分析レポート

Analysis Report

第26回
TCK女王盃(JpnIII)
2023年01月25日(水) 16:35発走

第26回優勝馬:グランブリッジ号

レース情報

TCK女王盃は、臨戦過程や馬格が重要!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和5年1月11日時点

上位人気の馬ほど堅実

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[8-2-4-6](3着内率70.0%)、3~5番人気の馬は[1-5-5-19](3着内率36.7%)、6~9番人気の馬は[1-3-1-34](3着内率12.8%)、10番人気以下の馬は[0-0-0-27](3着内率0.0%)となっている。波乱の決着となった年も少なくないが、上位人気グループの馬はそれなりに信頼できると見て良いだろう。

「JRA」勢が優勢

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[0-2-1-63](3着内率4.5%)、「JRA」の馬は[10-8-9-23](3着内率54.0%)となっている。まずは「JRA」所属馬に注目したい。

負担重量の重い馬ほど好成績

【負担重量別成績】(過去10年)

負担重量別成績を見ると、55.0kg未満の馬は[2-2-2-43](3着内率12.2%)、「55.0kg」の馬は[4-5-4-31](3着内率29.5%)、55.0kg超の馬は[4-3-4-12](3着内率47.8%)となっている。なお、第23回(令和2年)以降の過去3年における3着以内馬9頭は、いずれも負担重量が「55.0kg」か55.0kg超だった馬である。過去1年の総獲得賞金に応じた負担重量を課される別定競走だが、55.0kg未満の負担重量を課された馬は評価を下げた方が良さそうだ。

前走の着順を素直に評価したい

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、2着以内の馬は[5-5-6-27](3着内率37.2%)、3~8着の馬は[4-5-4-39](3着内率25.0%)、9着以下の馬は [1-0-0-20](3着内率4.8%)となっている。なお、第22回(令和元年)以降の過去4年に限ると、8着以内の馬は[4-4-4-23](3着内率34.3%)、9着以下の馬は [0-0-0-11](3着内率0.0%)である。大敗直後の馬は過信禁物と見るべきだろう。

前走の距離がポイント

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,600m以下の馬は[2-1-2-45](3着内率10.0%)、1,600m超2,000m未満の馬は[8-8-8-33](3着内率42.1%)、2,000m以上の馬は[0-1-0-8](3着内率11.1%)となっている。なお、第22回(令和元年)以降の過去4年に限ると、1,600m以下の馬は[1-0-0-18](3着内率5.3%)、1,600m超2,000m未満の馬は[3-4-4-13](3着内率45.8%)、2,000m以上の馬は[0-0-0-3](3着内率0.0%)である。臨戦過程を比較する際は、前走も1,800m前後のレースだった馬を高く評価したい。

近年は前走で先行していた馬が不振

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、3番手以内の馬は[2-4-5-30](3着内率26.8%)、4~10番手の馬は[8-6-5-41](3着内率31.7%)、11番手以下の馬は[0-0-0-15](3着内率0.0%)となっている。ただし、第23回(令和2年)以降の過去3年に限ると、3番手以内の馬は[0-1-0-10](3着内率9.1%)、4~10番手の馬は[3-2-3-9](3着内率47.1%)、11番手以下の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)である。近年の傾向を重く見るならば、前走の最終コーナーを11番手以下で通過した馬だけでなく、3番手以内で通過した馬も割り引きが必要だ。