重賞レース

第69回 東京ダービー(SI)

  • 2023年6月7日(水)
  • 20:10発走
第69回優勝馬:ミックファイア号

羽田盃に続く南関東3歳クラシックの第二関門です。TCK最長となる69年の歴史を持ち、実力だけでなく運も要求される伝統の一戦として、これまで数多くの名馬が誕生してきました。2024年からは日本ダート界の3歳チャンピオンを決める頂点レース(JpnI)に位置付けられます。
<上位2頭にジャパンダートダービーの優先出走権を付与>

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    南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中

    <第69回 東京ダービー(SI)>
    (5月31日現在)

    ミックファイア
    羽田盃は驚異的なパフォーマンスで、レースレコードのおまけつき。2001年のトーシンブリザード以来となる無敗の南関東2冠馬誕生なるか、注目が集まります。

    ヒーローコール
    NARグランプリ2歳最優秀牡馬を受賞した実力馬です。羽田盃は2着でしたが、今回の距離延長はプラス。小久保智厩舎はカイルに続き連覇達成に期待が高まります。

    サベージ
    京浜盃は一気の差し切りで重賞初制覇を飾り、羽田盃は出遅れながらも脚を伸ばし3着でした。森下淳平厩舎は2014年ハッピースプリント以来のダービーVを狙います。

    ライズゾーン
    牡馬としては小柄ですが、9番人気だった前走の東京湾Cは最後方からポジションを上げていくと豪快に差し切り、初タイトルを獲得しました。大井は初登場。

    ボヌールバローズ
    3戦目でラブミーチャン記念を優勝。それ以降は大井で走り、前走の東京プリンセス賞は2着でした。2011年のクラーベセクレタ以来となる牝馬Vを目指します。

    ピノホホッア
    重賞勝ちはありませんが、雄大な体とスケールの大きな走りで未知の魅力にあふれた1頭です。祖母の半兄は1997年の日本ダービー馬サニーブライアンという血統。

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    <第69回 東京ダービー(SI)>

    (6月5日現在)

    調教追い切り動画はこちら

    ■ミックファイア
    *大井 渡邉和雄 厩舎 牡3歳
    *成績 4戦4勝2着0回
    *重賞タイトル
     羽田盃(SI)(2023)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     南関東クラシック1冠目の羽田盃は無傷の4連勝で重賞初制覇を飾りました。

     デビューからスピードの違いで逃げ切ってきましたが、羽田盃は初めて2番手から。3コーナーから抜群の手応えで先頭に立つと直線では後続との差を広げ、6馬身差をつけました。勝ちタイムは1800m1分50秒9(やや重)。速い時計が出やすい馬場とは言え、楽な手応えでレースレコードを叩き出しました。

     初騎乗の御神本訓史騎手は「びっくりするくらい強かったですね。この馬のペースを守りながら追走して、最後は抜群の弾け方をしてくれたので、素質の高い馬だなと思いました。休み明けとは言っても、ゴールしてからなかなか止まらないくらい元気はありました。跳びが柔らかくてバネもあって、最後の弾け方はすごいなと思います」とコメント。

     この時は5か月ぶりの休み明けで、これはクラシックを見据えた休養中に裂蹄になったため。今回も前走に続いて渡邉厩舎の認定厩舎・ミッドウェイファームでトレーニングを積んできたそうです。

     蹄の不安があったからこそレース後のコンディションも非常に気になるところでしたが「あれだけ走っているのにガクッともこないし、カイバも食いもいいし、体のハリも出てきました。歩様にも見せないですし、予定通りの調教をしています。心肺能力と内臓面が本当に強い馬です」(渡邉和雄調教師)。

     今年の3冠馬のチャンスがあるのはミックファイアただ1頭。2001年のトーシンブリザード以来22年ぶりとなる無敗の南関東2冠馬誕生に期待が高まります。

     「他陣営も逆転を狙ってくるでしょうし、立場が変わってマークもきつくなると思います。ただ、5か月ぶりの前走があれだけの走りをしてくれて、その後はさら上向いて、逆に不安のないのが不安って感じです。距離2000mはベストでありませんが、前走の勝ちっぷりと能力、心肺機能の強さでこなしてくれると思っています。

     この先、出会えるかもわからないくらいのすばらしい馬です。歴史的になるかもしれない走りに注目して見て欲しいです」(渡邉調教師)。

     渡邉調教師&御神本騎手ともに東京ダービー初制覇がかかります。

    ■ヒーローコール
    *浦和 小久保智 厩舎 牡3歳
    *成績 10戦6勝2着2回
    *重賞タイトル
     雲取賞(SIII)(2023)
     鎌倉記念(SII)(2022)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     前走の羽田盃は直線でミックファイアに並びかけようとするも引き離され6馬身差の2着でした。

     森泰斗騎手は「サベージの追撃を振り切ったのは評価していいと思いますが、最後に手前を替えられなかったり、デビューの頃から割と促しながらのタイプなので、今日のような速いラップの流れでは持つところがなかったです。距離が延びるのはこの馬の気性からは絶対にプラスなので、東京ダービーでは何とか逆転したいです」とコメント。

     ヒーローコールはNARグランプリ2022の2歳最優秀牡馬を受賞。今年に入ってからも雲取賞を完勝し、鎌倉記念に続く2つ目のタイトルを獲得しました。

     初物尽くしだった伏竜Sは斤量を一番背負いスタートで後手を踏みながらも、優勝したミトノオーから0秒8差の3着。その後のミトノオーは兵庫チャンピオンシップを圧勝し、ヒーローコールも全国区の力があることを改めて示しています。

     ヒーローコールはこの中間も牧場での調整を挟み、野田トレセンへ帰厩。最終追い切りは初めて浦和競馬場で行い、トーセンレビューの外に併せ、力強い動きを見せました。「前走よりも攻めているぶん、気合は良くなっています。追い切りの時計も内容も十分です」と調教パートナーの橋本直哉騎手。

     この世代のトップに君臨してきたヒーローコールの巻き返しにも注目が集まります。

     「羽田盃で負けたのは悔しいし、自分たちの怠慢かなとも思うので反省しています。ここに向けては全て予定通り。羽田盃までは先々を考えるとまだセーブしていたところもありましたが、今回は調教と追い切りでもしっかりと動かしておきました。

     (2枠3番に入りましたが)今までいろんな枠で競馬をしてきているので、この枠も気になりません。2000mは他の馬たちが無用に動けなくなるぶん、アドバンテージは大きいでしょう。ペースが落ち着いていれば前目で、流れる展開ならそれなりのところで、どこからでも競馬ができる仔。

     想定外のアクシデントさえなければ結果は出してくれると思って、ジャパンダートダービーにつながる走りを期待しています」(小久保智調教師)。

     小久保調教師は2015年のラッキープリンス、2022年のカイルに続く3度目、森騎手は2017年ヒガシウィルウィン以来となる東京ダービーVを目指します。

    ■サベージ
    *大井 森下淳平 厩舎 牡3歳
    *成績 9戦3勝2着3回
    *重賞タイトル
     京浜盃(SII)(2023)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     前走の羽田盃はスタートで遅れ、道中は最後方からポツンと離れて進めましたが、最後は末脚を繰り出し3着まで追い上げました。

     「時計が出る馬場だったので、いつもの感じで行くときついと思い、まだ緩さのある馬なのでトモを温めて動けるようにしてテンからついていこうと思いました。逆にいつもより気が入ったぶん、出遅れてしまい、最後は残り100mくらいで脚色が衰えました。

     道中は1頭で走り、ペースもだいぶ流れていたので、折り合いはそんなに心配はなかったです。ダービーに向けてこの経験を必ず生かして巻き返したいです」(石崎駿騎手)。

     2走前の京浜盃は差し切り勝ちを収めて重賞ウイナーの仲間入り。強靭な末脚を武器に、大井2000mの舞台でどんなパフォーマンスを魅せてくれるのでしょうか!

     「最終追い切りは石崎騎手が跨ってくれて、しっかりした内容でできました。より力まず大きく走れるようになって、持続力も前走より良化してきていると思います。枠(1枠2番)はもっと外が良かったですが、後ろから行く馬だし、道中ロスなく周れるかなとも考えています。相手もいるし展開にも左右される馬ですが、ダービーは緩い流れにならないと思うし、ある程度は流れて欲しいです。

     この馬は自分のリズムで競馬ができるかどうか。力をしっかり出し切れれば、自ずと結果はついてくると思っています。2歳のうちからダービーに向けてプランニングをしてきた馬で、そこに向けて走りの精度も上がってきました。相手も強いですが、お互い競い合っていい競馬をして盛り上がるといいですね。現地に来て見て頂ければと思います」(森下淳平調教師)。

     東京ダービーは森下調教師が2012年のプレティオラス、2014年のハッピースプリント以来、石崎駿騎手は初制覇に期待がかかります。

    ■ライズゾーン
    *川崎 山崎尋美 厩舎 牡3歳
    *成績 11戦2勝2着1回
    *重賞タイトル
     東京湾カップ(SII)(2023)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     前走の東京湾カップは最後方からポジションを上げていき、直線で豪快に差し切り勝ち。9番人気の低評価を覆し、念願の初タイトルを獲得しました。

     初騎乗した今野忠成騎手は「何も癖がなく、すごく乗りやすい仔です。まだ体の小さいところはありますが、これからもっと力をつけてくれる馬だと思います。馬の雰囲気、リズムを崩さないで走らせていたら、結果的にあの位置取りになりました」とコメント。

     ライズゾーンは掲示板を外したのは1度だけという抜群の安定感で走り続けてきました。一方、道中いい感じで追走しても、最後は思ったよりも伸びず勝ち切れないレースも多くありました。前走はこれまでの印象を覆すような最後まで力強い末脚を発揮。

     今回は初の大井コースで、その末脚がどう生かされるでしょうか。

     「前走は一皮むけたかのような走りをしてくれました。前回は極端な後ろの競馬になりましたが元々はそういう馬ではないので、今回は中団くらいから切れを生かす感じになるのかなとは思っています。展開に左右はされず、レースセンスの高い馬です。

     最終追い切りは川崎競馬場の右回りで行いました(通常は左回りコース)。いつもとは逆のコースでフワフワしていましたが、右回りの走りはレースに行ってどんな感じなのかなと。この東京ダービーで走れるのは本当にありがたいことですね。前回がいい走りをしてくれたのでフロックじゃないことを示して欲しいです」(山崎尋美調教師)。

     山崎調教師がダービーを制した場合は初勝利、今野騎手は2015年のラッキープリンス(小久保智厩舎)以来2度目となるダービージョッキーの座を狙います。

    ■ピノホホッア
    *浦和 野口孝 厩舎 牡3歳
    *成績 6戦2勝2着1回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     デビューから520キロほどの雄大な栗毛の馬体は、ひときわ目立っていました。昨年8月のドリームチャレンジ2歳新馬は逃げ切り、勝ちタイムは浦和新馬のシーズン最速800m47秒6(良)。その1戦のキャリアで大井のゴールドジュニアに遠征したのは期待の表れで、優勝したリベイクフルシティから0秒7差の3着でした。

     重賞実績はハイセイコー記念3着、ニューイヤーカップ2着、東京湾カップ4着。勝ち切れないまでもどんな条件でも状況でも安定して走り続けているのも強さです。

     ここに向け、6月2日の浦和競馬場での最終追い切りは右回りで行いました(通常は左回りコース)。川崎から乗りに来た山崎誠士騎手は「指示通り、1200m近くから行き出して勢いをつけて行った感じです。右回りも問題はないし、気合のりも良くなって気持ちの面で変わってきたかなというのはありますね。前走より上向いています」とのこと。

     2019年の東京ダービーをヒカリオーソで制した山崎騎手はこのピノホホッアにも光るものを感じていて「背中の良さ。あれだけ大きいとばらける馬が多いですが、この馬は軸がしっかりしていて、体幹の強さみたいなものを感じます。僕は高評価です。胸を借りる挑戦ですが、見劣りはしないと思っています」と話していました。

     まだ重賞勝ちはありませんが、馬っぷりの良さとスケールの大きな走りで、関わる人たちを魅了しているピノホホッア。

     この道42年の野口孝調教師は「大跳びの馬で雨馬場は走りにくいところもあると思うので、追い切り時計の内容はこんなものだと思います。動き自体は前回よりも良くなっているし、イメージ通りです。本番は良馬場で走らせたいですね。前が流れるような展開が理想で、距離はここを走ってみてから今後に向けて判断していこうと思います。挫折する馬もいる中で、こうやって東京ダービーにこぎつけるのは良かったです。1997年にグランプリクンで4着だったので、勝ってみたいです」と話していました。

    *東京ダービーの情報は、南関魂でもお伝えしていきます!

    第69回 東京ダービー(SI)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)

    ■ミックファイア
    牧場6/3坂路 600m-38.3 秒 200m-12.3 秒 強めに
    ■ヒーローコール
    浦和6/2不良 1000m-66.5 秒 800m-51.1 秒 600m-36.5 秒 直強めに
    ■サベージ
    大井6/1重 1000m-61.3 秒 800m-48.4 秒 600m-35.1 秒 強めに
    ■ライズゾーン
    川崎6/1右不良 1000m-68.4 秒 800m-52.4 秒 600m-38.5 秒 一杯追
    ■ピノホホッア
    浦和6/2右不良 1000m-64.7 秒 800m-51.8 秒 600m-37.9 秒 一杯追
  • 高橋華代子のレースレポート

    南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中

    <第69回 東京ダービー(SI)>

    優勝インタビュー動画はこちら

     全日本的なダート競馬の体系整備により、南関東クラシック3冠やその前哨戦などが、来年からダートグレード競走として実施することが発表されています。

     6月7日に大井競馬場で行われた南関東クラシック2冠目の東京ダービーも、1冠目の羽田盃に続き、地元馬同士で行われる最後のクラシックレース。そんな節目の年に、大井生え抜きの怪物が現れました。渡邉和雄厩舎のミックファイアが御神本訓史騎手を背に無傷の5連勝で2冠を達成。

     道中2番手を追走したミックファイアは、3~4コーナーで逃げた牝馬のボヌールバローズをかわし、4コーナーで先頭に立つと直線では楽な手応えで後続を引き離し、羽田盃同様に6馬身差をつける圧勝。2着は羽田盃に続きヒーローコール、3着が東京ダービートライアル優勝馬ナンセイホワイトでした。勝ちタイム2000m2分4秒8(重)は2007年アンパサンドの2分5秒0を上回るレースレコード。

     さらに、無敗の東京ダービー馬誕生は2004年のアジュディミツオー以来19年振り、無敗の南関東2冠馬の誕生は2001年のトーシンブリザード以来22年振り。そして、大井生え抜き馬の東京ダービーVは1996年のセントリック以来27年振りとなる快挙でした。

     御神本騎手は「逃げるよりも、馬は前にいたほうがいいので理想の展開になりました。1、2コーナーを回ってペースが落ちた時にだいぶスイッチが入ってちょっと折り合いに苦労しましたが、ペースも遅かったのであのくらいは許容範囲内です。前回の競馬がフロックじゃなかったところを、改めて証明できたので大したものですね。

     とにかくうるさい馬なので(笑)、もっとドーンと構えて欲しいなというのはありますが、走らせれば器用というか性能がいいです。跳びが柔らかくてバネもあって最後の弾け方も良すぎるのですごいなと思います。成績の通りとんでもないスケールの馬なので、無事にこのまま成長していって欲しいです」と笑顔で話していました。

     御神本騎手にとっては、東京ダービー14度目の騎乗で悲願の初勝利。

     「ここまで長かったので、本当にうれしいです。普段はあまり緊張しないほうですが、今回は自分でもわかるくらいに緊張しました。お昼に(食堂で)あさりの味噌汁が出ましたが、たまに砂がたくさん入っているのもあるので、ミックに砂をつける訳にもいかないと思って、今回はやめておきました(苦笑)。そういう所まで気にして、ピリピリした感じ。

     今年は(牡馬の)クラシックに乗る馬がいないなと思っていたら、羽田盃の少し前にミックのお話しを頂いて、その羽田盃も最初は賞金順で入るかも微妙でした。ダービーが特別なレースであることはみんながわかっているし、簡単に勝てるものではありません。実力だけではなく運もあるので、(ダービーは)選ばれてこそだと思ってきました。ゴールの時、今年は選ばれたんだなぁと思いました。ここまで来たら、3冠を取りたいですね」。

     渡邉調教師のお話しでは、羽田盃、東京ダービー同様に、3冠目のジャパンダートダービーも渡邉厩舎の認定厩舎でもあるミッドウェイファームでトレーニングを積み、デビューから大井競馬場で担当してきた高橋厩務員がつきっきりでお世話をする予定とのこと。

     「口取りを撮影する時には息ひとつ乱れることもなくケロッとしていました。休み明けの羽田盃よりも東京ダービーのほうがしっかり乗り込めているので、レース後は羽田盃の時よりもダメージはないそうです。内臓面も相当強いと思います。あのスピードで楽に行って、上がり最速(37秒0)で伸びるのは理想ですけど、こんな馬はなかなかいませんよね。次は相手も一気に強くなりますが、勝ちっぷりと時計からもやれると思います」。

     大井生え抜きの怪物・ミックファイアにこれからどんな未来が待っているのか、期待が高まります。



    <他陣営のコメント>

    2着 ヒーローコール 森泰斗騎手
    「ちょっとペースも遅いと思って早めに捕まえにいきましたが、離されて……。勝ち馬を褒めるしかないですね」

    3着 ナンセイホワイト 笹川翼騎手
    「いい競馬はできたと思うし、悔いはないです。自厩舎の馬でダービーに臨めて感慨深いものがありました。この馬の現状の能力は出してくれたと思いますし、まだ先々の馬なので楽しみです」

    4着 サベージ 石崎駿騎手
    「ペースが落ち着くだろうなというのは予想通りでした。スタートはポンと出てくれて、展開が向いてないにしてもうまく運べて折り合いもつきました。最後に脚は使ってくれるなとは思いましたが、前(に行く馬たち)が楽なぶん、ですね。跳びが大きくて緩く、前はコーナーで外にもたれていましたが、その辺の改善はされてきて、まだ緩さは残りますがしっかりしてきました。3,4コーナーでもいい感じで回れています。もっと良くなる余地のある馬なので、これからが楽しみです」

    5着 オピニオンリーダー 矢野貴之騎手
    「陣営がよくここまで持ってきてくれたし、馬も頑張ってくれました。もっと内枠の方が楽に運べたなと思いますが、道中はいいポジションにつけられて、3、4コーナーでは苦しいかなとも思いましたが、最後は3着までありそうな感じでした。幅広い距離をこなしてくれていますが、2000mを走れているのは完全にセンスです。本当にすばらしい馬ですね。今後どういう距離を選んでいくのか」

    6着 ブルマリンシェール 町田直希騎手
    「大外枠でだったので、内に入れられなかったですが、そこまで外々を回る競馬ではありませんでした。最後まで掲示板はあるかなというくらいに頑張ってくれました。差し馬なので距離は長くても大丈夫です」

    7着 オーマイグッネス 張田昂騎手
    「ハミ受けが課題という話しは聞いていましたが、今日はすごく乗りやすかったです。今回は初騎乗だったので、次はまた違うと思います」

    8着 ウインドフレイバー 保園翔也騎手
    「前半は楽をさせて、最後は思っていたよりもひと脚使ってくれました。距離はもっと短い方がいいと思います」

    9着 リベイクフルシティ 和田譲治騎手
    「道中はスローで、流れはいいかなと思いましたが、勝ち馬も強かったですね。ヒーローコールも早めに来るかなと思って構えていきましたが、反応できませんでした。勝負をしての、この結果なので」

    10着 ライズゾーン 今野忠成騎手
    「ペースがすぐ落ち着いてしまいましたが、それなりに自分の競馬はできていたと思います。初めての右回りは問題ありませんでした」

    11着 ルクバー 藤本現暉騎手
    「ここにかける陣営の想いもあるし、いい状態の時に乗せて頂いて、感じは良かったです。相手は強かったですが、人馬ともにいい経験になりました」

    12着 ガンモヘラクレス 佐々木功調教師
    「今の力は出して頑張ってくれたと思います。この後は放牧予定なので、リフレッシュして、また頑張って欲しいですね」

    13着 ボヌールバローズ 本田正重騎手
    「指示もそうですし、自然に逃げる形にはなるのかなと。そんなに突かれることもなかったのでマイペースに逃げられて、途中までの走りは良かったです。3、4コーナーで来られて手応えが怪しくなりました。この距離はちょっと長いので、1400m、1600mの牝馬重賞なら勝てる手応えはあります」

    14着 ナイトオブバンド 米谷康秀調教師
    「もっとやれるとは思っていましたが、距離は長かったですね」

    15着 ピノホホッア 山崎誠士騎手
    「中団かその前には行きたかったですが、位置取りがちょっと後ろになってしまいました。手応えがあって、3コーナー過ぎくらいからもうひと伸びありそうな感じでしたが、距離が長いのか、ソラを使うところもありました。次はブリンカーを着けて、距離も短縮してみてどんな感じかですね。まだ先々の馬ですが、ポテンシャルの高さは感じるので、変わらず期待は大きいです」

    競走除外 コロンバージュ 疾病(感冒)
  • 回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
    69 令5 ミックファイア 牡3 御神本 訓史
    68 4 カイル 牡3 本橋 孝太
    67 3 アランバローズ 牡3 左海 誠二
    66 2 エメリミット 牡3 山口 達弥
    65 令元 ヒカリオーソ 牡3 山崎 誠士
    64 平30 ハセノパイロ 牡3 矢野 貴之
    63 29 ヒガシウィルウィン 牡3 森 泰斗
    62 28 バルダッサーレ 牡3 吉原 寛人
    61 27 ラッキープリンス 牡3 今野 忠成
    60 26 ハッピースプリント 牡3 吉原 寛人
    59 25 インサイドザパーク 牡3 左海 誠二
    58 24 プレティオラス 牡3 本橋 孝太
    57 23 クラーベセクレタ 牝3 戸崎 圭太
    56 22 マカニビスティー 牡3 戸崎 圭太
    55 21 サイレントスタメン 牡3 金子 正彦
    54 20 ドリームスカイ 牡3 戸崎 圭太
    53 19 アンパサンド 牡3 戸崎 圭太
    52 18 ビービートルネード 牡3 町田 直希
    51 17 シーチャリオット 牡3 内田 博幸
    50 16 アジュディミツオー 牡3 佐藤 隆
    49 15 ナイキアディライト 牡3 石崎 隆之
    48 14 キングセイバー 牡3 酒井 忍
    47 13 トーシンブリザード 牡3 石崎 隆之
    46 12 ヒノデラスタ 牡3 桑島 孝春
    45 11 オリオンザサンクス 牡3 早田 秀治
    44 10 アトミックサンダー 牡3 張田 京
    43 9 サプライズパワー 牡3 石崎 隆之
    42 8 セントリック 牡3 宮浦 正行
    41 7 ジョージタイセイ 牡3 藤村 和生
    40 6 カネショウゴールド 牡3 一ノ瀬 亨
    39 5 プレザント 牡3 桑島 孝春
    38 4 グレイドショウリ 牡3 石崎 隆之
    37 3 アポロピンク 牝3 鈴木 啓之
    36 2 アウトランセイコー 牡3 高橋 三郎
    35 平元 ロジータ 牝3 野崎 武司
    34 昭63 ウインドミル 牡3 石川 綱夫
    33 62 ジヨージレツクス 牡3 本間 茂
    32 61 ハナキオー 牡3 堀 千亜樹
    31 60 ミルコウジ 牡3 本間 茂
    30 59 キングハイセイコー 牡3 高橋 三郎
    29 58 サンオーイ 牡3 赤間 清松
    28 57 ダイシンシラユキ 牡3 田部 和廣
    27 56 スズユウ 牡3 武井 秀治
    26 55 タカフジミノル 牡3 赤間 清松
    25 54 ソウルシヤトー 牡3 赤間 清松
    24 53 ハツシバオー 牡3 宮浦 正行
    23 52 サンコーモンド 牡3 赤間 清松
    22 51 ロツキライン 牡3 角田 次男
    21 50 ゴールデンリボー 牡3 赤間 清松
    20 49 ダイエイモンド 牡3 高橋 三郎
    19 48 ヨウコウザン 牡3 岡部 正道
    18 47 トキワタイヨウ 牡3 赤間 清松
    17 46 フジプリンス 牡3 溝辺 正
    16 45 リユウトキツ 牡3 佐々木 吉郷
    15 44 ヤマノタイヨウ 牡3 田畑 勝男
    14 43 ウエルスダイバー 牡3 高橋 三郎
    13 42 ヒカルタカイ 牡3 竹山 隆
    12 41 シンオウ 牡3 高柳 恒男
    11 40 ヒガシユリ 牝3 佐々木 竹見
    10 39 パールマウンテン 牡3 大和田 五郎
    9 38 シンニツケイ 牡3 小筆 昌
    8 37 セルコール 牡3 須田 茂
    7 36 ヤグチホープ 牡3 矢熊 壽
    6 35 ダイサンコトブキ 牡3 矢熊 壽
    5 34 セイシヨウ 牡3 吉田 実
    4 33 ダイニコトブキ 牡3 須田 茂
    3 32 ハツユキ 牡3 永井 繁
    2 31 オートネ 牡3 栗田 武
    1 30 ローヤルレザー 牝3 朝倉 文四郎