分析レポート

Analysis Report

第68回
東京ダービー(SI)
2022年06月8日(水) 20:10発走

第68回優勝馬:カイル号

レース情報

東京ダービーは、主要な前哨戦の上位馬が中心!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和4年5月25日時点

上位人気馬はそれなりに堅実

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[6-4-5-15](3着内率50.0%)、4~10番人気の馬は[4-4-5-57](3着内率18.6%)、11番人気以下の馬は[0-2-0-51](3着内率3.8%)となっている。伏兵の台頭も珍しくないレースだが、まずは前評判の高い馬に注目したい。

近年は「船橋」「川崎」勢が好成績

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-1-2-17](3着内率19.0%)、「船橋」の馬は[5-4-3-41](3着内率22.6%)、「大井」の馬は[3-4-5-45](3着内率21.1%)、「川崎」の馬は[1-1-0-20](3着内率9.1%)となっている。ただし、第65回(令和元年)以降の過去3年に限ると、「浦和」の馬は[0-0-1-8](3着内率11.1%)、「船橋」の馬は[2-2-1-10](3着内率33.3%)、「大井」の馬は[0-0-1-14](3着内率6.7%)、「川崎」の馬は[1-1-0-5](3着内率28.6%)である。ごく近年に限れば「船橋」所属馬や「川崎」所属馬が優勢だ。

内寄りの枠に入った馬はやや不振

【馬番別成績】(過去10年)

馬番別成績を見ると、1~7番の馬は[2-3-3-61](3着内率11.6%)、8~16番の馬は[8-7-7-62](3着内率26.2%)となっている。内寄りの枠に入った馬はやや評価を下げるべきだろう。

大敗直後の馬は割り引きが必要

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、7着以内の馬は[9-10-10-94](3着内率23.6%)、8着以下の馬は[1-0-0-29](3着内率3.3%)となっている。前走の着順が8着以下だったにもかかわらず3着以内となったのは、第65回(令和元年)1着のヒカリオーソのみである。大敗直後の馬は上位に食い込む可能性が低いと見ておきたい。

前走が1,700~1,800mのレースだった馬に注目

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,600m以下の馬は[1-0-0-16](3着内率5.9%)、1,600m超1,870m未満の馬は[9-8-10-96](3着内率22.0%)、1,870m以上の馬は[0-2-0-11](3着内率15.4%)となっている。なお、第63回(平成29年)以降の過去5年における3着以内馬15頭は、いずれも前走の距離が「1,700m」か「1,800m」である。1,700~1,800mのレースを経由してきた馬が中心と言えそうだ。

“羽田盃”の上位馬は信頼できる

【“羽田盃”における着順別成績】(過去10年)

“羽田盃”における着順別成績を見ると、2着以内の馬は[3-2-4-10](3着内率47.4%)、3~7着の馬は[4-4-4-26](3着内率31.6%)、8着以下の馬は[0-0-0-23](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[3-4-2-64](3着内率12.3%)となっている。なお、第63回(平成29年)以降の過去5年に限ると、2着以内の馬は[2-2-1-4](3着内率55.6%)、3~7着の馬は[1-1-3-14](3着内率26.3%)、8着以下の馬は[0-0-0-11](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[2-2-1-33](3着内率13.2%)である。 “羽田盃”の上位馬は高く評価すべきだろう。

“京浜盃”における着順も重要

【“京浜盃”における着順別成績】(過去10年)

“京浜盃”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[4-3-8-18](3着内率45.5%)、6着以下の馬は[3-0-0-32](3着内率8.6%)、「不出走」の馬は[3-7-2-73](3着内率14.1%)となっている。 “羽田盃”だけでなく、その前哨戦である“京浜盃”における着順もチェックしておきたい。

“全日本2歳優駿”で善戦した馬は見逃せない

【“全日本2歳優駿”における着順別成績】(過去10年)

“全日本2歳優駿”における着順別成績を見ると、8着以内の馬は[6-3-4-8](3着内率61.9%)、9着以下・中止の馬は[1-0-0-11](3着内率8.3%)、「不出走」の馬は[3-7-6-104](3着内率13.3%)となっている。なお、第63回(平成29年)以降の過去5年に限ると、8着以内の馬は[4-1-2-3](3着内率70.0%)、9着以下の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[1-4-3-54](3着内率12.9%)である。JpnIの“全日本2歳優駿”で善戦した経験のある馬は有力と見て良さそうだ。