重賞レース

第70回 金盃(SII)

  • 2026年1月28日(水)
  • 16:35発走
第70回優勝馬:グリューヴルム号
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    レースについて

    レース概要

    南関東所属のトップホースが激突する、古馬長距離路線のSII競走。大井競馬場で施行される年明け最初の重賞であると同時に、日本国内のダート重賞としてはもっとも長い距離(2,600m)のコースで施行されるレースです。
    第1回が施行されたのは昭和31年で、第1回から第18回(昭和48年)までは2,400mのコースを、第19回(昭和49年)から第58回(平成26年)までは2,000mのコースを舞台に争われていました。

    コース紹介
    4コーナーからゴールまでの直線部分が長い外回りコースを使用。発走地点は向正面の直線半ばで、一周半の間にさまざまな駆け引きが繰り広げられます。このコースで施行される金盃は、国内、かつダートのレースに限ると、もっとも距離の長い重賞競走です。
  • 高橋華代子の注目馬情報

    南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中

    <第70回 金盃(SII)>
    (1月22日現在)

    ヴィアメント
    JRAでは芝、ダート、障害競走で勝ち星を挙げてキャリアを重ねてきました。24年夏に大井へ移籍。前走の北國王冠は大外一気の差し切りを決め、8歳で初の勲章を手にしました。

    エクセスリターン
    JRA時代は名古屋グランプリ5着の実績があり、昨年冬に大井(小林)へ移籍しました。2戦目以降からは重賞なども含めて掲示板を全て確保。前走のトライアルは3着でした。

    グリューヴルム
    JRAでは3勝クラスを勝ち、重賞にも出走。昨年春に川崎へ移籍以降も好成績を残しています。3か月ぶりの実戦だった前走のトライアルは2着となり、初の勲章を目指します。

    セイカメテオポリス
    大井生え抜きで、21年の南関東3冠全てに出走。その年の戸塚記念で初タイトルを獲得しました。古馬になってからも重賞(通算5勝)で活躍。得意の長距離戦で、8歳初戦を迎えます。

    ツウカイノキズナ
    JRA1勝&門別4勝の成績で、24年冬に船橋へ移籍しました。南関東13戦中12戦が3着以内という抜群の安定感。前走のトライアルを優勝した勢いそのままに初重賞を狙います。

  • 高橋華代子の重賞直前情報

    南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中

    <第70回 金盃(SII)>

    (1月27日現在)

    調教追い切り動画はこちら

    ■エクセスリターン
    *大井 坂井英光 厩舎(小林) 牡7歳
    *成績 27戦5勝2着3回
    *詳細データ[ → ]

     JRA時代に4勝を挙げ、名古屋グランプリ5着という実績馬。25年に入ると大井<小林>へ移籍し、初戦は8着でしたが、それ以降は重賞も含めて全て5着以内という堅実な走りが続いています。2走前のA2以下による自己条件(1着)や前走のトライアル(3着)は、3コーナー付近で先頭に立って押し切りを狙った内容。坂井英光調教師は「スタートが良くなくて、出していくと引っ掛かってしまう、乗り難しい馬。前回は負けてしまいましたが、このままでは上位2頭に逆転することはできないので、作戦は本橋(孝太)騎手と考えます。状態も引き続きいいし、能力もある馬。レースで難しいことの方が多いので、そこをクリアしてうまくハマってくれれば……」と話していました。

    ■グリューヴルム
    *川崎 内田勝義 厩舎 牡7歳
    *成績 22戦5勝2着6回
    *詳細データ[ → ]

     昨年春にJRAから移籍し、6戦を消化して全てが4着以内。2走前の東京記念(4着)後に矢野貴之騎手は「トライアルとはペースも違うので戸惑った感じもあります。気性的に難しいところはありますがチャンスはあるし、距離は長いに越したことはないです」とコメント。その後の金盃トライアルは2キロ軽い斤量だったツウカイノキズナに半馬身差の2着でしたが、力があることは改めて示しました。その後はこの舞台に向け進めてきて、内田勝義調教師は「状態はいいですよ。切れ味は一息でもバテない強みのある馬なので、長距離戦は合います。矢野くんもこの馬のことはわかっているので、乗り方はお任せ。いい勝負はしてくれると期待しています」と楽しみにしていました。

    ■セイカメテオポリス
    *大井 渡邉和雄 厩舎 牡8歳
    *成績 38戦7勝2着5回
    *重賞タイトル
     はがくれ大賞典(2024)
     東京記念(SI)(2023)
     大井記念(SI)(2023)
     オグリキャップ記念(SP1)(2023)
     戸塚記念(SI)(2021)
    *詳細データ[ → ]

     大井生え抜きの実力馬で、ここまで重賞5勝を挙げています。前走のトライアルは1着のツウカイノキズナから2秒6差の5着という結果に「本来の力を出せればもっと走れていい馬なので、もどかしい部分はあります。ただ、まだいい時に比べると戻り切れてないので……」と渡邉和雄調教師。この金盃は5年連続の出走となり、勝ち星はありませんが、22年2着、23年3着、24年2着と好走してきた舞台です。今回は若手の有望株・野畑凌騎手との初コンビに「ズブさのある馬なので、野畑騎手とは合うんじゃないかなと思っていました。いい頃に比べると途上ですが、長い距離はいい馬だし、ここできっかけを作りたいです」と願いを込めました。

    ■ツウカイノキズナ
    *船橋 岩崎真樹 厩舎 セ6歳
    *成績 27戦12勝2着3回
    *詳細データ[ → ]

     24年12月から船橋の一員となり、B3からコツコツと走り続けて抜群の安定感を誇っています。「力はある馬だとは思っていましたが、イメージ以上に頑張ってくれています。レースがどんどん上手になって、安心して見ていられるようになりました」と岩崎真樹調教師。前走の金盃トライアルVを飾り、勢いに乗ります。「その後も順調で、最終追い切りもいい動きでした。今までで一番の仕上がりだと思っています」。

     岩崎調教師は宇都宮競馬場の出身(当時は品田姓で騎手)で、廃止後に佐賀競馬場へ移籍しましたが、間もなくして引退。サラリーマン生活を経て、馬の世界に戻ってきた苦労人です。同じ北関東関係者の活躍も目立ちますが「みんなの活躍は刺激になるし、僕もちょっとでも追いつくことができれば。重賞に出られるのもうれしいことですが、このチャンスをモノにしたいです」と、人馬ともに初タイトルを狙います。

    ■リベイクフルシティ
    *大井 宗形竹見 厩舎 セ6歳
    *成績 29戦8勝2着2回
    *重賞タイトル
     ゴールドジュニア(SIII)(2022)
    *詳細データ[ → ]

     2歳時には無傷の4連勝でゴールドジュニアを制し、3歳時は南関東クラシックロードに出走。昨年はブリリアントCで2着となり、長きに渡り活躍を続ける大井生え抜き馬です。前走の自己条件(A2一B1一選抜特別)は8か月ぶりの実戦でしたが、直線で力強く抜け出しVを飾りました。今回は間隔があまりありませんが「疲れも残っていないですし、使った分の上積みは感じます」と宗形竹見調教師。金盃は2年連続の参戦ですが(昨年は8着)、和田(調教パートナーでもある和田譲治騎手)も距離は長いかなと話していますが、自分のリズムで運べれば、そん色はないと思っています。今年6歳になっても年齢は感じないですし、もう1回重賞を取らせてあげたいです」と話していました。

    ■ヴィアメント
    *大井 藤田輝信 厩舎 セ9歳
    *成績 40戦8勝2着1回
    *重賞タイトル
     北國王冠(2025)
    *詳細データ[ → ]

     前走の北國王冠(金沢)はうれしい初タイトルを獲得。道中は11番手を追走し、最後の直線では出走メンバー最速の上がり3ハロン37秒7の脚を使い、大外から差し切りました。藤田輝信調教師は「激しい競馬になってもジッとして、しまいを生かしてくれた矢野騎手の好騎乗。馬も頑張ってくれました。ひとつ(重賞を)取らせることができてよかったです」とニッコリ。昨年の金盃は初のダート重賞で5着に入りましたが、今年はキャリアを重ねました。「9歳になっても状態は変わらずいいですし、前回のように展開が向いて、この馬のしまいを生かせれば。ライアン(期間限定騎乗中に手綱を取ったライアン・クアトロ騎手)も『長ければ長い方がいい』と言ってくれていたので、長距離は得意の舞台です」とのこと。なお、藤田厩舎からは昨年の金盃4着ヴェルテックスも出走します。

    *金盃の情報は、南関魂でもお伝えしていきます!

    第70回 金盃(SII)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)

  • 高橋華代子のレースレポート

    南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中

    <第70回 金盃(SII)>

    優勝インタビュー動画はこちら

     大井2600mの舞台で行われる金盃。全国のダート最長距離重賞のひとつとしても知られています。

     百戦錬磨に戦う猛者たちが集った中、1番人気グリューヴルム(川崎・内田勝義厩舎)が初タイトルを獲得しました。道中はインの4番手を追走。2周目の向正面で、5番人気リベイクフルシティが3番手から一気に先頭に立つと、グリューヴルムもすかさず外に持ち出し、差のない2番手へ。

     JRA移籍後からコンビを組む矢野貴之騎手は「返し馬から柔らかい跳びをしていたので、雰囲気は良いと思っていました。レースは、実質ハナという感覚。後ろのペースが遅かったので、この馬のリズムで運べたと思います。まくり気味で行きたいと思っていたところで、和田譲治騎手(リベイクフルシティ)の馬がそのような動きをしてくれたので、僕の馬も器用に立ち回ってくれたと思います」。

     この2頭が後続を突き放してマッチレースとなり、ゴール寸前にグリューヴルムがリベイクフルシティをクビ差差し切りました。「接戦で強いイメージがなかったので、併せ馬はしたくないという気持ちで外へ持ち出しましたが、よく凌いでくれたと思います」。

     勝ちタイムは2600m2分50秒1(良)。2着のリベイクフルシティから2馬身半差の3着がツウカイノキズナでした。

     今後について内田調教師は「馬の状態とオーナー様との相談で決めたいです」とコメント。7歳で念願の初タイトルを獲得し、さらなる活躍を期待したいと思います。

     なお、矢野騎手はこの勝利で地方重賞通算70勝を達成しました。昨年は東京大賞典(ディクテオン)をはじめ地方重賞11勝。コリアカップ(ディクテオン)では海外重賞初Vも果たしました。NARグランプリは最優秀賞金収得騎手賞、殊勲騎手賞、特別賞と3部門の受賞。勢いそのままに、今年の矢野騎手も絶好調です!

     矢野騎手と同期でもある和田騎手が手綱を取ったリベイクフルシティ(大井・宗形竹見厩舎)は大きなクビ差となりました。「ペースも良かったのでハマりましたが、惜しいの一言です。矢野にうまく乗られました。最後も併せ馬でしぶとく頑張っていましたが……」と調教パートナーでもある和田騎手。

     リベイクフルシティは無傷の4連勝でゴールドジュニアを制した大井生え抜き馬。2歳の重賞ウィナーが6歳になった今も活躍を続け、短距離から長距離まで好成績をあげているというのも、本当にすばらしいです。古馬重賞Vが叶うことを願っています!



    <他陣営のコメント>

    2着 リベイクフルシティ 和田譲治騎手
    同上

    3着 ツウカイノキズナ 本田正重騎手
    「ゲートも思ったより出てくれて、いいポジションで競馬はできました。前2頭はそれなりに流れていましたが、その後ろがちょっと遅かったですね。3、4コーナーではいい形になりましたが、ちょっと遅かったぶん、届かなかったです。最後も伸びてはいますが、前と脚色が一緒になってしまいました。展開次第で、(前2頭と)着順は入れ替わりそうです」

    4着 カイル 見越彬央騎手
    「思い通り乗れましたが、前が止まらなかったです。普段の攻め馬も良かったし、長い距離を使っていけば、チャンスはありそうです。まだまだやれます!」

    5着 ヴィアメント 石川倭騎手
    「この馬なりにしっかり走ってくれました。ペースは落ち着いたので、もう少し(ペースが)入り乱れてくれれば。素直ないい子で、折り合いに苦労はしないですし、乗りやすさでチャンスが来そうです」

    6着 ケンシレインボー 笹川翼騎手
    「初の2600mで折り合いに少し苦労したぶんがあって、そこは課題でした。それでも折り合いはギリギリのところでついて最後もひと脚使っていたし、いい感じでした。これから強くなりそうな馬だなぁと、無事に成長してほしいです」

    7着 ヴェルテックス 安藤洋一騎手
    「欲しいポジションは取れたし、よく頑張ってくれたと思います」

    8着 エクセスリターン 本橋孝太騎手
    「いつもより最後はササってしまい、距離は気持ち長いかもしれません」

    9着 ミヤギザオウ 桑村真明騎手
    「内々に入りたかったですが外枠(8枠14番)だったので。3コーナーは動けましたが、外々で。いつもは、もう少し最後も伸びてくれるんですが……」

    10着 オピニオンリーダー 吉原寛人騎手
    「ゲートで変な感じに頭が上がっちゃったので、それが全てですね。返し馬から、ちょっと気が入り過ぎていました」

    11着 セイカメテオポリス 野畑凌騎手
    「(初騎乗でしたが)すごくいい馬で、返し馬の感じは良かったです。道中は思っていた位置を取れず後手後手になってしまいましたが、最後まで脚を使ってくれました」

    12着 ベルグラシアス 町田直希騎手
    「追い出して反応してくれたので掲示板はあるかなと思いましたが、脚が上がってしまいました。牡馬との力の差が最後にちょっと出てしまいましたが、レースは一生懸命に走ってくれました」

    13着 グランデマーレ 西啓太騎手
    「相手は強かったですが、馬は頑張っています」

    14着 ギャラクシーナイト 服部茂史騎手
    「距離は長いかなと思いましたが、大井の砂でもやれるような感覚はありました」

    15着 ディオスバリエンテ 保園翔也騎手
    「スタートが良かったので、気分よく行かせました。芝を使ってきた馬なので、揉まれない方がいいのかなと思って。展開は恵まれませんでしたが、次につながれば」
  • 回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
    70 令8 グリューヴルム 牡7 矢野 貴之
    69 7 キリンジ 牡5 笹川 翼
    68 6 ランリョウオー 牡6 本橋 孝太
    67 5 カイル 牡4 御神本 訓史
    66 4 フレッチャビアンカ 牡5 御神本 訓史
    65 3 マンガン 牡4 吉原 寛人
    64 2 サウンドトゥルー セ10 森 泰斗
    63 平31 サウンドトゥルー セ9 御神本 訓史
    62 30 クラージュドール 牡8 森 泰斗
    61 29 ユーロビート セ8 吉原 寛人
    60 28 ジャルディーノ 牡7 真島 大輔
    59 27 アウトジェネラル 牡5 御神本 訓史
    58 26 フォーティファイド 牡9 戸崎 圭太
    57 25 トーセンルーチェ 牡7 張田 京
    56 24 トーセンルーチェ 牡6 張田 京
    55 23 スーパーパワー 牡6 真島 大輔
    54 22 マズルブラスト 牡8 戸崎 圭太
    53 21 バグパイプウィンド 牡5 的場 文男
    52 20 ルースリンド 牡7 内田 博幸
    51 19 ボンネビルレコード 牡5 内田 博幸
    50 18 メイプルエイト 牡4 張田 京
    49 17 ブラウンシャトレー 牡8 張田 京
    48 16 コアレスハンター 牡7 内田 博幸
    47 15 コアレスハンター 牡6 内田 博幸
    46 14 インテリパワー 牡7 張田 京
    45 13 インテリパワー 牡6 今野 忠成
    44 12 イナリコンコルド 牡5 内田 博幸
    43 11 ミナミノジャック 牡7 石崎 隆之
    42 10 グランプリクン 牡4 石崎 隆之
    41 9 テツノセンゴクオー 牡5 高橋 三郎
    40 8 コンサートボーイ 牡4 石崎 隆之
    39 7 アマゾンオペラ 牡4 石崎 隆之
    38 6 ツキノイチバン 牡5 佐々木 竹見
    37 5 スルガスペイン 牡6 佐々木 竹見
    36 4 ゴールセイフ 牡5 本間 光雄
    35 3 シローランド 牡4 佐々木 忠昭
    34 2 ダイコウガルダン 牡5 高橋 三郎
    33 平元 スーパーミスト 牡6 堀 千亜樹
    32 昭63 チヤンピオンスター 牡4 高橋 三郎
    31 62 ミハマシヤーク 牡4 山崎 尋美
    30 61 カウンテスアツプ 牡5 的場 文男
    29 60 ロツキータイガー 牡4 桑島 孝春
    28 59 チユウオーリーガル 牡4 佐々木 洋一
    27 58 セイコーリマン 牡4 佐々木 忠昭
    26 57 シルバーモリユキ 牡5 本間 茂
    25 56 アズマキング 牡4 岡部 盛雄
    24 55 タガワキング 牡4 赤間 清松
    23 54 ハツマモル 牡4 福永 二三雄
    22 52 カネオオエ 牡6 佐々木 竹見
    21 51 チユウオキヤプテン 牡5 赤間 清松
    20 50 マルイチダイオー 牡4 角田 次男
    19 49 ジユラク 牡5 本間 茂
    18 48 マルイチキング 牡4 角田 次男
    17 47 サノヒカリ 牡5 赤間 清松
    16 46 ヒダカスズラン 牝5 高橋 三郎
    15 45 アポスピード 牡4 須田 茂
    14 44 ヨシミジユニアー 牡5 松浦 備
    13 43 イチウエルス 牡5 高橋 三郎
    12 42 ウエルスワン 牡5 高橋 三郎
    11 41 スカーレツト 牡5 荒山 徳一
    10 40 シユンユウ 牡4 渥美 忠男
    9 39 コクユウ 牡4 宮下 紀英
    8 38 サキミドリ 牡5 松浦 備
    7 37 ハジメオー 牡5 佐々木 竹見
    6 36 オーユキ 牡5 勝又 衛
    5 35 ダンサー 牡6 武智 一夫
    4 34 ユウセイ 牡5 鈴木 冨士雄
    3 33 ヨシフサ 牡6 朝倉 文四郎
    2 32 イチカントー 牡4 藤田 安弘
    1 31 ナンシーシヤイン 牡4 朝倉 文四郎