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第20回 TCK女王盃(JpnIII)

2017年01月25日(水) 16:15発走

コースイメージ図

ゴールの200m手前からスタート。4つのコーナーを通過し、ゴールまでの直線が長い外回りコース。白熱のゴール前を演出する花形コースです

第20回優勝馬:ワンミリオンス号

年明け最初の重賞となる、牝馬限定のダートグレード競走です。全国から集まった女傑が真冬のダート女王の座を目指します。このところはJRA所属馬の攻勢が続いており地方所属馬の奮起にも期待が寄せられます。<上位2頭(地方所属馬に限る)にエンプレス杯の優先出走権を付与>

高橋華代子の
注目馬情報

たかはしかよこ
南関東競馬リポーター
ブログ南関魂などを更新中

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<第20回 TCK女王盃(JpnIII)>

ホワイトフーガ
父はクロフネ、母が船橋生え抜きのマリーンウィナーという南関東にゆかり深い血統です。JBCレディスクラシックを連覇するなど、ここまでのダートグレードレースは5勝。昨年のTCK女王盃も完勝し、砂の女王の強さに注目が集まります。最有力。

トロワボヌール
ダートグレードレース常連馬のトロワボヌールも今年7歳。前走のクイーン賞は骨折休養明け叩き3戦目での復活勝利を挙げました。百戦錬磨に戦い続ける豊富なキャリアで、女王ホワイトフーガにどんな戦いを挑むでしょう。鞍上はクリストフ・ルメール騎手。

トーセンセラヴィ
中央競馬2勝で、南関東へ。レースセンスを武器に連勝街道を突き進み、JBCレディスクラシックは重賞初挑戦ながらも3着に入りました。前走の東京シンデレラマイルは念願の重賞初勝利を収め、次はダートグレードレース制覇を目指します。トーセンジョウオーの愛娘。

リンダリンダ
こちらはクリムゾンルージュの愛娘。リンダリンダは北海道で重賞2勝、南関東でも高いレベルで走り、東京プリンセス賞を制覇。前走の東京シンデレラマイルはトーセンセラヴィにクビ差まで迫る2着と、ダートグレードレースでも楽しみな存在であることを証明したばかり。

高橋華代子の
重賞直前情報

たかはしかよこ
南関東競馬リポーター
ブログ南関魂などを更新中

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<第20回 TCK女王盃(JpnIII)>
(1月23日現在)

■調教インタビュー動画はこちら[ → ]

■調教追い切り動画はこちら[ → ]

■トーセンセラヴィ
*浦和 小久保智 厩舎 牝6歳
*成績 22戦13勝2着2回
*重賞タイトル
 東京シンデレラマイル(SIII)(2016年)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]

 東京シンデレラマイルを優勝したトーセンセラヴィは、父がディープインパクト、母も女傑トーセンジョウオーという超良血馬。自身にとっても念願の重賞制覇でしたが、南関東所属のディープ産駒としても、母にとっても、記念すべき初タイトルでした。

 森泰斗騎手を背に道中は3番手外目につけ、3~4コーナーで先頭に押し上げていくと、最後の直線では3歳のリンダリンダとモダンウーマンが食い下がるも振り切りました。

 「ちょっと外枠だったのでポジション取りに脚を使いましたが、折り合いもついていい感じでした。初コースだったので物見をしてヒヤヒヤだったんですが、リンダリンダが迫ってきたらまたグッと伸びて盛り返してくれました。跳びが大きくて背中を使って走る馬で内回りコースは向いているとは思えないので、次の外回りコースの方がいいと思います」(森騎手)。

 レース後も疲れはなく2日休んでからトレーニングを開始し、野田トレセンでじっくり調整をしてきたそうです。

 1月20日に浦和競馬場で行った最終追い切りは、調教パートナーの花塚昌剛厩務員を背に、単走ながらもダイナミックな動きを披露しました。

 「調教は長めに乗ってきて動きは軽くなったと思います。今日は上がり重点で直線はみっちりやりましたが、馬もわかっているのか、行き出しと直線に入ってから、それぞれで沈み込むので、別のギアを備えている感じです。ゴールをしてからも加速していこうとして、余力も十分ですね。真面目で一生懸命に走ってくれる馬だしここも楽しみです」(花塚厩務員)。

 JBCレディスクラシックは重賞初挑戦ながらも堂々3着。ホワイトフーガとは55キロの同斤でしたが、このTCK女王盃はホワイトフーガが58キロ、トーセンセラヴィは55キロで、3キロ差があります。

 関わる人たちが褒めるのは、どんな競馬でもできるレースセンスの高さ。そして、前走見せた勝負根性もすばらしいものがあるでしょう。今年の最大目標は大井競馬場で行われるJBCレディスクラシック。同じ舞台のここは非常に興味深い戦いになりそうです。

 「前回(東京シンデレラマイルは)は万全の状態ではなかったから、馬に助けられた。レース経験を重ねてきたからこそしのげたと思うし、大した馬だよ。今回は2割、3割上がっているし、JBCの結果を見ても十分に勝負はできると思う。積極的に前々で競馬をさせたい」(小久保智調教師)。

■リンダリンダ
*大井 荒山勝徳 厩舎(小林) 牝4歳
*成績 17戦5勝2着6回
*重賞タイトル
 東京プリンセス賞(SⅠ)(2016年)
 サッポロクラシックカップ(H2)(2015年)
 イノセントカップ(H3)(2015年)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]

 前走の東京シンデレラマイルは2着だったリンダリンダ。優勝したトーセンセラヴィに3歳馬で同斤ながらもクビ差まで迫りました。スムーズな競馬の方がいいタイプですが、道中は馬群の中で我慢をしながらの走りで、成長してきた姿でもあったでしょう。

 一般的には、JBCレディスクラシック3着馬にこれだけ迫って頑張ったという見方もできるでしょうが、いつも調教をつけてお世話をしている小川慎司厩務員は「悔しい方が大きいです」と言っていて、一番近くでこの馬の能力を感じているからこその想い。

 南関東に移籍後は東京プリンセス賞を制し、ダートグレードレースに初挑戦したクイーン賞は4着。前走は、JBCレディスクラシック3着馬にあれほど迫り、全国レベルであることは証明済みで、さらに経験を積んでいきながらもっと強くなっていって欲しいところ。

 「前回同様に今回も追い切りで気負うようなところがあったので、レースにいってイライラが抜けて落ち着いてくれれば。前回はだいたいの力は出してくれたかもしれませんが、それでもスムーズな競馬の方がいい馬です。これまで乗ってくれた騎手に聞いてもテンに速いと言ってくれているので、自分のスピードに任せて前目で競馬をしてスムーズな競馬ができればと思っています」(荒山勝徳調教師)。

 母のクリムゾンルージュはダートグレードレースで大活躍するも、惜しいところでタイトルを取ることはできませんでした。2007年TCK女王盃は優勝馬からタイム差なしの3着に敗れた因縁のレース。あれからちょうど10年が経ち、母の夢は愛娘に託されました。

■ケイティバローズ
*大井 森下淳平 厩舎 牝7歳
*成績 32戦4勝2着5回
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]

 中央時代はダートと芝で走り、ダートグレードレースではエンプレス杯3着、ブリーダーズゴールドカップ4着と上位争いを演じてきました。

 南関東に移籍後5戦目となった前走の東京シンデレラマイルは、気合いをつけていきながら中団前目につけていき、勝負所では先頭に並びかける抜群の手応えで最後は5着。ここまでの成績から11番人気と評価は高くなく、気難しいところもある馬ですが、これからの重賞戦線において可能性を見せた明るい内容になったでしょう。

 クラシック戦線で楽しみなミサイルマンを担当している瀬戸健太厩務員がこの馬も手掛けていますが、この中間は、レースでテンにどれだけついていけるか瞬発力を高めることも念頭に置きながら調教を行ってきたそうです。

 前走からのいい流れで、今回は再び古巣中央馬との対戦。「前走は自分の競馬をすれば通用するのが確認できました。前回マイルを使った分、今回はテンの行きっぷりもよくなっていると思うので、先手でうまく流れにのって、4コーナー先頭で粘り込むような強気な競馬をさせたいです。この相手と力を出し切った時にどれだけやれるか見てみたいですね」(森下淳平調教師)。


<中央勢の顔ぶれ>

■タイニーダンサー
*JRA 伊藤圭三 厩舎 牝4歳
*成績 16戦6勝2着3回
*重賞タイトル
 関東オークス(JpnII)(2016年)
 北海道2歳優駿(Jpn3)(2015年)
 エーデルワイス賞(Jpn3)(2015年)
 フローラルカップ(H3)(2015年)
 栄冠賞〔H2)(2015年)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]

 北海道時代は北海道2歳優駿やエーデルワイス賞などを勝ち、NARグランプリ2歳最優秀牝馬を受賞。中央移籍後は関東オークスで勝利を飾り、それ以降も高いレベルで走り続けています。


■タマノブリュネット
*JRA 高柳瑞樹 厩舎 牝5歳
*成績 18戦5勝2着1回
*重賞タイトル
 レディスプレリュード(JpnII)(2016年)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]

 昨年のレディスプレリュードはホワイトフーガら強豪たちを抑えて念願の重賞初制覇を収めました。中団から最後の直線では末脚を発揮。昨年のTCK女王盃は3着でリベンジなりますか?!


■ホワイトフーガ
*JRA 高木登 厩舎 牝5歳
*成績 16戦8勝2着2回
*重賞タイトル
 JBCレディスクラシック(JpnI)(2016年)
 スパーキングレディーカップ(JpnIII)(2016年)
 TCK女王盃(2016年)
 JBCレディスクラシック(JpnI)(2015年)
 関東オークス(JpnII)(2015年)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]

 JBCレディスクラシックを連覇するなど、圧倒的な強さを見せている砂の女王。ここも昨年のTCK女王盃に続く連覇を目指します。斤量58キロ。母は船橋生え抜きマリーンウィナーです。


■マイティティー
*JRA 本田優 厩舎 牝5歳
*成績 22戦5勝2着1回
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]

 デビュー後は芝で1勝を挙げましたが、昨年春からダートに転向し、1800m戦を中心に先行力を生かして4勝を挙げました。前走のクイーン賞は地方競馬初参戦で8着、大井コースは初登場。


■ワンミリオンス
*JRA 小崎憲 厩舎 牝4歳
*成績 9戦4勝2着1回
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]

 父はゴールドアリュール、叔父にはテスタマッタがいる血統。末脚身上で、非常に強い内容で連勝中です。初距離初コースを戸崎圭太騎手がどうエスコートをするのかも見所です。

*TCK女王盃の情報は、南関魂でもお伝えしていきます!

高橋華代子の
レースレポート

たかはしかよこ
南関東競馬リポーター
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<第20回 TCK女王盃(JpnIII)>

■優勝インタビュー動画はこちら[→]

 今年でちょうど20年目を迎えた牝馬のダートグレードレースTCK女王盃。この10年で中央馬が8勝し、他のダートグレードレース同様に強さを見せつけてきました。

 今年はJBCレディスクラシック3着馬トーセンセラヴィや前走の東京シンデレラマイルではそのトーセンセラヴィにクビ差まで詰め寄ったリンダリンダが参戦し、南関勢も今年こそはと期待をふくらませての出走でした。

 トーセンセラヴィの母は女傑トーセンジョウオー、リンダリンダの母がクリムゾンルージュ。ともに、10年前のTCK女王盃ではトーセンジョウオーが2着で、クリムゾンルージュが3着でしたが、その仔たちが今年そろって参戦したのも、血のドラマを感じずにはいられません。


 しかし、今年も中央馬の層の厚さを感じずにはいられない結果になりました。優勝したのは、重賞初挑戦だった上がり馬ワンミリオンス(中央・小崎憲厩舎)。大井コースを知り尽くしている戸崎圭太騎手を配して、重賞ウィナーの仲間入りを果たしました。

 レースはマイティティーが逃げる形になり、すかさず高知のディアマルコがつけ、3、4番手にはトーセンセラヴィ、リンダリンダ、その後ろにワンミリオンスと女王ホワイトフーガが追走。

 3~4コーナーではリンダリンダが先頭に変わり、最後の直線では外からホワイトフーガ、内からはワンミリオンスが並びかけ、3頭の叩き合いになりました。残り100mでワンミリオンスが前に出て、そのまま押し切ったところがゴール。勝ちタイムは1800m1分54秒1(良)。2着は4分の3馬身差でリンダリンダ、3着がホワイトフーガ。トーセンセラヴィは残念ながら向正面で競走中止しました。

 「前走乗せて頂いた時にレースセンスの良さと力を感じたので、今日は自信を持って乗りました。距離はどうかなとも思ったんですが、上手に走ってこなしてくれましたね。どんな競馬に対応できます」(戸崎騎手)。

 中央勢からニューヒロインが誕生。スマートファルコンで全国のダートグレードレースを渡り歩いた小崎厩舎所属だけに、今後もこの路線の常連馬になっていくのでしょうか。


 南関勢にとっては、リンダリンダの力走は今後に向けても明るい結果と言えるでしょう。もちろん、あそこまでいったら、勝って欲しかったですが……。

 女王ホワイトフーガより斤量が3キロ軽く走れたとは言え、迫られても絶対に交わさせなかったリンダリンダの勝負根性はすばらしかったです。


 「先生の指示で好位につけていきましたが、こういう競馬は合っていますね。前にいた馬たちが下がってきて思っていたよりも早く先頭に立ちましたが、ホワイトフーガに抜かれないでしっかり踏ん張ってくれました。展開も向いてくれましたが、交流でもやれる力があるところは見せてくれたと思います。負けたのは悔しいですが次につなげたいです」(吉原寛人騎手)。


 なお、南関勢の大きな期待を背負って出走したトーセンセラヴィは向正面で競走中止しました(診断名 右第一指節種子骨完全横骨折)。数日間は大井競馬場の入院馬房で過ごし、週末には手術を終え、現在は千葉県の牧場へ移動して引き続き治療が行われていくそうです。重傷なだけに順調に回復することを今は祈るばかりです。


<他陣営のコメント>

3着 ホワイトフーガ 蛯名正義騎手
「58キロで不利な条件があった中で悲観のする内容ではないです。(喉鳴りのこともあるので)1600mだとまた違ってくると思います」

4着 ポッドガゼール 瀧川寿希也騎手
「スタートは上手じゃないので後ろからは想定内です。ためればためた分だけ脚を使ってくれる馬なので、その持ち味を生かそうと思いました。ペースが上がった時も内に入れて自分のペースを守って馬を信じました。大井は合っているし、右回りは乗りやすいです。競馬を教えてきたので折り合いもついて自在性も出てきました」

5着 タマノブリュネット 真島大輔騎手
「スタートはあまり上手じゃないと聞いていてよれたんですが、道中ももう少しペースが流れてくれれば違ったと思います」

6着 ハナズリベンジ 矢野貴之騎手
「ペースが遅かった分早めに動きたかったです。渋太くてバテない馬ですね。転厩初戦でしたが、これから南関同士で楽しみにしたいです」

7着 シークレットオース 横川怜央騎手
「直線を向いても手応えがあって最後までしっかり走ってくれたと思います。素直な馬で右回りもよさそうですね 」

8着 タイニーダンサー 田邊裕信騎手
「故障した馬の真後ろにいてもその後でまた追い上げてくれたんですが。内が開かなくて外を回したとしても余力はありませんでした。不運でした」

9着 ケイティバローズ 赤岡修次騎手
「瞬発力勝負はきついので、もっと流れてくれた方がいいですね」

10着 ディアマルコ 佐原秀泰騎手
「今回は積極的に行かせて馬も自分から一生懸命に走ってくれました。小回りで直線短い方が持ち味は発揮できると思います。この経験を生かしたいですね」

11着 マイティティー 松山弘平騎手
「砂をかぶらないようにハナへ行くことができましたが、4コーナーで手応えがなくなってしまいました」

競走中止 トーセンセラヴィ 右第一指節種子骨完全横骨折
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回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
20 29 ワンミリオンス 牝4 戸崎 圭太
19 28 ホワイトフーガ 牝4 大野 拓弥
18 27 サンビスタ 牝6 C.デムーロ
17 26 メーデイア 牝6 濱中 俊
16 25 メーデイア 牝5 濱中 俊
15 24 ハルサンサン 牝4 今野 忠成
14 23 ラヴェリータ 牝5 M.デムーロ
13 22 ユキチャン 牝5 今野 忠成
12 21 ヤマトマリオン 牝6 幸 英明
11 20 ラピッドオレンジ 牝5 内田 博幸
10 19 サウンドザビーチ 牝6 勝浦 正樹
9 18 グラッブユアハート 牝6 安藤 勝己
8 17 レマーズガール 牝5 武 豊
7 16 レマーズガール 牝4 武 豊
6 15 ネームヴァリュー 牝5 佐藤 隆
5 14 レディバラード 牝5 藤田 伸二
4 13 ベラミロード 牝5 内田 利雄
3 12 ヤマノリアル 牝4 張田 京
2 11 ケープリズバーン 牝4 熊沢 重文
1 10 トミケンクイン 牝4 川原 正一