を伸ばして3着に入りました。大井は初コース。川崎の新進気鋭・山崎裕也調教師の重賞初制覇達成なるでしょうか?!

  • 高橋華代子の重賞直前情報

    南関東競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中

    <第51回 ハイセイコー記念(SII)>

    (11月12日現在)

    調教インタビュー動画・調教追い切り動画はこちら

    ■シビックヴァーゴ
    *大井 米田英世 厩舎 牡2歳
    *成績 4戦1勝2着2回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     デビュー戦からゲートの出が悪く勝ちきれないレースが続きましたが、前走の準重賞ゴールドジュニアーは、ゲートもバチッと決めて、待望の初勝利を飾りました。ビチャビチャの不良馬場の中、笹川翼騎手を背に、道中は2番手から早め先頭に立ち、そのまま後続を突き放していく内容。ハイセイコー記念の優先出走権を手にしました。

     「これまではゲートも出ないし競馬も知らない感じで子供でした。最近グッとよくなってきて、やっと競走馬としてスタート地点に立てたかなって思います。非力ですが運動神経がいいというか、センスがいいです。能力の高い馬で、僕がこれまで味わったことがないような未知の部分を感じます」(笹川騎手)。

     前走の勝ちっぷりからも、今回は有力候補の1頭になるでしょう。

     スタートさえ出ればこのくらい走ってくれる馬です。1600mの内回りは初めて走らせますが、緩さのある馬だけに、1周競馬でどのくらい消耗するかはやってみないとわからないですが頑張って欲しいです。この中間も自厩舎でしっかり調整ができて、状態は前走以上です。少しずつ芯がしっかりしていますし、期待の大きい馬です」(米田英世調教師)。

    ■ラプラス
    *大井 藤田輝信 厩舎 牡2歳
    *成績 3戦2勝2着1回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     矢野貴之騎手とのコンビで、ここまで3戦2勝2着1回。デビュー戦と2戦目は、ゲートで遅れながらも能力の違いで優勝。

     前走の準重賞ゴールドジュニアーもゲートは遅れました。さらには、道中進んでいかずに、最後方からポツンと1頭離されての追走。最後の直線ではビチャビチャの不良馬場の中でも豪快に伸びてきて、2着に突っ込んできました。ハイセイコー記念への優先出走権を獲得。

     「ゲートの中も道中もやる気がない感じです。馬がいれば燃えて追っかけていきますが、抜け出すとソラを使うという、基本的にまだ子供すぎるんですよね。その割に、最後はあそこまで伸びてきてくれました。追い切りでは古馬みたいな動きをするし、持っているものはすばらしいと思います」(矢野騎手)。

     この中間は福島県のノーザンファーム天栄で、1か月ほど放牧休養に出て、その後は自厩舎でトレーニングを積んできたそうです。

     「今回はゲート練習を2回やりましたが出遅れることもなくて、本番では尾っぽも取る予定です。ポテンシャルはかなり高い馬だと思うので、あとはゲートからちゃんと出て、馬群についていってくれれば……。この馬のまともな走りを見てみたいです」(藤田輝信調教師)。

    ■グラビテーション
    *川崎 山崎裕也 厩舎 牡2歳
    *成績 3戦1勝2着0回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     川崎競馬場のスパーキングデビュー新馬を圧勝。前走の鎌倉記念は後方から徐々に進出していき3着でした。優勝したミューチャリーは強すぎましたが、のちに平和賞を勝つフリオーソ産駒のヒカリオーソには先着。「最後は必ず脚を使ってくれますがが、道中はもっと真剣さが出てくれば、さらに結果は出ると思います」(今野騎手)。

     当初からこのハイセイコー記念を視野に入れて調教は積んできました。大井競馬場は初コースなので、最終追い切りは大井に輸送し馬場見せを兼ねて行ったそうです。

     「いつもは大人しい馬が気負っているようで、初めての右回りコースもわかっていない感じだったので、大井競馬場に一度連れてきて見せておいてよかったです。キャリアを積んでいきながら、日を重ねるごとによくなっています。混戦ムードだと思うので頑張って欲しいですね」(山崎裕也調教師)。

     新進気鋭の山崎調教師。人馬ともに重賞初制覇を飾ることはできるでしょうか?!

    ■トーセンボルガ
    *浦和 小久保智 厩舎 牡2歳
    *成績 5戦4勝2着1回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     ここまでは5戦4勝2着1回という好成績を残し、ついに重賞の舞台へ!

     前走は森泰斗騎手と初コンビで、好位から早め先頭に立って押し切る内容で優勝しました。「先行力もとセンスのある馬です。完成度も高くて、さすがは小久保厩舎だなっていう感じです。まだ手探りですし、2歳っ仔のレースなので何とも言えないところはありますが、今回のメンバーとどんな走りをしてくれるかですね」(森騎手)。

     レース後は体の硬さもなく、ここまで順調に進めてきたそうです。追い切りもしっかり動いていて、反応もよくなっているそう。

     「初めての大井ですが、右回りは攻め馬でも変わらないので気にしなくてもいいと思っています。初めての川崎遠征の時もいきなり力を出してくれて、初物は苦にしないタイプでしょう。うちにいたトーセンモナークの仔で思い入れも強いので、モナークの仔でぜひ重賞を勝ちたいです」(小久保智調教師)。

    *ハイセイコー記念の情報は、南関魂でもお伝えしていきます!

    第51回 ハイセイコー記念(SII)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)

    ■シビックヴァーゴ
    大井11/10不良 1000m-64.5秒 800m-51.2秒 600m-38.0秒 強めに
    ■ラプラス
    大井11/10不良 1000m-66.5秒 800m-52.1秒 600m-37.9秒 馬なり
    ■グラビテーション
    大井11/8良 1000m-71.4秒 800m-56.4秒 600m-40.6秒 馬なり
    ■トーセンボルガ
    浦和11/9稍 800m-52.6秒 600m-39.4秒 強めに
  • 高橋華代子のレースレポート

    南関東競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中

    <第51回 ハイセイコー記念(SII)>

    優勝インタビュー動画はこちら

     51回目を迎えたハイセイコー記念は、かつて青雲賞という名でハイセイコーが制したレースです。昨年は、のちの東京ダービー馬ハセノパイロが優勝。

     今年もこれからの南関東を担っていく13頭が集結しました。1番人気は5戦4勝2着1回という成績のトーセンボルガが3.0倍でしたが、10倍以下のオッズに6頭がひしめき合う大混戦。2歳馬たちのレースは何が起きるかわからない……。

     結果的には、矢野貴之騎手がコンビを組んだ2番人気ラプラス(大井・藤田輝信厩舎)が、過去3戦とも出遅れてきたゲートをしっかり決め、鮮やかな勝利を飾りました。

     今回も課題は何よりゲートでしたが、練習もしっかり行い、スタートで尾っぽを持ち、この中間からクロス鼻革を装着。

     「ゲートの中の様子はいつもと変わらずに気が抜けている感じでしたが、今日は(スタートが)決まりました。道中はこれまであんな位置で競馬をしたことがないので、『俺、こんなところにいるわ』って、馬もびっくりしていた感じです(苦笑)。基本的に道中はフワフワ走っています」(矢野騎手)。

     先頭にハナズボンダイが立つと、2番手にはトーセンボルガ、3番手にネオブリランテ。その後ろに、シビックヴァーゴやフォルベルス、ラプラス。中団にはグラビテーションがつけていきました。

     先頭から後方まで馬群は固まっていましたが、3~4コーナーから一気に前4頭が後続を離しにかかりました。逃げるハナズボンダイに、トーセンボルガ、内からシビックヴァーゴ、外からはラプラス。最後の直線ではこの4頭が横並びになると、外からラプラスが力強く抜け出し、内からはシビックヴァーゴが必死に食い下がり、一騎打ち。

     「道中はこの位置をキープできていれば、直線で全部交わせるなという手応えでしたね。最後に4頭横並びになった時も、よほど後ろから切れる馬がこなければ大丈夫だろうなとは思っていました」。

     最後はラプラスがシビックヴァーゴに1馬身差をつける勝利。勝ちタイムは1600m1分43秒8(やや重)。2着がシビックヴァーゴ、3着はゴール前で突っ込んできたグラビテーションでした。

     ラプラスは父がカジノドライヴ、母がジュピターズジャズ、母父はサンデーサイレンスという血統の2歳牡馬。デビュー当初から東京ダービーを見据えるほどに期待の大きい馬だったそうです。スタート難がありながらもここまで連を外さない安定した走り。

     前走の準重賞ゴールドジュニアーは2着に敗れたとは言え、ゲートで遅れ、道中も進んでいかずにポツンと最後方から進めていきましたが、最後の直線で豪快に伸びました。まだ子供っぽさがあるのは否めませんが、スケールの大きさを感じさせる内容でした。

     今回はスタートが初めて決まりましたが、「気性の成長はあるでしょうし、クロス鼻革も効いたように思います。前は追い切りで物見をしたり、行き出す前にフワッとしたり、止まろうとするところもありましたが、そういう部分がなくなりました。行儀がよくなった感じはしますよ」と矢野騎手は振り返っていました。ゲートは引き続き鍵にはなっていくようですが、距離延長も好材料とのこと。

     この後はリフレッシュ放牧に出て、ローテーションなどは考えていくそうです。偉大な先輩たちに続くような馬に育っていって欲しいですね!



    <他陣営のコメント>

    2着 シビックヴァーゴ 笹川翼騎手
    「ゲートは出なかったですし、最初は窮屈な感じにもなって、その辺りは悔いが残ります。最後はいい脚できたのですが、向こうもきていたので交わせませんでした。マイルは初めてでしたが距離は問題なかったので、ゲートですね。走り自体は悪くなかったですし、またチャンスはあります」

    3着 グラビテーション 今野忠成騎手
    「思ったくらいの位置を取れて、砂をかぶっても感じよくいけました。直線は伸びてはきているのですが、切れる脚がないので。右回りは問題なかったです。使うたびによくなっているのでこれから楽しみです」

    4着 トーセンボルガ 森泰斗騎手
    「走りはすごくよかったし、流れも完璧と言ってもいいくらいで、道中は勝てる手応えだったんですが……。悔いの残る競馬でした」

    *トーセンボルガはレース中に鼻出血を発症したため、12月14日まで30日間出走を制限。

    5着 ハナズボンダイ 達城龍次騎手
    「ハナに行くために仕掛けた分、元々行きたがる馬ですがちょっと掛かってしまいました。最後の直線を向く手前で、手応えが怪しくなりました」

    6着 トーセンスプモーニ 左海誠二騎手
    「今日は外を回らされたのが痛かったです。競馬センスはあるし、距離が長くなってもよさそうなので、これから楽しみな馬ですよ」

    7着 マムティキング 柏木健宏騎手
    「初めてのマイル戦と、1コーナーで不利があったのでやめちゃった感じです。いい馬ですし、力はあります。将来的に期待はしていて、これから走ってくると思っています」

    8着 ダルヴァザ 真島大輔騎手
    「まだ1戦のキャリアでわかっていない感じです。経験不足ですね」

    9着 チューダ 御神本訓史騎手
    「ゲートで躓いてしまいましたが、道中はいい感じで進めることができました」

    10着 トーセンイマジン 坂井英光騎手
    「+31キロで余裕がある感じだったので、今日はそれが全てですね。走りの感じは悪くなかったです」

    11着 フォルベルス 早田功駿騎手
    「位置取りはよかったのでもう少し上の着順は欲しかったですが、まだ成長中の体で緩いところがありました。3歳になって、よい方に成長したら化けてくれると思って、最初から乗せて頂いています。まだまだこれからの馬です!」

    12着 ホクトローリー 松﨑正泰騎手
    「まだ子供っぽくて、ゲートで立ち上がって道中もフラフラと走っていました。強い相手と走ったことでプラスになってくれれば」

    13着 ネオブリランテ 的場文男騎手
    「まだ経験不足です。だんだん走ってくると思いますよ」
  • 回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
    51 平30 ラプラス 牡2 矢野 貴之
    50 29 ハセノパイロ 牡2 本田 正重
    49 28 ミサイルマン 牡2 笹川 翼
    48 27 トロヴァオ 牡2 本田 正重
    47 26 ストゥディウム 牡2 石崎 駿
    46 25 ブラックヘブン 牡2 有年 淳
    45 24 ソルテ 牡2 金子 正彦
    44 23 ドラゴンシップ 牝2 御神本 訓史
    43 22 セルサス 牡2 石崎 駿
    42 21 ショウリュウ 牡2 的場 文男
    41 20 ナイキハイグレード 牡2 戸崎 圭太
    40 19 ヴァイタルシーズ 牡2 酒井  忍
    39 18 ロイヤルボス 牡2 内田 博幸
    38 17 アタゴハヤブサ 牡2 的場 文男
    37 16 トウケイファイヤー 牡2 有年  淳
    36 15 シルクビート 牡2 的場 文男
    35 14 スオウライデン 牡2 森下  博
    34 13 スオウリージェント 牡2 森下  博
    33 12 レオボストン 牡2 鷹見  浩
    32 11 イチコウキャプテン 牡2 藤村 和生
    31 10 ハイフレンドアトム 牡2 的場 文男
    30 9 ゴールドヘッド 牡2 的場 文男
    29 8 セイントサブリナ 牝2 張田  京
    28 7 バクシンマーチ 牡2 張田  京
    27 6 ジョージタイセイ 牡2 藤村 和生
    26 5 サブノトウショウ 牡2 秋吉 和美
    25 4 ブルーファミリー 牡2 的場 文男
    24 3 ナイキゴージャス 牡2 的場 文男
    23 2 フジノリニアー 牝2 野崎 武司
    22 平元 マスコツトキング 牡2 佐々木竹見
    21 昭和63 リバテイリツチ 牡2 鈴木 啓之
    20 62 ナスノダンデー 牡2 宮浦 正行
    19 61 ダイゴクランド 牡2 本間 光雄
    18 60 タカシマリーガル 牡2 宮浦 正行
    17 59 テイオーカン 牡2 的場 文男
    16 58 ブリージーラツド 牡2 松本  勉
    15 57 チユウオーリーガル 牡2 佐々木洋一
    14 56 ホスピタリテイ 牡2 西川 栄二
    13 55 ステイード 牡2 高橋 三郎
    12 54 タガワテツオー 牡2 スチーブ・コーゼン
    11 53 マイリマンド 牡2 高橋 三郎
    10 52 リマンドタイコウ 牝2 高橋 三郎
    9 51 サンコーモンド 牡2 赤間 清松
    8 50 リツリンサカエ 牡2 宮浦 正行
    7 49 シタヤロープ 牡2 佐々木竹見
    6 48 オロマツホース 牝2 桑島 孝春
    5 47 ハイセイコー 牡2 高橋 三郎
    4 46 パールナデイア 牡2 松浦  備
    3 45 フジプリンス 牡2 赤間 清松
    2 44 タマプチー 牡2 赤間 清松
    1 43 カミヤス 牡2 溝辺  正