重賞レース
第26回 TCK女王盃(JpnIII)
- 2023年1月25日(水)
- 16:35発走

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レースについて
レース概要年明け最初の重賞となる、牝馬限定のダートグレード競走です。全国から集まった女傑が真冬のダート女王の座を目指します。
<上位2頭(地方所属馬に限る)にエンプレス杯の優先出走権を付与>コース紹介4コーナーからゴールまでの直線部分が長い外回りコースを使用。発走地点はゴールの200mほど手前で、スタート直後にゴールを一旦通過し、そのまま一周します。スピードもスタミナも問われるスタンダードなコースです。 -
高橋華代子の注目馬情報
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第26回 TCK女王盃(JpnIII)>
(1月17日現在)
■ヴァレーデラルナ
重賞初挑戦だった昨年のJBCレディスクラシックは4連勝でJpnⅠ制覇。3歳の勝利は史上2頭目の快挙でした。ダートは全て2着以内という抜群の安定感を誇ります。
■グランブリッジ
昨年の関東オークスは重賞初挑戦で勝利を飾ると、 続くブリーダーズゴールドCは古馬を抑えて重賞2連勝。2走前のJBCレディスクラシックはクビ差の2着でした。
■テリオスベル
昨年夏から重賞路線へ参戦するようになり、同条件で実施したレディスプレリュードは1馬身差の2着。前走のクイーン賞は逃げ切り快勝で、念願の重賞初制覇。
■プリティーチャンス
同条件で行われた2走前のレディスプレリュードは差し切り勝ちを収め、重賞初制覇を飾りました。ここまでの5勝は全てダート1800mというスペシャリスト。
■コスモポポラリタ
北海道の重賞2連勝。南関東に移籍後、同条件で実施した昨年の東京プリンセス賞は、3歳女王スピーディキックにクビ差まで迫る2着でした。鋭い末脚が身上。
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高橋華代子の重賞直前情報
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<第26回 TCK女王盃(JpnIII)>(1月23日現在)
調教追い切り動画はこちら
■コスモポポラリタ
今年で26回目を迎えるTCK女王盃は、全日本的なダート競走の体系整備により、今年が最後になります(来年からは4月上旬に園田競馬場で兵庫女王盃として実施)。
そんな大事な一戦に地方競馬の代表馬として参戦するのがコスモポポラリタ。北海道時代に重賞2連勝を飾っている実力馬で、南関東移籍後はまだ勝ち星はありませんが、さまざまなキャリアを積んできました。
今回と同じ条件で実施した昨年の南関東牝馬クラシック2冠目・東京プリンセス賞は2着。道中は中団後方追走から、最後の直線で前が壁になりながらも37秒4のメンバー最速の脚を繰り出し、この年に5重賞を制するスピーディキックにクビ差まで迫りました。
それ以降も自慢の末脚を発揮しながら、高知優駿とロジータ記念3着になるなど、堅実な走りを続けています。ダートグレード競走は昨年の船橋競馬場で行われたクイーン賞(6着)以来2度目の参戦です。
「クイーン賞は馬場や展開も含めて、着差ほど結果は気にしていません。これまでいろんなコースを使って、大井の外回りコースがこの馬には合っているので、この条件なら全然違う結果になるとは思っています。まだ成長途上ですが、前よりも筋肉量が増えたぶんパワーもついてきています。馬込みやラチ沿いの方が集中して走れるので、この枠(1枠1番)は歓迎。状態も悪くないですし、今後を計る意味でもどのくらいやれるか楽しみにしています」(宗形竹見調教師)。
宗形調教師&和田譲治騎手のコンビと言えば、昨年のゴールドジュニアはリベイクフルシティが4連勝で重賞初制覇を飾り、今年はクラシック戦線へ。先週の船橋記念はティアラフォーカスが念願の重賞初制覇を飾り、今年の大目標はJBCスプリント(大井)に置く予定です。そんな勢いたっぷりのコンビが送り出すコスモポポラリタは、強豪相手にどんな走りを見せるでしょうか!今年8歳のマルカンセンサーは、TCK女王盃4回目の出走。最初に挑戦した2019年は的場文男騎手とのコンビで9番人気ながら追い込み2着となり、大きな注目を集めました。
デビューしてから重賞は惜しくも勝っていませんが、このTCK女王盃は好相性。最近の成績はもう一つですが、この馬らしい走りを見せて欲しいと思います。
「TCK女王盃は今年最後ですが、過去にはいい結果を出してくれた縁のあるレースなので、感慨深いものがあります。若い頃よりも体調管理が難しいですが、この馬なりに元気には走ってくれています。3コーナーでやめる癖があるので、追い切りは3コーナーからやる気を出させるような形でやってきたので、その稽古が生かせれば」(高野毅調教師)。<中央馬の顔ぶれ>
■ヴァレーデラルナ
抜群のセンスと安定感を武器に、ダート戦は全て2着以内。重賞初挑戦だった前走のJBCレディスクラシックは4連勝でJpnⅠ制覇を飾り、この路線に新星が誕生しました。
■グランブリッジ
*JRA 新谷功一 厩舎 牝4歳
*成績 9戦4勝2着2回
*重賞タイトル
ブリーダーズゴールドカップ(JpnIII)(2022)
関東オークス(JpnII)(2022)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]関東オークスとブリーダーズゴールドCで重賞2連勝。JBCレディスクラシックは中団から追い込みましたが、ヴァレーデラルナにクビ差届かず2着。リベンジの一戦です。
■テリオスベル
昨年夏からダートグレード競走に参戦し、同条件で実施したレディスプレリュードは1馬身差の2着。前走のクイーン賞は積極的にハナを奪い、念願の重賞初Vを達成。
■ナンヨーアイボリー
昨年10月に実施した3勝クラスのテレビ静岡賞は牡馬を抑えて勝ち上がり、その後はオープン戦へ。今回は重賞初挑戦で初物尽くし、どんな走りを見せるでしょうか。
■プリティーチャンス
ダートグレード競走の常連馬。同条件で実施した昨年のレディスプレリュードは差し切りで重賞初制覇を飾りました。勝ち星は全て1800mというスペシャリストです。
*TCK女王盃の情報は、南関魂でもお伝えしていきます!
第26回 TCK女王盃(JpnIII)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)
■コスモポポラリタ 大井1/21良 1000m-66.9秒 800m-52.6秒 600m-38.3秒 強めに ■マルカンセンサー 大井1/20稍 600m-37.7秒 馬なり ■ヴァレーデラルナ 栗東1/20CW良 1000m-66.7秒 800m-50.9秒 600m-36.3秒 200m-11.5秒 G前追 ■グランブリッジ 栗東1/18CW良 1200m-7F 99.9秒 1000m-68.3秒 800m-53.4秒 600m-38.1秒 200m-11.9秒 一杯追 ■テリオスベル 美浦1/22坂路 800m-53.5秒 600m-39.0秒 200m-12.9秒 一杯追 ■ナンヨーアイボリー 栗東1/22坂路 800m-54.5秒 600m-38.9秒 200m-12.4秒 強めに ■プリティーチャンス 栗東1/21CW良 1200m-7F 96.1秒 1000m-66.9秒 800m-53.4秒 600m-38.9秒 200m-12.0秒 強めに -
高橋華代子のレースレポート
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第26回 TCK女王盃(JpnIII)>
優勝インタビュー動画はこちら
今年で26回目を迎えた真冬の牝馬の祭典・TCK女王盃。全日本的なダート競走の体系整備により、来年からは園田競馬場で兵庫女王盃として行われます。大井競馬場で実施する締めくくりの一戦に、豪華メンバーが参戦。
昨年のJBCレディスクラシック(盛岡)の覇者ヴァレーデラルナ、クビ差の2着だったグランブリッジをはじめ、同じ大井1800mで実施したレディスプレリュード優勝馬プリティーチャンス、クイーン賞で重賞初制覇を飾ったばかりのテリオスベルらが名を連ねました。
ここでもJBCレディスクラシックの上位組が他馬を圧倒。1番人気グランブリッジが差し切りVで、関東オークスとブリーダーズゴールドCに次ぐ重賞3勝目をあげました。この2戦は2着に涙を呑んできただけに、鬱憤を晴らす結果。
レースは、テリオスベルが1コーナー過ぎで一気に先頭に立つと、2番手にヴァレーデラルナ、3番手にグランブリッジ。4番手には大井のコスモポポラリタが続き、プリティーチャンス、大井のマルカンセンサー、最後方はナンヨーアイボリーが追走。
テリオスベルが逃げ粘っていたところ、残り200m付近でヴァレーデラルナがかわして先頭に立つと、さらにその外からグランブリッジが並ぶ間もなくゴール前に抜き去りました。勝ちタイムは1800m1分53秒9(良)。1馬身差の2着がヴァレーデラルナ、2馬身差の3着がプリティーチャンス。地方最先着は6着のコスモポポラリタでした。
グランブリッジに初騎乗した川田将雅騎手は「ゲートを出るところから、すぐにリズムの良い走りをしてくれましたので、難なくスムーズにいい位置をキープできました。初めて競馬で乗せて頂くのでリズムの良い競馬をしながら、どれほどの脚を使えるのか馬の力を信じてやってみたところ、とても良い走りで目の前の馬を捕まえ切ってくれました」とコメント。
川田騎手は2021年のマルシュロレーヌ、2022年のテオレーマに続くTCK女王盃3連覇を達成。今年のグランブリッジは調教師に転身する福永祐一騎手からバトンを受け継ぐ形になったことについて「無事に一つタイトルを取ることができてホッとしていますし、祐一さんが作り上げたグランブリッジをより良い舞台で良い走りができるように継続してやっていきたいと思います」と話していました。
なお、今回は2着だったJBCレディスクラシックの覇者ヴァレーデラルナ。「指示通りに乗れました。JBCの時は僅差で勝ちましたけど力は同じくらいだと感じていたので、相手はあの馬(グランブリッジ)だと思っていました。今日は負けましたが、今後に生きてきてくれれば。4歳ですしキャリアも浅いので、もっともっと経験をして、地方重賞なりG1や重賞も取れればいいなと思っています」と岩田望来騎手。
明け4歳のグランブリッジとヴァレーデラルナ。今後のライバル関係からも目が離せなくなりました。
<他陣営のコメント>
3着 プリティーチャンス バウルジャン・ムルザバエフ騎手
「最後まで止まっていないですし、しっかり頑張って走ってくれています。もう少しペースが流れてくれれば、もっといい脚を使えましたが……」
4着 テリオスベル 江田照男騎手
「いつもの感じで、1,2コーナーでハナに立てればいいし、それで立てなければ向正面でという感じで考えていて、1コーナーあたりでうまくハナに行って、いい感じで行けました。直線を向いても手応えは良かったですが、最後は決め手の差です」
5着 ナンヨーアイボリー 石橋脩騎手
「もう少し流れるかなと思いましたが、ペースが落ち着いてしまいました。最後まで伸びているし頑張ってくれました」
6着 コスモポポラリタ 和田騎手
「道中はしっかり集中して楽にあの位置につけられましたが、やはり中央勢は終いが違いますね。(コスモポポラリタは)伸びずバテずって感じでした」
7着 マルカンセンサー 仲原大生騎手
「3コーナーあたりの手応えは思ったより良かったので、掲示板に入ってくれと思い追いましたが……」
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回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手 26 令5 グランブリッジ 牝4 川田 将雅 25 4 テオレーマ 牝6 川田 将雅 24 3 マルシュロレーヌ 牝5 川田 将雅 23 2 マドラスチェック 牝4 森 泰斗 22 平31 ビスカリア 牝7 森 泰斗 21 30 ミッシングリンク 牝4 戸崎 圭太 20 29 ワンミリオンス 牝4 戸崎 圭太 19 28 ホワイトフーガ 牝4 大野 拓弥 18 27 サンビスタ 牝6 C.デムーロ 17 26 メーデイア 牝6 濱中 俊 16 25 メーデイア 牝5 濱中 俊 15 24 ハルサンサン 牝4 今野 忠成 14 23 ラヴェリータ 牝5 M.デムーロ 13 22 ユキチャン 牝5 今野 忠成 12 21 ヤマトマリオン 牝6 幸 英明 11 20 ラピッドオレンジ 牝5 内田 博幸 10 19 サウンドザビーチ 牝6 勝浦 正樹 9 18 グラッブユアハート 牝6 安藤 勝己 8 17 レマーズガール 牝5 武 豊 7 16 レマーズガール 牝4 武 豊 6 15 ネームヴァリュー 牝5 佐藤 隆 5 14 レディバラード 牝5 藤田 伸二 4 13 ベラミロード 牝5 内田 利雄 3 12 ヤマノリアル 牝4 張田 京 2 11 ケープリズバーン 牝4 熊沢 重文 1 10 トミケンクイン 牝4 川原 正一