重賞レース

第19回 ジャパンダートダービー(JpnI)

  • 2017年7月12日(水)
  • 20:05発走
第19回優勝馬:ヒガシウィルウィン号

羽田盃、東京ダービーと続いた南関東3歳クラシック三冠レースの最終関門です。地方・JRA共にトップクラスの3歳馬が結集する「砂のダービー」は、これまでにトーシンブリザード、カネヒキリ、フリオーソ、サクセスブロッケンなど数多くの名馬を送り出しています。近年は早い時期からダートの頂点を目指すJRA所属馬も多く、全国から大きな注目が集まります。

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    <第19回 ジャパンダートダービー(JpnI)>

    サンライズノヴァ
    父は15年前の覇者ゴールドアリュール、母は園田で4勝を挙げたブライトサファイヤ、叔父には10年前のフェブラリーSの勝ち馬サンライズバッカスがいる血統です。前走のユニコーンSは中団後方から豪快に伸びてきて、最後に突き抜けたシーンは圧巻でした。

    タガノディグオ
    新馬戦は小倉芝コースで大敗しましたが、それ以降はダート戦で抜群の安定感を誇ります。3歳500万下を圧勝し、前走の兵庫チャンピオンシップも優勝して重賞ウィナーの仲間入り。地方コースの相性の良さも示し、この大井コースではどんな走りを見せるでしょう。

    リゾネーター
    2歳未勝利戦ではカンムル、3歳500万下ではキャプテンキング、伏竜Sはサンライズノヴァを破っています。ここまでの走りから前走の兵庫チャンピオンシップは1番人気に推されていましたが、4番手を追走も勝負所で離されてしまい4着。巻き返しを図ります。

    ヒガシウィルウィン
    半姉は東京湾カップの覇者ディーズプリモ、叔母は桜花賞馬イチリュウという南関東にゆかり深い血統。前走の東京ダービーは2着のキャプテンキングに6馬身差をつける圧勝で、サウスヴィグラス産駒初制覇!持ち前のレースセンスを武器に中央勢に立ち向かいます。

    キャプテンキング
    中央から南関東に移籍し、南関東1冠目の羽田盃を着差以上の強さで完勝。2冠目の東京ダービーは最後の直線でヒガシウィルウィンとの差が広がっていき、6馬身差をつけられての2着でした。リベンジの一戦。そして、古巣中央勢にどんな戦いを挑むのでしょうか。

    ブラウンレガート
    大井生え抜き馬。的場文男騎手とのコンビでもお馴染みで、デビューから一度もワイド圏内を外さず、高いレベルで確実な走りを見せ続けています。前走の東京ダービーは羽田盃を熱発で自重した後の一戦で、最後の伸びがもう少しだったと関係者は振り返っています。

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    <第19回 ジャパンダートダービー(JpnI)>
    (7月10日現在)

    調教インタビュー動画はこちら

    調教追い切り動画はこちら

    ■ヒガシウィルウィン
    *船橋 佐藤賢二 厩舎 牡3歳
    *成績 13戦6勝2着6回
    *重賞タイトル
     東京ダービー(SI)(2017)
     京浜盃(SII)(2017)
     ニューイヤーカップ(SIII)(2017)
     サンライズカップ(H2)(2016)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     東京ダービー馬ヒガシウィルウィンが南関東大将格として中央他地区勢に立ち向かいます。

     北海道から南関東に転厩後も実績通りの強さを発揮してきましたが、前走の東京ダービーで魅せたパフォーマンスも圧巻でした。羽田盃は逃げ馬不在で、中央から移籍してきたキャプテンキングが逃げる形になり、ヒガシウィルウィンは2番手から、最後交わせずに2着。切れ味ならキャプテンキングより勝ると見て、東京ダービーはキャプテンキングより前で競馬をする作戦を立てた厩舎サイド。

     道中は5番手外目を追走していき、3コーナーから抜群の手応えで進出すると、最後の直線では後続馬を子供扱いするかのようにグングングングン突き放していったシーンは印象的でした。2着のキャプテンキングに6馬身差をつけての優勝。サウスヴィグラス産駒初の東京ダービー制覇にもなりました。

     今度は最終関門のジャパンダートダービーに向けて順調に取り組んできたそうで、 「前はひ弱なところがありましたが今は丈夫になって、ハード調教を積んでも疲労感はないしタフな馬ですね。走り方も首を上手に前脚と後脚を振り子のように使って、全身で跳んでいるような感じです。とても懐っこい馬ですが、僕に対しての甘え方はきつさも出てきたけれど、無駄なところに力を使わないのは変わらずにいいところですね」(秀島哲明厩務員)。

     見た目はかわいらしい栗毛の男の仔ですが、高いレースセンスが武器で、ドシッとした精神面の強さも魅力的です。

     今回は東京ダービーと同じ舞台となるジャパンダートダービー。主戦の森泰斗騎手が残念ながら負傷でお休み中のために、リーディング14位の本田正重騎手が大抜擢されました。

     「泰斗が乗れないなら同じ船橋所属の騎手に乗って欲しかったし、正重を男にさせたいと思ったから。スタートを切ったら、できれば楽に4、5番手を取っていって、じっくり脚をためて最後の直線に生かせればいいね。ここまでの走りからもどんな競馬でもできるし、中央馬が入っても力差はないと思うんだけど」と佐藤賢二調教師。調教をつける米谷康秀調教師補佐は、「船橋に来てからも成長し続けてくれています。強い調教にも耐えて頑張ってくれているので、結果を出して欲しいです」。

    ■キャプテンキング
    *大井 的場直之 厩舎 牡3歳
    *成績 10戦3勝2着3回
    *重賞タイトル
     羽田盃(SI)(2017)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     中央から、東京ダービーを取るために移籍してきたと言っても過言ではなかったキャプテンキング。南関東移籍初戦となった羽田盃は、後方からの追い込み一辺倒だった馬がまさかの逃げる形になりましたが、追いすがるヒガシウィルウィンを半馬身差退けて優勝しました。

     東京ダービーも満を持して臨みましたが、道中はヒガシウィルウィンを前に見る形で中団から進めていくも、羽田盃のような力強さが見られずに最後はヒガシウィルウィンの2着。

     「スタートがイマイチで位置を取るまでに挟まれてしまい、それでも後方から上がってはいけましたが、競馬には流れもありますし脚を使ってしまった分の差だと思っています。これも競馬とは言え、とても悔しいです。今回は残念な結果に終わりましたが力はある馬です。ジャパンダートダービーでは逆転を目指したいです」と言っていた的場直之調教師。

     東京ダービー後はこのジャパンダートダービーに向けて、疲れも見せずに順調に進めてきたそうです。

     「いい意味でリラックスしていて、最終追いきりも抜群の動きを見せてくれました。乗っていた矢野貴之騎手も『すごくいい』と言ってくれました。まだまだ馬を恋しがって泣いたり子供っぽいところはあるんですが、普段の佇まいは大人びていて、名前の通りにキングだなって思います」(橋本健吾厩務員)。

     古巣中央勢との戦い。東京ダービーは自分の力を発揮できませんでしたが、改めてどんな戦い方を見せるのか興味深いです。

    ■ブラウンレガート
    *大井 阪本一栄 厩舎 牡3歳
    *成績 8戦4勝2着2回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     大井からデビューし、ここまでワイド圏内を外さずに高いレベルで走り続けてきました。「いつも元気な馬ですが、最近はいい意味で大人になってきたようにも思います」と苦楽を共にしてきた中井浩二厩務員。

     この馬のレースを語る上で、特筆すべきはニューイヤーカップでしょう。初コースや初左回りなどのハンデはありましたが、のちの東京ダービー馬ヒガシウィルウィンにタイム差なしの2着。南関東トップクラスの力があることは十分に示しました。

     前走の東京ダービーは3着でしたが、羽田盃を熱発の影響で自重し間隔があいた戦いだっため、最後はもっと伸びがあってもよかったと厩舎サイドは振り返っています。

     「東京ダービーは急仕上げの反動も出たけど、解消されてからは順調にきて、今は至っていい状態。外目の枠(7枠11番)には入ったけれど、先行はさせたいから内枠すぎるより自分の自由なところにいけた方が競馬はしやすいと思う。前走からもキャプテンキングとはそう力差はないはずだし、中央馬は強いけれど1頭でも多く負かしたいね。今回は唯一の大井生え抜き馬だし、その意地を見せたい」(阪本一栄調教師)。

     鞍上は7000勝を達成した的場文男騎手。

    <中央馬の顔ぶれ>

    ■サンライズソア
    *JRA 河内洋 厩舎 牡3歳
    *成績 8戦3勝2着0回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     先行力を生かして3勝。優勝したオープンの青竜Sは、2年前の覇者がノンコノユメです。前走のユニコーンSは5.6番手からの競馬で3着でした。川田将雅騎手が初騎乗。

    ■サンライズノヴァ
    *JRA 音無秀孝 厩舎 牡3歳
    *成績 7戦3勝2着1回
    *重賞タイトル
     ユニコーンS(GIII)(2017)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     父は15年前の覇者ゴールドアリュール、叔父は10年前のフェブラリーSの勝ち馬サンライズバッカスという血統。前走のユニコーンSは中団後方から豪快に伸びての完勝。

    ■シゲルコング
    *JRA 松永康利 厩舎 牡3歳
    *成績 12戦2勝2着2回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     2勝馬で、昨年の全日本2歳優駿は2番手から進めてリエノテソーロの2着。最近はもう少しの成績が続きますが、相性のいい内田博幸騎手の手綱さばきも楽しみです。

    ■タガノディグオ
    *JRA 宮徹 厩舎 牡3歳
    *成績 10戦3勝2着5回
    *重賞タイトル
     兵庫チャンピオンシップ(JpnII)(2017)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     ダート戦で抜群の安定感があり、前走の兵庫チャンピオンシップも優勝して重賞ウィナーに。地方コースの相性の良さも示し、大井コースではどんな強さを見せるでしょう。

    ■ノーブルサターン
    *JRA 牧浦充徳 厩舎 牡3歳
    *成績 9戦2勝2着1回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     前走の兵庫チャンピオンシップは果敢に逃げるも惜しくも2着。今回は大外枠から、展開の鍵を握ります。フリオーソやナイキアディライトのハシモトファームさんの生産馬。

    ■リゾネーター
    *JRA 牧光二 厩舎 牡3歳
    *成績 5戦3勝2着0回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     2歳未勝利戦ではカンムル、3歳500万下ではキャプテンキング、伏竜Sはサンライズノヴァを破りました。兵庫チャンピオンシップは4着(1番人気)で巻き返しを図ります。

    ■ローズプリンスダム
    *JRA 畠山吉宏 厩舎 牡3歳
    *成績 7戦3勝2着1回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     前走の鳳雛Sは後方から先団に押し上げ、最後は勝負強さを発揮し大混戦を制しました。過去の勝ち馬からJDD優勝馬を輩出。母のクリスチャンパールは船橋卒業生。

    *ジャパンダートダービーの情報は、南関魂でもお伝えしていきます!

    第19回 ジャパンダートダービー(JpnI)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)

    ■ヒガシウィルウィン
    船橋7/8右稍 1000m-63.2秒 800m-50.1秒 600m-38.1秒 末強めに
    ■キャプテンキング
    大井7/8稍 1000m-64.1秒 800m-50.4秒 600m-37.0秒 仕掛け
    ■ブラウンレガート
    大井7/8稍 1000m-63.8秒 800m-51.3秒 600m-38.6秒 強めに
    ■サンライズソア
    栗東7/7CW良 1200m-85.3秒 1000m-68.0秒 800m-52.1秒 600m-38.0秒 200m-11.6秒 一杯追
    ■サンライズノヴァ
    栗東7/8坂路 800m-52.4秒 600m-38.2秒 200m-12.1秒 一杯追
    ■シゲルコング
    美浦7/9坂路 800m-52.7秒 600m-38.6秒 200m-13.0秒 馬なり
    ■タガノディグオ
    栗東7/8坂路 800m-54.1秒 600m-38.9秒 200m-11.7秒 一杯追
    ■ノーブルサターン
    栗東7/9坂路 800m-54.5秒 600m-38.8秒 200m-12.2秒 馬なり
    ■リゾネーター
    美浦7/5W重 1200m-82.5秒 1000m-67.5秒 800m-53.3秒 600m-37.6秒 200m-13.0秒 一杯追
    ■ローズプリンスダム
    美浦7/5坂路 800m-51.8秒 600m-38.4秒 200m-13.0秒 一杯追
  • 高橋華代子のレースレポート

    南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中

    <第19回 ジャパンダートダービー(JpnI)>

    優勝インタビュー動画はこちら

     これからのダート界を背負っていく若き精鋭たちが集ったジャパンダートダービー。南関東クラシック3冠目に位置づけられ、中央・他地区からも参戦して毎年熱戦が繰り広げられています。

     今年19回目を迎えましたが、過去18回で地方勢が優勝したのはわずか4回。オリオンザサンクス(1999年)、トーシンブリザード(2001年)、フリオーソ(2007年)、マグニフィカ(2010年)。高くそびえたつ中央勢の壁を、今年は東京ダービー馬ヒガシウィルウィン(船橋・佐藤賢二厩舎)が打ち破りました!

     これまでヒガシウィルウィンとコンビを組んできた森泰斗騎手が負傷中(踵の骨折)のために、南関東リーディング14位の本田正重騎手が抜擢。「同じ船橋の騎手に乗せたいと思っていて、正重の乗り方も好きだからね。男にしてやりたいと思った」と佐藤調教師。

     一方、本田騎手は、「最初騎乗依頼を頂いた時は、『え、俺?』と思って、喜び半分プレッシャー半分でした。今は適度な緊張感です。皆さんの期待に応えられるように、悔いの残らないような騎乗をしたいです」と言っていました。

     レースは、ノーブルサターンがハナを切ると、2番手にローズプリンスダム、3番手にシゲルコングなど中央勢が先行していく中、それらを見る形で5、6番手からヒガシウィルウィンは追走していきました。

     「もう一つ前につけてもよかったなとは思いますが、あとは前から離されないようにしてついていこうと。折り合いもついて乗りやすいし、真面目に走ってくれる馬です」(本田騎手)。

     3~4コーナーから前にくらいついていき、外に持ち出す時にごちゃつくシーンもありましたが、それにもひるまず突き進んでいきました。「内に閉じ込められるのが嫌で外に出したかったので、ここしかないと思いました。最後まで一生懸命に走ってくれました」。

     残り200m付近では中央勢とほぼ横並び。内からサンライズソアが一歩抜け出たところにヒガシウィルウィンも襲い掛かり、最後クビ差出たところがゴールでした。勝ちタイムは2000m2分5秒8(良)。

     ヒガシウィルウィンが東京ダービー馬としての意地を見せました。南関勢がこのジャパンダートダービーを優勝したのは、2010年のマグニフィカ以来7年ぶり。南関勢がJpnⅠを制したのは、2011年かしわ記念のフリオーソ以来6年ぶり。

     中央勢は古馬のような貫録たっぷりの大型馬が多かった中、ヒガシウィルウィンは459キロと小柄な体で戦い抜きました。ハード調教にも耐えたタフさと丈夫さ、どんな競馬にも対応できるレースセンスと真面目さ。そして、精神力の強さも武器。

     この後は夏休みに入り、ご褒美の青草をたっぷり食べて放牧休養を予定していています。秋以降はどんな走りを見せてくれるのでしょうか?!

     最近のダートグレードレースのJpnⅠの舞台は中央勢の独壇場になることが多く、南関勢にとっては切なく寂しくなることも続きました。あまりにも遠かったJpnⅠの称号……。

     ヒガシウィルウィンは北海道角川秀樹厩舎からバトンを受ける形で、船橋の佐藤厩舎にやって来ました。競馬は森騎手が教えてきて、調教は米谷康秀調教師補佐が手掛け、日々のケアは秀島哲明厩務員、獣医師さん、装蹄師さんがサポート。その全体を佐藤調教師が見守り続けてきました。

     そして、森泰斗騎手からバトンを受けた本田騎手。たくさんの応援を送り続けてきたファンたち。これまで関わってきた全ての皆さんで勝ち取ったジャパンダートダービーだったと思います。

     また、南関勢がJpnⅠを勝つ日がやって来たんです!!!関係者にもファンにも、夢と希望を与えてくれた大きな1勝でした。



    <他陣営のコメント>

    2着 サンライズソア 川田将雅騎手
    「2000mもナイターもこなしてくれましたが、もう少しでした」

    3着 タガノディグオ 川島信二騎手
    「1番人気の馬(サンライズノヴァ)を目標にしていて、展開はイメージ通りに乗れたんですが……。力はつけています」

    4着 リゾネーター 木幡巧也騎手
    「スタートがあまりよくなくポジション取りに手間取りました。その後は手応えもよく最後も伸びてくれたんですが、甘くはなかったですね。次につながる競馬はできました」

    5着 ノーブルサターン 鮫島良太騎手
    「逃げるのは予定通りでしたが、3コーナーからプレッシャーをかけられたのがきつかったです。それでもそこまでとまってはいないし力はつけていると思います」

    6着 サンライズノヴァ 戸崎圭太騎手(1番人気)
    「力のいる馬場ということがあったのか、最後の直線で手応えがなくなったので、距離かもしれませんね」

    7着 ブラウンレガート 的場文男騎手
    「自分の走りはできていると思うけど、内枠ならもっと競馬はしやすかったかな。距離も問題ないし、今後に向けてはいい経験になったと思うよ」

    8着 ローズプリンスダム 大野拓弥騎手
    「いい位置で競馬をすることはできました。力はつけているので、この経験も今後に生かしていきたいです」

    9着 キャプテンキング 矢野貴之騎手
    「ダービーの時よりもいい意味で余裕があって集中しているなと、羽田盃の時のような感覚はありました。3コーナーまで手応えもよく理想通りだったんですが、追い出してからは勝った馬との反応が違いました。距離もあるのか……。この馬の力はこんなものではないので、また秋に巻き返したいです」

    10着 シゲルコング
    内田博幸騎手を背に3番手を追走も勝負所で後方に下がりました。全日本2歳優駿2着馬。

    11着 キャッスルクラウン 渋谷信博調教師
    「ポジション取りはよかったと思いますが、いい頃に比べるとキレがなかったですね。もう一度立て直して、左回りのいい馬なので戸塚記念を目標にしていきたいです」

    12着 サザンオールスター 岡部誠騎手
    「最後に脚は使ってくれました。この経験を今後に生かしてくれれば」

    13着 サンタンパ
    南関東で長きに渡って走ったワタリレディーの愛息で、東海ダービー2着馬。後方追走のまま。

    14着 サヴァアルジャン 町田直希騎手
    「間隔が空いた分もありましたかね。ハミを取らなかったし、外にもたれて走っていました」

    (取材協力 特別区競馬組合)
  • 回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
    19 平29 ヒガシウィルウィン 牡3 本田 正重
    18 28 キョウエイギア 牡3 戸崎 圭太
    17 27 ノンコノユメ 牡3 C.ルメール
    16 26 カゼノコ 牡3 秋山 真一郎
    15 25 クリソライト 牡3 内田 博幸
    14 24 ハタノヴァンクール 牡3 四位 洋文
    13 23 グレープブランデー 牡3 横山 典弘
    12 22 マグニフィカ 牡3 戸崎 圭太
    11 21 テスタマッタ 牡3 岩田 康誠
    10 20 サクセスブロッケン 牡3 横山 典弘
    9 19 フリオーソ 牡3 今野 忠成
    8 18 フレンドシップ 牡3 内田 博幸
    7 17 カネヒキリ 牡3 武 豊
    6 16 カフェオリンポス 牡3 柴田 善臣
    5 15 ビッグウルフ 牡3 武 豊
    4 14 ゴールドアリュール 牡3 武 豊
    3 13 トーシンブリザード 牡3 石崎 隆之
    2 12 マイネルコンバット 牡3 大西 直宏
    1 11 オリオンザサンクス 牡3 早田 秀治