重賞レース
第25回 TCK女王盃(JpnIII)
- 2022年1月26日(水)
- 16:10発走
年明け最初の重賞となる、牝馬限定のダートグレード競走です。全国から集まった女傑が真冬のダート女王の座を目指します。
<上位2頭(地方所属馬に限る)にエンプレス杯の優先出走権を付与>
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- レースレポート
- 歴代優勝馬
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高橋華代子の注目馬情報
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第25回 TCK女王盃(JpnIII)>
(1月17日現在)
■テオレーマ
昨年のJBCレディスクラシックは7、8番手から、最後のコーナーで外に持ち出すと一気に差し切りました。大井コースは一度経験あり、レディスプレリュード2着。
■レーヌブランシュ
昨年のレディスプレリュードは2番手から早め先頭に立って押し切り、テオレーマを抑えて優勝。TCK女王盃はのちのBCディスタフ覇者マルシュロレーヌの2着。
■ケラススヴィア
昨年は桜花賞と東京プリンセス賞で逃げ切り勝ちを収めて南関東牝馬二冠を達成し、関東オークス2着。放牧休養後はもう少しの成績でしたが、前走は復活の3着。
■ダイアナブライト
中央から南関東の一員になり、移籍緒戦だった前走のクイーン賞は、斤量差も味方につけて、逃げ粘るサルサディオーネをゴール前に差し切り、重賞初勝利を飾りました。
■ダノンレジーナ
東京シンデレラマイルは57キロを背負い、好位から直線抜け出し連覇達成。大井との相性も良く、重賞キャリアの浅かった2年前のJBCレディスクラシック4着。
■メモリーコウ
重賞未勝利馬ですが、ダートグレード競走でも高いレベルで好走してきた実力馬です。中央から南関東移籍緒戦だった前走の東京シンデレラマイルは末脚を発揮し2着。
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高橋華代子の重賞直前情報
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第25回 TCK女王盃(JpnIII)>(1月24日現在)
調教追い切り動画はこちら
■ダノンレジーナ
*浦和 小久保智 厩舎 牝6歳
*成績 27戦18勝2着3回
*重賞タイトル
東京シンデレラマイル(SIII)(2020・2021)
しらさぎ賞(SIII)(2021)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]■ケラススヴィア
*浦和 小久保智 厩舎 牝4歳
*成績 11戦6勝2着2回
*重賞タイトル
東京プリンセス賞(SI)(2021)
桜花賞(SI)(2021)
東京2歳優駿牝馬(SI)(2020)
ローレル賞(SII)(2020)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]南関東リーディング・浦和の小久保智厩舎から頼もしい2頭が参戦してきます。前走の東京シンデレラマイルでは史上初の連覇を果たしたダノンレジーナ。そして、昨年の南関東牝馬2冠馬で、NARグランプリ3歳最優秀牝馬に選出されたケラススヴィアです。
2頭が出走した前走の東京シンデレラマイルを振り返ると、ダッシュよくケラススヴィアが先頭に立っていき、ダノンレジーナは2番手で、同厩2頭が先行していく展開。
勝負所からはダノンレジーナがケラススヴィアに並びかけ、その外からミラバーグマンも進出。最後の直線はこの3頭が馬体を併せる形になりましたが、ダノンレジーナが間から力強く抜け出しました。勝ちタイムは1600m1分41秒0(良)。2着が中団から最速タイの脚で突っ込んできたメモリーコウで、3着がケラススヴィアでした。
「今日は好スタートから行き脚もついて強気に行きました。斤量差もあって牝馬で57キロを背負うのは結構しんどいと思いますが、最後までバテずに走り切ってくれたので、改めてすごい馬です」(本橋孝太騎手)。
ダノンレジーナはJBCレディスクラシック(金沢)を見据えて強い舞台で戦ってきましたが、相手も変わり、力の違いを見せつけるかのような強さでした。
一方、3着だったケラススヴィアはひと夏越してもう少しの成績が続いただけに、久しぶりに南関東牝馬二冠馬らしい粘りを見せました。
「今日はファイトして精神的にも戻ってきたなぁという感じだったし、最後まで一生懸命に走ってくれました。時計もつめて復活もしていると思います。今回は古馬の先輩たちの経験値が一枚上と称えるべきで、これからに向けても期待は大きくなりました」と、森泰斗騎手も胸をなで下ろしていました。
今年ダノンレジーナは明け6歳、ケラススヴィアは明け4歳になり、それぞれが初戦。この中間もいつものように牧場でトレーニングを積み、野田トレセン帰厩後も順調に進めてきたそうです。
東京シンデレラマイル優勝後に小久保調教師は、「(ダノンレジーナは)集大成として交流に挑戦していきたい」と言っていて、厩舎の妹分ケラススヴィアもそろっての豪華な参戦です。
「(ダノンレジーナは)前走は斤量を背負って結果を出してくれたし、1800m戦も問題はないと思っています。(ケラススヴィアは)前走は復活の兆しを見せてくれました。ハナにこだわっている訳ではありません。中央勢が相手ですが、2頭とも展開次第でチャンスはあると思います」(小久保調教師)。中央時代に重賞未勝利ながらもダートグレード競走に出走し、高いレベルで走り続けてきたメモリーコウ。
前走の東京シンデレラマイルは大井の鷹見浩厩舎に移籍しての初戦。真島大輔騎手を背に、16頭中1枠2番から、道中は中団の内ラチ沿いを進めていくと、最後の直線では一気に外に持ち出し最速タイ38秒7の脚を使い、優勝したダノンレジーナに1馬身4分の1差まで詰め寄りました。
その後はTCK女王盃に向けトレーニングを続け、今回コンビを組む矢野貴之騎手が一週前追い切りと最終追い切りに騎乗したそうです。
「一週前はテンから飛ばしていってフワフワしている感じでしたが、最終追い切りはためていったら、パワフルな走りを見せてくれて、女馬とは思えないような走りをしてくれました。競馬もそういうイメージですね」(矢野騎手)。
メモリーコウは今年7歳、悲願の肩掛けまでもう少し。2年前のTCK女王盃は6番手から進めて3着でした。脚質からも、前走の1600m戦の内回りから1800m戦の外回りに変わるのは向きそうに思いますが……。
「カイバ食いは前回より控えめですが、馬はしっかり仕上げています。年齢を重ねた分、1800m戦になって集中力が持続できるかどうかはやってみないとわからないと思います。展開や流れが向いてくれれば。乗り方は矢野騎手に任せます」(鷹見調教師)。中央時代は芝とダートで通算4勝を挙げ、南関東へ移籍。現在は川崎・内田勝義厩舎の外厩馬としてミッドウェイファームでトレーニングを積んでいます。
前走のクイーン賞は移籍初戦でしたが、笹川翼騎手を背に中団からグイグイ進出し、最後は逃げ粘る女王サルサディオーネから大きく離して豪快に差し切ったシーンは圧巻でした。勝ちタイムが1800m1分51秒4(不良)。
女王とは3.5キロの斤量差があったとは言え、インパクトたっぷりの勝ちっぷり。ダイアナブライトにとって記念すべき重賞初制覇になり、笹川騎手にとっても念願のダートグレード競走初優勝。
「強い馬が3,4頭いたのでその馬たちを行かせて、欲を言えば競ってもらって、僕がその後ろから虎視眈々と狙おうと、今日はそれがうまくはまった感じです。もちろん馬が頑張ってくれたのが一番ですね。自信をつけてくれると思いますよ」(笹川騎手)。
今回は前走よりも2キロ背負い、ダノンレジーナらと同じ55キロ。この舞台は昨年のレディスプレリュード(4着)で経験済み。
「前回は毛づやなども良くなかったので正直もうちょっとかなと思いましたが、今回はグンと良化しています。あれだけの走りをしてくれているので能力はかなりのものがある馬だと思いますよ。条件は悪くないし、どんな走りを見せてくれるか楽しみです」(内田調教師)。<中央馬の顔ぶれ>
■ショウナンナデシコ
好位から直線抜け出す内容で、ダート1800m戦を中心に通算5勝。前走は全日本2歳優駿2着馬の2着。強い牡馬たちと戦ってきたのも強みで、大井&重賞初挑戦!
■テオレーマ
*JRA 石坂公一 厩舎 牝6歳
*成績 21戦6勝2着6回
*重賞タイトル
JBCレディスクラシック(JpnI)(2021)
マリーンカップ(JpnIII)(2021)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]前走のJBCレディスクラシック(金沢)を圧勝した女王。今回は12頭と少頭数での大外枠。2度目の大井コース、最後の直線はどのくらい弾けてくるでしょうか!
■ブランクチェック
レパードS3着馬で、2走前は1年振りの実戦で14着に敗れましたが、それ以外は連を外さない抜群の安定感。前走を勝ってオープン入りし、自在な脚質も魅力。
■リネンファッション
大井初出走。重賞は未勝利ながらもJBCレディスクラシック(金沢)3着やスパーキングレディーカップ2着など、ダートグレード競走での実力は示しています。
■レーヌブランシュ
*JRA 橋口慎介 厩舎 牝5歳
*成績 14戦4勝2着1回
*重賞タイトル
レディスプレリュード(JpnII)(2021)
関東オークス(JpnII)(2020)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]2走前のレディスプレリュードは2番手から早め先頭に立って押し切り、テオレーマを抑えての優勝。昨年のTCK女王盃はあのマルシュロレーヌに僅差の2着。
*TCK女王盃の情報は、南関魂でもお伝えしていきます!
第25回 TCK女王盃(JpnIII)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)
■ダノンレジーナ 浦和1/20良 800m-54.2秒 600m-40.0秒 馬なり ■ケラススヴィア 浦和1/21良 800m-53.3秒 600m-39.2秒 馬なり ■メモリーコウ 大井1/22良 1000m-64.3秒 800m-51.1秒 600m-37.5秒 馬なり ■ダイアナブライト 牧場1/22坂路 600m-38.3秒 200m-12.3秒 馬なり ■ショウナンナデシコ 栗東1/21坂路 800m-55.4秒 600m-38.6秒 200m-11.9秒 馬なり ■テオレーマ 栗東1/19坂路 800m-52.7秒 600m-38.6秒 200m-12.3秒 一杯追 ■ブランクチェック 美浦1/19W稍 1200m-82.4秒 1000m-67.0秒 800m-52.3秒 600m-38.0秒 200m-11.9秒 一杯追 ■リネンファッション 栗東1/22CW稍 1000m-66.5秒 800m-51.7秒 600m-36.7秒 200m-11.6秒 一杯追 ■レーヌブランシュ 栗東1/23CW良 1200m-86.1秒 1000m-69.1秒 800m-52.9秒 600m-37.4秒 200m-11.9秒 馬なり -
高橋華代子のレースレポート
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第25回 TCK女王盃(JpnIII)>
優勝インタビュー動画はこちら
今年で25回目を迎えたTCK女王盃(JpnⅢ、1800m)。大井競馬場の真冬を彩る牝馬たちの祭典として熱戦が繰り広げられてきました。昨年の覇者は、のちにブリーダーズカップディスタフGⅠを優勝することになるマルシュロレーヌで、NARグランプリ2021の特別表彰馬を受賞。
今年も中央から参戦した実力馬たち5頭が上位人気を独占。昨年のJBCレディスクラシックJpnⅠを制したテオレーマを筆頭に、1年の休養明け2戦目で3勝クラスを圧勝したばかりのブランクチェック。
昨年のレディスプレリュードを制したレーヌブランシュ。オープン戦を優勝し、リステッド競走のベテルギウスS2着だったショウナンナデシコ。ダートグレード競走で好走してきたリネンファッション。
迎え撃つ地方勢からは南関東所属馬のみの参戦でしたが、東京シンデレラマイルを連覇したダノンレジーナや、クイーン賞を制したダートグレード競走ウイナーのダイアナブライト、中央時代にダートグレード競走でも好走してきたメモリーコウ、昨年の牝馬二冠馬ケラススヴィアらが参戦。
好メンバーが集った中でも、明け6歳になったばかりの女王テオレーマ(中央・石坂公一厩舎)が、唯一のJpnⅠ馬としての地力を見せつける結果になり、これで通算3つ目のタイトルを獲得。
レースでは、騎手たちの多くがスローペースだったことを振り返っていましたが、ケラススヴィアが前半600m通過38秒4、1000m通過63秒9というペースで逃げていくと、2番手にはダノンレジーナがつけ、すかさず3番手の外にはリネンファッション。
その一列後ろに、ショウナンナデシコやレーヌブランシュ、アルコレーヌが併走。中団にメモリーコウやブランクチェック、その外には後方からゆったり進めてきたテオレーマ。さらに後ろからは、ダイアナブライトやマルカンセンサー、サルサレイアが追走し、先頭から後方までは馬群が固まった状態。
「ゲートも上手に出てくれて、その後はこの馬のリズムがあの位置になるので、気分良く上手に走ってくれていたと思います」と、テオレーマに騎乗した川田将雅騎手。
そのまま隊列は大きく変わらずレースが進んでいき、最後の直線に入ると多くの馬たちが横並びになる中、一歩抜け出たダノンレジーナを一瞬のうちに内からショウナンナデシコが交わすも、今度はテオレーマが37秒のメンバー最速の上りで外から抜き去りました。
最後はテオレーマが粘るショウナンナデシコにクビ差つけたところがゴール。勝ちタイムは1800m1分54秒2(良)。
「良い状態と雰囲気で直線を迎えられて、前を捕まえに行くというよりは、少し促していくごとに、前との距離が詰まっていって、最後は着差以上に余裕がありました」。
女王テオレーマが今年もこの路線の中心として、どんなローテーションでどんな強さを見せていくのか、注目したいと思います。
一方、地方馬の最先着は5着のメモリーコウが入りました。中央時代からダートグレード競走でも好走してきたことでも知られ、昨年の東京シンデレラマイル(2着)から南関東の一員になったばかり。明け7歳、悲願のタイトル獲得に向けた一年が再び始まりました。
<他陣営のコメント>
2着 ショウナンナデシコ 吉田隼人騎手
「いい競馬でしたがペースが思ったより遅くなったので、ちょっと我慢する形になりました。勝ち馬が早めに並んできて僕のも伸びましたが、並んだところで脚が止まってしまいました。牝馬限定ならこのくらいやれる力があるのを見せてくれたと思います」
3着 ブランクチェック 戸崎圭太騎手
「前走強かったので自信を持っていきましたが、ペースが落ち着いて、あれだけ遅くなるとコーナーから早くなるかなと思いましたがそれでも遅かったです。最後はしっかり伸びてきているので、これでまた力をつけてくれれば重賞でもやれると思います」
4着 レーヌブランシュ 松山弘平騎手
「大井は得意な舞台なのでここで結果を出したかったですが、外枠じゃない時にあまりいいスタートを切れてないので、今日もゲートの中でガタガタしてしまって、うまくスタートを切れませんでした。ちょっと力を出し切れなかったなぁという感じです。できればスムーズに前の方のポジションを欲しかったです」
5着 メモリーコウ 矢野貴之騎手
「枠順も枠順なので動けないところに入ってしまい、それでも地方最先着で一緒に上がってきています。あの位置から差し切っているテオレーマは強いですが、この馬も頑張っているし、ばらける展開になってもっと向いてくれれば。7歳ですがすごくいい感じですよ!」
6着 ダノンレジーナ 本橋孝太騎手
「いい形に持ち込めて、4コーナーではとても良かったので行けるかもと思いましたが……。ひとハロン短い方がベストかなぁと思いました」
7着 ダイアナブライト 笹川翼騎手
「ペースが遅く競馬がしづらくて、展開面なので力差はないと思っています。(+20キロでしたが)体重が増えているのはいいし、毛づやも張りも良かったです」
8着 マルカンセンサー 横川怜央騎手
「前走もスローであれだけの脚を使えていたので、今日もいい感じで上がっていけたのでワンチャンあるかなと思ったのですが、最後はジリジリという感じでした。7歳ですが背中はすごくいいですし、地方馬同士ならこれからもいい所がありそうです」
9着 リネンファッション 武豊騎手
「道中はいい時のこの馬の感じで行きっぷりは良かったですが、追ってからは全く反応がなくてどうしたんだろうという感じですね。状態は良かったと思います」
10着 アルコレーヌ 御神本訓史騎手
「今日はよーいドンになって抜かれていってしまいましたが、馬も5歳でまだ若いですし、(移籍緒戦でしたが)こっちでもやれそうな感じです」
11着 サルサレイア 的場文男騎手
「ペースがのろかったです。ハミを取っていく馬なので、展開に恵まれませんでした」
12着 ケラススヴィア 森泰斗騎手
「自分のペースでは行けましたが、一気に速くなりまくられるような形になって、そこで手応えがなくなってしまいました」
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回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手 25 令4 テオレーマ 牝6 川田 将雅 24 3 マルシュロレーヌ 牝5 川田 将雅 23 2 マドラスチェック 牝4 森 泰斗 22 平31 ビスカリア 牝7 森 泰斗 21 30 ミッシングリンク 牝4 戸崎 圭太 20 29 ワンミリオンス 牝4 戸崎 圭太 19 28 ホワイトフーガ 牝4 大野 拓弥 18 27 サンビスタ 牝6 C.デムーロ 17 26 メーデイア 牝6 濱中 俊 16 25 メーデイア 牝5 濱中 俊 15 24 ハルサンサン 牝4 今野 忠成 14 23 ラヴェリータ 牝5 M.デムーロ 13 22 ユキチャン 牝5 今野 忠成 12 21 ヤマトマリオン 牝6 幸 英明 11 20 ラピッドオレンジ 牝5 内田 博幸 10 19 サウンドザビーチ 牝6 勝浦 正樹 9 18 グラッブユアハート 牝6 安藤 勝己 8 17 レマーズガール 牝5 武 豊 7 16 レマーズガール 牝4 武 豊 6 15 ネームヴァリュー 牝5 佐藤 隆 5 14 レディバラード 牝5 藤田 伸二 4 13 ベラミロード 牝5 内田 利雄 3 12 ヤマノリアル 牝4 張田 京 2 11 ケープリズバーン 牝4 熊沢 重文 1 10 トミケンクイン 牝4 川原 正一