分析レポート

Analysis Report

第69回
東京ダービー(SI)
2023年06月7日(水) 20:10発走

第69回優勝馬:ミックファイア号

レース情報

東京ダービーは、主要な前哨戦の上位馬が中心!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和5年5月29日時点

人気薄の馬が上位に食い込んだ例も少なくない

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[4-3-4-9](3着内率55.0%)、3~6番人気の馬は[4-4-3-29](3着内率27.5%)、7番人気以下の馬は[2-3-3-84](3着内率8.7%)となっている。上位人気馬はそれなりに堅実だが、伏兵の台頭も警戒しておきたい。

連対率が高いのは「船橋」所属馬

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[2-1-2-20](3着内率20.0%)、「船橋」の馬は[5-4-2-42](3着内率20.8%)、「大井」の馬は[2-4-6-43](3着内率21.8%)、「川崎」の馬は[1-1-0-17](3着内率10.5%)となっている。なお、連対率は「浦和」の馬が12.0%、「船橋」の馬が17.0%、「大井」の馬が10.9%、「川崎」の馬が10.5%である。連対数や連対率を重視するならば、「船橋」勢がやや優勢と言えそうだ。

外寄りの枠に入った馬が優勢

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、1~4枠の馬は[2-2-4-67](3着内率10.7%)、5~8枠の馬は[8-8-6-55](3着内率28.6%)となっている。内寄りの枠に入った馬は評価を下げるべきだろう。

大敗直後の馬は割り引きが必要

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、7着以内の馬は[9-9-10-94](3着内率23.0%)、8着以下の馬は[1-1-0-28](3着内率6.7%)となっている。直近のレースで大きく崩れてしまった馬は、上位に食い込む可能性が低いと見ておきたい。

前走が1,700~1,800mのレースだった馬に注目

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,600m以下の馬は[1-0-0-14](3着内率6.7%)、1,600m超2,000m未満の馬は[9-9-10-96](3着内率22.6%)、2,000m以上の馬は[0-1-0-12](3着内率7.7%)となっている。なお、第63回(平成29年)以降の過去6年に限ると、1,600m以下の馬は[0-0-0-9](3着内率0.0%)、1,600m超2,000m未満の馬は[6-6-6-57](3着内率24.0%)、2,000m以上の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)である。1,700~1,800mのレースを経由してきた馬が中心と言えそうだ。

“羽田盃”の上位馬は信頼できる

【“羽田盃”における着順別成績】(過去10年)

“羽田盃”における着順別成績を見ると、7着以内の馬は[7-6-8-36](3着内率36.8%)、8着以下の馬は[0-1-0-24](3着内率4.0%)、「不出走」の馬は[3-3-2-62](3着内率11.4%)となっている。“羽田盃”の上位馬は高く評価するべきだろう。

“京浜盃”における着順も重要

【“京浜盃”における着順別成績】(過去10年)

“京浜盃”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[5-3-8-19](3着内率45.7%)、6着以下の馬は[3-0-0-32](3着内率8.6%)、「不出走」の馬は[2-7-2-71](3着内率13.4%)となっている。 “羽田盃”だけでなく、その前哨戦である“京浜盃”における着順もチェックしておきたい。

“全日本2歳優駿”で善戦した馬は見逃せない

【“全日本2歳優駿”における着順別成績】(過去10年)

“全日本2歳優駿”における着順別成績を見ると、7着以内の馬は[6-3-4-9](3着内率59.1%)、8着以下の馬は[1-0-0-11](3着内率8.3%)、「中止」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[3-7-6-101](3着内率13.7%)となっている。JpnIの“全日本2歳優駿”で善戦した経験のある馬は有力と見て良さそうだ。