重賞レース

第68回 東京ダービー(SI)

  • 2022年6月8日(水)
  • 20:10発走
第68回優勝馬:カイル号

羽田盃に続く南関東3歳クラシック三冠レースの第二関門です。実力だけでなく運も要求されるこのレースは、日本最多勝利数記録を持つ“大井の帝王”的場文男騎手が過去39回の騎乗でいまだ未勝利。40回目の節目に悲願の初勝利の期待がかかります。
<上位2頭にジャパンダートダービーの優先出走権を付与>

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    <第68回 東京ダービー(SI)>
    (6月1日現在)

    ミヤギザオウ
    南関東一冠目の羽田盃を真島大輔騎手とのコンビで勝利。後方から追走し、メンバー最速の脚を繰り出して内から抜き去りました。末脚を武器に、二冠目を狙います。

    ライアン
    平和賞馬。気分屋で成績に波はありますが、前走の羽田盃は豪快に追い込み2着でした。小久保厩舎からは、ノブレスノア、カイルも出走予定で、楽しみな3頭出し。

    シャルフジン
    北海道時代の重賞ウイナーで、南関東でも雲取賞と京浜盃を優勝。羽田盃も超ハイペースの中果敢に逃げ粘って3着に入った姿は、改めて能力の高さを見せました。

    イルヴェント
    羽田盃は先行勢に厳しいペースの中4番手付近から踏ん張り、さらには不利などもありながら、直線では勝ったと思わせたほどの僅差の4着でした。力をつけています。

    リコーヴィクター
    北海道時代に重賞を勝ちJBC2歳優駿3着と実績上位馬。前走の羽田盃は中団後方から脚を伸ばして5着に入り、本番は更なるパフォーマンスが期待されます。

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    <第68回 東京ダービー(SI)>

    (6月6日現在)

    調教追い切り動画はこちら

    ■ミヤギザオウ
    *大井 森下淳平 厩舎 牡3歳
    *成績 6戦3勝2着0回
    *重賞タイトル
     羽田盃(SI)(2022)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     ミヤギザオウは漢字に直せば『宮城蔵王』で、宮城県と山形県の境ある蔵王連峰の宮城県側エリアのこと。鈴木雅俊オーナーが宮城県の方ということで、名付けられたそうです。セリの時点で、東京ダービーを目指したい馬と森下淳平調教師をはじめ関係者からも高い評価を得ていた馬だったそう。

     森下調教師は、2012年のプレティオラス、2014年のハッピースプリントと2頭の東京ダービー馬を手掛けています。

     ミヤギザオウが厩舎に来てから担当しているのは、フジノウェーブも手掛けた金成厩務員。「中・長距離を使っていく馬で、こんなに体の柔らかい馬は初めて触りました。人のこともよく見る賢い馬で、教えたことに応えてくれて指示にも従順です」(金成厩務員)。

     成長がゆっくりのため本格化するのはまだ先と見ていた陣営は、前走の羽田盃も東京ダービーの優先出走権(1着から5着まで)を獲得できればという思いで臨んだそうですが、一気に大輪の花を咲かせることになりました。

     羽田盃は超ハイペースの中、道中13番手から追走し、最後は内からメンバー最速の脚で一気に差し切りました。

     「今日はミヤギザオウが持っている運とかそういうものが全部ハマって勝った感じはします。めちゃめちゃ乗りやすくて、折り合いもつくし反応もしてくれます。馬込みでひるんだり瞬発力勝負に対応できない馬なら絶対にできない競馬内容で、ミヤギザオウだからできたレースです」とコンビを組んだ真島大輔騎手は振り返っていました。

     今回は南関東一冠目の覇者として臨むレースですが、あくまでも挑戦者であることを陣営は口をそろえます。

     「羽田盃は現状の仕上がり以上の走りをしてくれたので反動も出ましたが、それも抜けてきて、同じくらいの状態では出走できると思います。

     (1枠1番については)内のポジションから競馬もしているし、この馬は走りやすいと思います。ゆったりしたペースの方がリズムを作りやすいので、距離が200m延びるのもプラスです。あくまでも競馬に合わせるのではなく自分のリズムで走れるように。先につながるいい内容の競馬をして欲しいと思います」(森下調教師)。

    ■シャルフジン
    *船橋 川島正一 厩舎 牡3歳
    *成績 8戦4勝2着1回
    *重賞タイトル
     京浜盃(SII)(2022)
     雲取賞(SIII)(2022)
     ブリーダーズゴールドジュニアカップ(H1)(2021)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     ホッカイドウ競馬時代の重賞ウイナーで、南関東移籍以降も持ち前のスピードを生かし、雲取賞と京浜盃を逃げ切り勝ち。特に前走の羽田盃は、前半600m通過35秒3、800m通過47秒4、1000m通過59秒5というハイラップの中で、逃げ粘り3着になったシーンは改めてこの馬の強さを証明しました。

     「馬場の傾向を考えればスタートも決まってすんなり行けたので、押し切れるだけの能力があると思って乗りましたが……。勝った馬と2着馬は後ろから来た馬だし、それでも粘っているから力はあります」(御神本訓史騎手)。

     この馬を担当する多田厩務員は、1997年のサプライズパワーで東京ダービーを勝ち、これまで重賞勝ちは50勝以上という大ベテラン。

     シャルフジンについては、「レース後の疲れも全然なかったですね。持っている能力は相当高い馬です。カーッとするところがあるので、折り合いがついて自分の競馬をして、無事に帰ってきて欲しいです」(多田厩務員)とのこと。

     船橋競馬場は大規模改修工事中で、シャルフジンも最初は反応していたもののだんだんに慣れたそうです。今回は4枠7番。展開の鍵を握る一頭が、どんな走りを見せてくれるでしょうか。

     「馬自体はうちに来た時から少しずつ良くはなっていましたが、今回の最終追い切りは抜群の動きを見せてくれました。乗っている宮下も(元騎手の宮下康一厩務員)『前走も良かったですがさらに背中が変わって前走以上の状態』と言ってくれています。

     競馬は当日の馬場や枠、位置取り、ペースなど様々な要素で決まりますが、本番も戦い方を変えることなく、この馬の正攻法の形に持ち込みたいです。向正面で落ち着いてくれれば、距離もこなしてくれると思っています」(川島正一調教師)。

    ■ライアン
    *浦和 小久保智 厩舎 牡3歳
    *成績 9戦4勝2着1回
    *重賞タイトル
     平和賞(SIII)(2021)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     ライアンは平和賞の勝ち馬。今野忠成騎手とのコンビで、ビチャビチャの不良馬場を先行して直線で抜け出しました。浦和生え抜きのディープインパクト産駒の勝利で、母のライアンズチャームはペルーGⅠ馬。

     その後は残念な成績が続いた時期もあり、「やる気の問題です。とぼけるところがあるので、やる気スイッチが入ってくれれば、力はあると思いますが……」と小久保調教師の兄の小久保厩務員は言っていました。

     そんなライアンが平和賞以来の本気モードを見せてくれたのが、前走の羽田盃でした。クラウンカップでは1番人気に推されていましたが(11着)、この時は13番人気。道中はハイペースで12番手から、最後は豪快に伸びて2着に入りました。

     「進みがイマイチなので……そのぶん最後は切れるんでしょうけどね。今日はこの馬のいいところは出たと思います。前回のようなフラフラするのもなかったですし、距離は長い方がいいです」(今野騎手)。

     小久保智厩舎と今野騎手のコンビと言えば、2015年の東京ダービー馬ラッキープリンスを手掛けたコンビです。

     「(ライアンは)前走の疲れも取れていい状態です。この馬はレースで気を抜くところがあるので、仕上がり具合よりも気性ですね。時計的には足りているので楽しみはあります」(小久保調教師)。

     今年の東京ダービーは小久保厩舎から3頭出しで、さらにはハイセイコー記念の勝ち馬ノブレスノアと京浜盃2着馬カイルも参戦してきます。

     ノブレスノアは最近もう少しの成績が続いているだけにきっかけをつかみたいところ。担当はラッキープリンスの橋本厩務員。カイルは南関東牝馬二冠を達成したトーセンガーネットの半弟で、前走の羽田盃はスムーズさに欠く場面もあり6着に敗れ巻き返しを図りたいところ。担当は小久保調教師の息子でもある小久保厩務員。

     「(ノブレスノアは)ダービーを見据えて調整をしてきました。前走は差す競馬になりましたが行った方がいいと思います。(カイルは)元気いっぱいで文句のない状態です。前走は6着でしたが勝ち馬とは3馬身差で、馬場やレース展開で変わると思います。能力のある馬です」(小久保調教師)。

    ■イルヴェント
    *大井 荒井朋弘 厩舎(小林) 牡3歳
    *成績 8戦1勝2着2回
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     大井生え抜き馬で、出遅れたハイセイコー記念(9着)以外は全て崩れずに走り続けています。特に前走の羽田盃は12番人気でしたが4着で、東京ダービーの優先出走権を獲得。とは言っても着差以上の強さで、2コーナー付近で接触されたことにより左トモの落鉄があり、それでもあの超ハイペースを先行して見せ場たっぷりの内容でした。

     騎乗した岡村健司騎手も「2コーナーで外から接触されてトモを落としたので、それがなければもっとやれたと思います。相手なりに堅実に走れるのが強みですね」と話していました。

     本格化するのはまだ先と見ている厩舎サイドですが、一戦ごとに力をつけていて、担当の北脇厩務員のお話しでも、そもそも脚の長い体型をしている馬ですが、成長してきたことで、その脚の長さを生かして自分の体をうまく使えるようになってきたとのこと。

     ハイセイコー記念はスタートで遅れたことから、それ以降は尾持ちをしたことでゲートから安定して出られるようになったのもプラス材料。

     「一歩目は速くないですが行き脚がついてからのスピードはあるので、ある程度は先行して、切れる脚がないぶん長くいい脚を生かせる競馬になって欲しいです。距離が延びても問題はないので、あとはアクシデントなく力を出して欲しいですね。回復力も早くなってきて、追い切りの動きも含めて今までで一番いい状態で出走できそうです」(荒井朋弘調教師)。

    ■リコーヴィクター
    *大井 荒山勝徳 厩舎(小林) 牡3歳
    *成績 8戦3勝2着1回
    *重賞タイトル
     サッポロクラシックカップ(H2)(2021)
    *詳細データ[ → ]
    *調教タイム[ → ]

     ホッカイドウ競馬時代に重賞を勝ち、JBC2歳優駿は3着という実績馬。

     移籍して2戦目だった前走の羽田盃は、中団から進めて最後は脚を伸ばしてきて5着に入りました。「思い描いていた競馬はできました。いろいろ改善点はありますが、心臓の強さがすごいです。力はあるし、まだまだこれからの馬ですが(東京ダービーの)チャンスはあります!」(笹川翼騎手)。

     当初からこの東京ダービーを最大目標に置いて仕上げられてきて、今回はかなりハードなトレーニング内容を行ってきたそうです。「古馬オープン以上のハードな調教にも耐えてくれて、本当にえらいと思います。それでもカイバもペロリと食べているのですごい馬ですね」(千吉良厩務員)。

     今回は集中力を高めるためにブリンカーも着用予定。どのくらいの変わり身を見せてくれるでしょうか。

     「今までで一番思い通りの調整ができて馬も応えてくれました。距離は長くなっても問題はないですし、あとはどんな結果になるのか。ダービーは運も必要だと思います。馬主の土橋正雄さんは開業からお世話になった方のおひとりで、土橋さんの馬でダービーに出走するのもうれしいですが、結果を出したいという思いが強いです」(荒山勝徳調教師)。

    *東京ダービーの情報は、南関魂でもお伝えしていきます!

    第68回 東京ダービー(SI)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)

    ■ミヤギザオウ
    大井6/3良 1000m-66.2秒 800m-51.2秒 600m-37.1秒 強めに
    ■シャルフジン
    船橋6/4右稍 1000m-64.1秒 800m-47.9秒 600m-35.7秒 一杯追
    ■ライアン
    浦和6/2本馬場良 800m-52.6秒 600m-38.0秒 一杯追
    ■イルヴェント
    小林6/3良 1000m-63.4秒 800m-48.0秒 600m-35.9秒 一杯追
    ■リコーヴィクター
    小林6/3良 1000m-64.8秒 800m-48.9秒 600m-36.3秒 強めに
  • 高橋華代子のレースレポート

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    <第68回 東京ダービー(SI)>

    優勝インタビュー動画はこちら

     南関東競馬3歳馬の頂点を決める東京ダービー(S1)。一生に一度の舞台に登場した16頭。今年はここまでの戦いぶりからも、展開次第ではどの馬が勝ってもおかしくないような混戦ムードを漂わせていました。

     68代目の東京ダービー馬に輝いたのは、本橋孝太騎手がエスコートした6番人気カイル(浦和・小久保智厩舎)。重賞初勝利がこの東京ダービーという大仕事をやってのけました。

     羽田盃馬ミヤギザオウがゲート内のアクシデントで競走除外になり波乱の幕開け。

     レースは雲取賞と京浜盃の勝ち馬シャルフジンが、これまで同様に持ち前のスピードでハナを切っていく展開。

     羽田盃時は、前半600m通過35秒3、800m通過47秒4、1000m通過59秒5という超ハイペース。この東京ダービーは、前半600m通過37秒2、800m通過50秒6、1000m通過63秒4というスロー。馬群が固まる中、カイルはいつもより前目の2番手から。

     「京浜盃の時に初めて乗せて頂いて、ズブいとかではなく意外と真面目でないところがあったので、気を抜かないようにしんどいレースをさせても、僅差まで迫ってくれました(タイム差なしの2着)。羽田盃(0.5秒差の6着)は左海誠二さんが乗ってよりきついレースをしてくれたからこそ、今回があったと思います。

     自分でシャルフジンにプレッシャーをかけていくことは考えていなかったですが、この状態なら自分で競馬を作れるなと。和田騎手(外の3番手にいたフレールフィーユの和田譲治騎手)に来られても前走の経験があったから力むことはありませんでした。どんな競馬にも対応してくれるのがこの馬のいいところです。

     ペースが遅かったぶん道中は3頭が横並びになる真ん中でかなりプレッシャーもかかっていたので、それに耐えられたのは陣営の仕上げと羽田盃の経験があったからです」(本橋騎手)。

     最後の直線に入ってからも粘るシャルフジンに、カイルやフレールフィーユ、内からはリコーヴィクターも並びかけていきましたが、残り200m付近からはカイルが力強く抜け出しての快勝。勝ちタイムは2000m2分7秒1(重)。

     この日は11番手からの競馬になったクライオジェニックが、メンバー最速38秒5の脚で突っ込んできて2馬身差の2着。3着はアタマ差でリコーヴィクターでした。

     「勝負どころからは追って反応するための準備がしっかりできたことで、最後の伸びにつながったと思います。張田さん(張田京調教師は本橋騎手の奥様の父)がよく言うのは、『勝ったと思ったら負ける』と。そこはゴールまで言い聞かせて乗りました。

     ひるまない度胸の強さや、まだ2回しか乗っていませんがバテたのは見たことがないくらいのスタミナがある馬です」(本橋騎手)。

     カイルの馬主は島川隆哉様、生産が有限会社エスティファーム様(日高町)。父はトーセンブライト、母がトーセンヴェール、母の父はクロフネという血統の3歳牡馬。2019年の南関東牝馬二冠馬トーセンガーネットの半弟です。

     浦和勢の東京ダービー制覇は小久保厩舎のラッキープリンスが制して以来7年ぶり4度目の快挙。南関東生え抜き馬の勝利は5年連続。本橋騎手はプレティオラス以来10年ぶり2度目の勝利。担当は小久保調教師の息子・勝法厩務員で、ゴール後には小久保親子がガッチリと抱き合う姿が見られました。

     「島川会長にも何とかダービーを勝って頂きたいと思っていましたが、やっと勝てて少しは喜んでくださっているのかなと思います。次は日本ダービーを勝って頂きたいです。

     カイルは今日もゲート入りを嫌がっていたように、まだ子供で気性面は課題ですね。やることは変わりませんが、前より身が入ってきているし、内面的には落ち着きも出てきたのかなと思います。

     今後は中央に挑戦したり、ダートグレード競走を勝ったらその後には海外にも挑戦してみたいので、結果を出せるように頑張ります。次のジャパンダートダービーは一段上げて連れてきたいです」(小久保調教師)。

     常に安定した走りを続けながらも惜しいところで涙を呑んできたカイルが、この東京ダービーで最高の栄誉を手にしました。カイル、関わってこられた全ての皆さん、おめでとうございました!



    <他陣営のコメント>

    2着 クライオジェニック 安藤洋一騎手
    「先生から『出たなりで』ということだったので、馬のリズム重視で乗ろうと、これまでテンに使っていた脚を終いに全てかけました。調教では砂も馬込みも大丈夫だと思っていたので、そこは一切気にしていませんでした。

    いつも前に行っているので一生懸命走るところはありながらもタメは利いていて、直線に入った時には勝ったと思うくらいのすごくいい手応えでした。現状の馬の力を出してベストなレースはできたと思います」

    3着 リコーヴィクター 笹川翼騎手
    「陣営の皆さんが一生懸命仕上げてくださって状態はすごく良かったですし、ブリンカーも利いて、ここ2戦とは進み方も違いました。直線で進路がなくて内を選ぶしかなかったったので、心残りがあるとすればそういうところをシビアに乗っていれば、また違ったかなというのはあります」

    4着 フレールフィーユ 和田譲治騎手
    「思ったより前目の3番手から、砂もかぶらず一番いいところにつけられて、道中の感じもすごく良かったです。3コーナーくらいでペースが上がった時についていけない時もありましたが、中間くらいでまた盛り返して手応えよく回ったので、一瞬夢を見ました。最後まで頑張って走ってくれたし、最高のパフォーマンスはできたと思います」

    5着 ナッジ 矢野貴之騎手
    「今回の調教とレースは前向きさが出ることを意識して乗ったので、その部分での収穫はありました。この馬向きの展開ではありませんでしたが、現状の力は出し切った感じはあります。ただ、つかみどころのない馬なので、全能力を出していないなとは毎回思いますね」

    6着 リヴィフェイス 森泰斗騎手
    「距離もちょっと長いんでしょうが、現状ではよく頑張ってくれたと思います」

    7着 キャッスルブレイヴ 仲野光馬騎手
    「枠と展開面で馬には苦しい競馬をさせてしまいましたが、その中でもあれだけのパフォーマンスを見せてくれたので、その走りを次につなげていきたいと思いました」

    8着 シャルフジン 御神本訓史騎手(1番人気)
    「返し馬からスタートまで全てがうまくいって、道中もギリギリのところで折り合いもついたし、勝つならあのスローかなと思ったので乗り方に関して悔いはありません。何とか能力でカバーして欲しかったですが、やっぱり、距離なのかなとも思います。

    今までのラップではないのでもう少し流して行った方が良かったのかもしれませんが、それは結果論なので。スタートから速くて1馬身くらいは抜けているので、そこをわざわざ下げる必要はないですし、スピードが上回っている馬だなぁと改めて思いました」

    9着 トーセンエルドラド 張田昂騎手
    「(2度のゲート入りで)気が抜けちゃった感じもあるし、道中のペースは流れるかなと思いましたが、結果的にはスローだったので後手に回ってしまった感じです。まだキャリアも浅くて幼さもあるので、馬も本気で走り切れていない感じがあります」

    10着 レディオスター 酒井忍騎手
    「気合のりがいいぞと思っていましたが、ゲートに一度入って出した時に、一気に大人しくなって気持ちが抜けた感じです」

    11着 ミゲル 本田正重騎手
    「距離はもっと短い方がベストだと思います。道中は問題はないですが3コーナーくらいから手応えがなくなりました」

    12着 イルヴェント 岡村健司騎手
    「2度のゲートの出し入れで気持ちが途切れたり、羽田盃の目に見えない反動もあったのかなと思います」

    13着 タツノエクスプレス 町田直希騎手
    「楽にあの位置につけることはできましたが、3コーナーでペースが上がった時についていけませんでした」

    14着 ノブレスノア 左海誠二騎手
    「もう少し短い距離の方が持ち味を発揮できそうですね」

    15着 ライアン
    馬装不備(右手綱切損)

    競走除外 ミヤギザオウ (両飛節部挫傷)
    *大きな怪我ではなかったことが不幸中の幸いで、この後は放牧休養に入り秋に備えるそうです。
  • 回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手
    68 令4 カイル 牡3 本橋 孝太
    67 3 アランバローズ 牡3 左海 誠二
    66 2 エメリミット 牡3 山口 達弥
    65 令元 ヒカリオーソ 牡3 山崎 誠士
    64 平30 ハセノパイロ 牡3 矢野 貴之
    63 29 ヒガシウィルウィン 牡3 森 泰斗
    62 28 バルダッサーレ 牡3 吉原 寛人
    61 27 ラッキープリンス 牡3 今野 忠成
    60 26 ハッピースプリント 牡3 吉原 寛人
    59 25 インサイドザパーク 牡3 左海 誠二
    58 24 プレティオラス 牡3 本橋 孝太
    57 23 クラーベセクレタ 牝3 戸崎 圭太
    56 22 マカニビスティー 牡3 戸崎 圭太
    55 21 サイレントスタメン 牡3 金子 正彦
    54 20 ドリームスカイ 牡3 戸崎 圭太
    53 19 アンパサンド 牡3 戸崎 圭太
    52 18 ビービートルネード 牡3 町田 直希
    51 17 シーチャリオット 牡3 内田 博幸
    50 16 アジュディミツオー 牡3 佐藤 隆
    49 15 ナイキアディライト 牡3 石崎 隆之
    48 14 キングセイバー 牡3 酒井 忍
    47 13 トーシンブリザード 牡3 石崎 隆之
    46 12 ヒノデラスタ 牡3 桑島 孝春
    45 11 オリオンザサンクス 牡3 早田 秀治
    44 10 アトミックサンダー 牡3 張田 京
    43 9 サプライズパワー 牡3 石崎 隆之
    42 8 セントリック 牡3 宮浦 正行
    41 7 ジョージタイセイ 牡3 藤村 和生
    40 6 カネショウゴールド 牡3 一ノ瀬 亨
    39 5 プレザント 牡3 桑島 孝春
    38 4 グレイドショウリ 牡3 石崎 隆之
    37 3 アポロピンク 牝3 鈴木 啓之
    36 2 アウトランセイコー 牡3 高橋 三郎
    35 平元 ロジータ 牝3 野崎 武司
    34 昭63 ウインドミル 牡3 石川 綱夫
    33 62 ジヨージレツクス 牡3 本間 茂
    32 61 ハナキオー 牡3 堀 千亜樹
    31 60 ミルコウジ 牡3 本間 茂
    30 59 キングハイセイコー 牡3 高橋 三郎
    29 58 サンオーイ 牡3 赤間 清松
    28 57 ダイシンシラユキ 牡3 田部 和廣
    27 56 スズユウ 牡3 武井 秀治
    26 55 タカフジミノル 牡3 赤間 清松
    25 54 ソウルシヤトー 牡3 赤間 清松
    24 53 ハツシバオー 牡3 宮浦 正行
    23 52 サンコーモンド 牡3 赤間 清松
    22 51 ロツキライン 牡3 角田 次男
    21 50 ゴールデンリボー 牡3 赤間 清松
    20 49 ダイエイモンド 牡3 高橋 三郎
    19 48 ヨウコウザン 牡3 岡部 正道
    18 47 トキワタイヨウ 牡3 赤間 清松
    17 46 フジプリンス 牡3 溝辺 正
    16 45 リユウトキツ 牡3 佐々木 吉郷
    15 44 ヤマノタイヨウ 牡3 田畑 勝男
    14 43 ウエルスダイバー 牡3 高橋 三郎
    13 42 ヒカルタカイ 牡3 竹山 隆
    12 41 シンオウ 牡3 高柳 恒男
    11 40 ヒガシユリ 牝3 佐々木 竹見
    10 39 パールマウンテン 牡3 大和田 五郎
    9 38 シンニツケイ 牡3 小筆 昌
    8 37 セルコール 牡3 須田 茂
    7 36 ヤグチホープ 牡3 矢熊 壽
    6 35 ダイサンコトブキ 牡3 矢熊 壽
    5 34 セイシヨウ 牡3 吉田 実
    4 33 ダイニコトブキ 牡3 須田 茂
    3 32 ハツユキ 牡3 永井 繁
    2 31 オートネ 牡3 栗田 武
    1 30 ローヤルレザー 牝3 朝倉 文四郎