重賞レース
第13回 JBCレディスクラシック(JpnI)
- 2023年11月3日(金)
- 15:20発走

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レースについて
レース概要1日に複数の重賞を行ってきたJBCの新たなカテゴリーとして2011年に誕生した牝馬戦で、記念すべき第1回はTCKで開催されました。これまで地方馬の優勝はTCK所属のララベルが2017年に挙げた1勝のみ。ララベルに続くTCK所属馬の勝利に期待がかかります。
コース紹介4コーナーからゴールまでの直線部分が長い外回りコースを使用。発走地点はゴールの200mほど手前で、スタート直後にゴールを一旦通過し、そのまま一周します。スピードもスタミナも問われるスタンダードなコースです。 -
高橋華代子の注目馬情報
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第13回 JBCレディスクラシック(JpnI)>
(10月27日現在)
■アーテルアストレア
昨年5月から掲示板を外さない安定した走りが続きます。重賞に初挑戦した5走前のエンプレス杯は4着。現在はリステッド&レディスプレリュードを連勝中です。
■ヴァレーデラルナ
昨年のJBCレディスクラシック(盛岡)は4連勝で重賞初挑戦V。前走のレディスプレリュード(6着)は5か月ぶり&斤量57キロでした。巻き返しを図ります。
■グランブリッジ
昨年のJBCレディスクラシック(盛岡)はヴァレーデラルナのクビ差2着でした。それ以降も高いレベルの走り。通算タイトル5つ目&JpnⅠの称号を狙います。
■スピーディキック
北海道と南関東で重賞8勝している地方競馬の女傑。2走前のスパーキングレディーCはアタマ差の2着、前走のレディスプレリュードは0秒9差の5着でした。
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高橋華代子の重賞直前情報
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第13回 JBCレディスクラシック(JpnI)>(11月2日現在)
調教追い切り動画はこちら
■スピーディキック
*浦和 藤原智行 厩舎 牝4歳
*成績 18戦9勝2着4回
*重賞タイトル
東京シンデレラマイル(SIII)(2022)
ロジータ記念(SI)(2022)
戸塚記念(SI)(2022)
東京プリンセス賞(SI)(2022)
桜花賞(SI)(2022)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]北海道と南関東で重賞8勝している地方競馬の女傑。今年は古馬のダートグレード競走制覇に向け、フェブラリーSやかしわ記念にも出走し、高みに向かい続けています。2走前のスパーキングレディーCはレディバグからアタマ差の2着。前走のレディスプレリュードはアーテルアストレアから0秒9差の5着でした。積み重ねてきた経験を生かし、JBCの舞台に立ちます。「ここを目指してずっとやってきました。動き、反応、気合乗りも良くなり、納得のいく仕上がりです。スムーズな競馬ができれば、恥ずかしい競馬はしないと思っています。ここは勝ちたいですね」と藤原智行調教師。父は2012年のJBCスプリント(川崎)覇者タイセイレジェンドです。
JRA時代は3歳以上3勝クラスを勝ち上がりました。4走前の移籍初戦・スパーキングレディーCは、レディバグから0秒5差の5着となり、地方所属馬としてはスピーディキックに次ぐ着順。2走前のビューチフルドリーマーCは逃げ切り、念願の初タイトルを獲得しました。前走のレディスプレリュードは逃げましたが3コーナーから早めにかわされ9着。佐野謙二調教師は「展開面でリズムを崩したところもありました。笹川騎手(笹川翼騎手)も言っていましたが、着順ほど内容は悪くないと思います。入厩した頃から目標にしてきたレースで、状態もいいです。ポテンシャルは高いですし、掲示板には入って欲しいです」とコメント。
<中央馬の顔ぶれ>
■アイコンテーラー
芝の3歳以上3勝クラスを勝ち上がり、愛知杯は2着でした。ダートに転向すると、初戦のオープンで優勝し、前走のシリウスSは2着。適性の高さを見せています。
■アーテルアストレア
6番人気だった前走のレディスプレリュードは豪快に差し切り、人気馬たちを一蹴。重賞2度目の挑戦で初タイトルを獲得しました。3連勝でJpnⅠ初制覇を狙います。
■ヴァレーデラルナ
昨年のJBCレディスクラシック(盛岡)覇者。5か月ぶり&斤量57㌔だった前走のレディスプレリュードは6着でした。巻き返しの一戦。史上3頭目の連覇を目指します。
■グランブリッジ
*JRA 新谷功一 厩舎 牝4歳
*成績 13戦6勝2着3回
*重賞タイトル
エンプレス杯(JpnII)(2023)
TCK女王盃(JpnIII)(2023)
ブリーダーズゴールドカップ(JpnIII)(2022)
関東オークス(JpnII)(2022)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]抜群の安定感を誇り、13戦6勝2着3回3着2回。重賞4勝はJRA勢最多です。同じ1800mで行われた今年のTCK女王盃は差し切りV。JpnⅠ初制覇に期待が高まります。
■テリオスベル
*JRA 田島俊明 厩舎 牝6歳
*成績 36戦7勝2着5回
*重賞タイトル
ブリーダーズゴールドカップ(JpnIII)(2023)
クイーン賞(JpnIII)(2022)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]逃げてどこまで粘れるかというスタイルで、タイトルは2勝。前走のレディスプレリュードは3コーナーで先頭に立ち押し切りを図りましたが4着。力は示しました。
■ライオットガール
メンバー中、ただ1頭の3歳馬です。2走前のレパードSは牡馬を抑えて重賞初挑戦V。古馬重賞に初挑戦した前走のレディスプレリュードは僅差の3着に入りました。
■レディバグ
今年のスパーキングレディーCで重賞初制覇を飾り、その後は牡馬とのダートグレード競走で3着2回。父は2013年のJBCクラシック(金沢)優勝馬ホッコータルマエです。
*JBCレディスクラシックの情報は、南関魂でもお伝えしていきます!
第13回 JBCレディスクラシック(JpnI)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)
■スピーディキック 浦和10/28良 800m-55.6 秒 600m-40.5 秒 ■ノーブルシルエット 大井10/29良 1000m-64.7 秒 800m-49.9 秒 600m-36.4 秒 ■アイコンテーラー 栗東10/31W良 1200m-82.9 秒 1000m-68.5 秒 800m-52.8 秒 600m-36.9 秒 200m-11.5 秒 ■アーテルアストレア 栗東10/31坂路 800m-55.5秒 600m-41.1秒 200m-13.2 秒 ■ヴァレーデラルナ 栗東10/30W良 1200m-89.3 秒 1000m-71.1 秒 800m-54.4 秒 600m-38.0 秒 200m-11.3 秒 ■グランブリッジ 栗東11/1坂路 800m-63.5 秒 600m-46.8 秒 200m-14.4 秒 ■テリオスベル 美浦10/31P良 1000m-69.1 秒 800m-53.5 秒 600m-39.0 秒 200m-11.6 秒 ■ライオットガール 栗東10/30坂路 800m-54.9 秒 600m-39.5 秒 200m-12.4 秒 ■レディバグ 栗東10/29坂路 800m-54.0 秒 600m-38.2 秒 200m-11.9 秒 -
高橋華代子のレースレポート
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第13回 JBCレディスクラシック(JpnI)>
優勝インタビュー動画はこちら
大井競馬場のJBC競走は2020年以来3年振り。入場制限もなく、2万4千人を超えるファンが集まりました。場内は祭典にふさわしい盛り上がり。
JBCの幕開けは、牝馬ダート界の頂点を決めるJBCレディスクラシックJpnⅠ。JRAのアイコンテーラー(河内洋厩舎)が1番人気に応えて重賞初制覇を飾りました。
デビューから芝で走り続けてきた馬。3歳以上3勝クラスを勝ち上がり、愛知杯2着、中日新聞杯3着と、重賞でも好走しました。2走前からダートに転向。初戦のリステッド競走で勝利を飾ると、続くシリウスSは2着でした。
今回は予定していた武豊騎手が怪我のために乗り替わり。松山弘平騎手が手綱を取りました。「任せてくださった関係者の方々に感謝しています。今日は代打でしたが、強くて、いい競馬をしてくれたと思います。馬もしっかり応えてくれました」(松山騎手)。
道中2番手を進めたアイコンテーラーは、4コーナーで先頭に立つと、最後は後続に4馬身差をつけました。タイムは1800m1分52秒9(良)。2着がグランブリッジ、3着がアーテルアストレアでした。
松山騎手は「キックバックは得意ではないのかなと思っていたので、スムーズに自分の競馬をしたかったです。道中は流れに乗れて、手応えも良く、追ってからも(後続を)離してくれました」と振り返っていました。
ダートキャリアが浅い中、牝馬のビッグタイトルを手にしてきた実績馬たちを一蹴。ダート界の新女王として、再び強豪牡馬たちに挑んでいく姿が楽しみです。
なお、地方所属馬の最先着は4着のスピーディキックでした。道中は9番手を追走すると、最後は脚を伸ばす内容。
御神本訓史騎手は「1800mでは一線級と戦うには長いかもしれませんが、乗り方を改善すれば走り方も変わってくれるし、力のある証拠です。マイルなら切れます」とコメント。
今後は12月14日に行われる新設重賞・神奈川記念に向かう予定です。
<他陣営のコメント>
2着 グランブリッジ ジョアン・モレイラ騎手
「いいスタートを切って、いいリズムで折り合いもついて、レースの流れは理想的でした。直線も頑張ってくれましたが、1頭強い馬がいて、負けてしまいました」
3着 アーテルアストレア ミルコ・デムーロ騎手
「道中は自分のリズムで、すごく良かったです。いつも最後はもっと瞬発力を見せてくれますが、砂を入れ替えたのもあるのか、直線を向いてから思ったよりも伸びなかったです。残念ですが、馬は頑張っています」
4着 スピーディキック 御神本訓史騎手
同上
5着 テリオスベル 江田照男騎手
「スタートはいつもより出ましたが、他の馬も速かったです。厳しい競馬になりましたが、馬は頑張って走ってくれました」
6着 ライオットガール 森泰斗騎手
「ゲートではかなり気持ちが高ぶっていて、出遅れました。外に出して巻き返していきましたが、前半で脚を使ってしまいました。小柄で軽い走りで切れ味のありそうな馬。軽い馬場ならもっとやれると思います」
7着 レディバグ 酒井学騎手
「今日はスタートが速く、周りの馬たちを見ても思ったより行かなかったので、それなら下げる必要もないと思い、あのポジションで。向正面で手が早々動いていますが、それはいつものこと。条件的に1800mは微妙に長く、右より左の方がいい馬です。得意な条件ではない中でも、頑張ってくれました」
8着 ラブラブパイロ 藤田凌騎手
「初めて乗せて頂いて、気の難しさは感じました。この相手に頑張ってくれましたし、いい経験になりました」
9着 ティーズハクア 達城龍次騎手
「いつも抜け出すのがすごく難しい馬で、2着も多いです。今日はメンバーも強く、道中もついていけませんでしたが、地元馬同士なら違うと思います」
10着 サルサレイア 西啓太騎手
「良くも悪くもズブくなっていて、距離は持つようになっています。少し前からメンコを取るようになり、前半の行きっぷりは良くなっています。地元のオープンなどで楽しみです」
11着 ヴァレーデラルナ 横山武史騎手
「前回と違い、砂による集中力を切らすところはありませんでしたが、調教と本番は違うなぁという感じでした」
12着 ノーブルシルエット 笹川翼騎手
「馬は良かったですが、歓声を聞いてゲートの中でかなり盛り上がり、(ゲートから)ジャンプ気味に出ました。気難しい馬なので、ああいう(3コーナーの)不利があると全然ですね。残念です」
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回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手 13 令5 アイコンテーラー 牝5 松山 弘平 12 4 ヴァレーデラルナ 牝3 岩田 望来 11 3 テオレーマ 牝5 川田 将雅 10 2 ファッショニスタ 牝6 北村 友一 9 令元 ヤマニンアンプリメ 牝5 武 豊 8 平30 アンジュデジール 牝4 横山 典弘 7 29 ララベル 牝5 真島 大輔 6 28 ホワイトフーガ 牝4 蛯名 正義 5 27 ホワイトフーガ 牝3 大野 拓弥 4 26 サンビスタ 牝5 岩田 康誠 3 25 メーデイア 牝5 濱中 俊 2 24 ミラクルレジェンド 牝5 岩田 康誠 1 23 ミラクルレジェンド 牝4 岩田 康誠