重賞レース
第6回 ゴールドジュニア(SIII)
- 2025年9月4日(木)
- 20:10発走

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レースについて
レース概要南関東所属の若駒によって争われる、2歳戦線のSⅢ競走。令和元年までは準重賞の「ゴールドジュニアー」として施行されていました。第1回(令和2年)は1,400mのコースで、第2回(令和3年)から第4回(令和5年)までは1,200mのコースで施行され、第5回(令和6年)からは再び1,400mのコースが舞台となっています。
コース紹介4コーナーからゴールまでの直線部分が長い外回りコースを使用。発走地点は2コーナー奥のポケットで、スタートしてすぐカーブを迎えます。内枠に入った馬の方が先行しやすいコース形態のため、ポジションを巡る序盤の駆け引きも見どころです。 -
高橋華代子の注目馬情報
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第6回 ゴールドジュニア(SIII)>
(8月27日現在)
■ゴーバディ
今回と同じ舞台となる前走のフレッシュスター特別は、3コーナー過ぎから先頭に立つと7馬身差V。圧巻の走りで、2連勝を決めました。鞍上の吉井章騎手とともに重賞初制覇を狙います。
■ドキドキ
2戦目からは藤本現暉騎手が手綱を取り、それ以降は3戦2勝2着1回という成績。前走は3番手から追走し、直線では1番人気馬との壮絶な叩き合いに持ち込み、クビ差制しました。
■チリンドリベント
和田譲治騎手とコンビを組み、新馬戦と2歳一組で逃げ切り連勝。前走のフレッシュスター特別は初めて2番手から進めて3着でした。持ち前のスピードで、リベンジを果たします。
■ドーンルーチェ&バーバリオン
ドーンルーチェは新馬戦で圧勝し、その後はフレッシュスター特別に出走しました。バーバリオンも新馬戦で完勝。全姉のリオンダリーナ(アフター5スター賞出走予定)とともに二夜続けての重賞Vに挑みます
■ゴールドカグヤヒメ
直線で抜け出した新馬戦は後続に8馬身差をつける圧勝。未知の魅力にあふれた1頭が鷹見陸騎手とともに重賞初Vを狙います。牝馬が優勝した場合は、昨年のランベリーに続く2頭目。
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高橋華代子の重賞直前情報
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<第6回 ゴールドジュニア(SIII)>(9月2日現在)
調教追い切り動画はこちら
前走のフレッシュスター特別は、4コーナー手前で先頭に立ち後続に7馬身差をつける圧勝でした。1400m1分26秒1(やや重)をマーク。吉井章騎手は「まだ余裕があるし、現段階では言うことがない馬です」と褒めていました。この舞台に向けても順調に進めてきたそうで、的場直之調教師は「来年を見据えても無理に追い切り時計は出していませんが、それでもやれる馬だと思っています。跳びが柔らかく、スピード、スタミナがあって、リラックスして走れるぶん、追ってからもしっかりしています。能力(試験)の時に砂をかぶせて馬込みも経験させているので、競馬に注文がつかないタイプ。吉井騎手には馬の素質を信じて乗ってほしいです」とエールを送りました。3連勝目を重賞で飾ることができるのか、大注目の1頭です。なお、母は鎌倉記念2着のゴーフューチャーという血統。
8月11日に行われた1200mの新馬戦は、2番手から直線で抜け出し、後続に8馬身差をつける圧勝でした。「競馬は素直の子。レース前の日除けでも自分のペースで歩けていたし、牝馬ですが肝っ玉が据わっています」と鷹見陸騎手。今回出走唯一の牝馬で、昨年のランベリーに続く史上2頭目の牝馬Vに期待がかかります。上杉昌宏調教師は「男馬のようにドシッとして、普段からカリカリしないのが強みですね。追い切りよりもレースでの反応が良い実戦型。1600mまでなら対応してくれると思っています。鷹見騎手と重賞を勝ってほしいですね」と話していました。なお、母は大井で長きに渡って走ったジツリキヤシャという血統。
船橋で行われた新馬戦は逃げ切り、2戦目は外の3番手から差し切り。ともに1500mで結果を残してきました。新馬戦での感触を主戦の岡村健司騎手は「いいモノは持っていますが、まだ若さが先行している感じ。体の芯はあるけど緩さもあるので、心身ともにこれからの馬ですね」とコメント。前走のフレッシュスター特別は輸送、コース、右回りなど全てが初経験で、レースも伸び切れずに4着に終わりました。今回はリベンジの一戦となり「前走は全てが初物で及第点の走り。この暑い時期でも状態は維持できています。相手はさらに上がりますが、2度目の大井で前進できれば」と齊藤敏調教師。
デビュー戦と2戦目はともに逃げ切り完勝。3戦目のフレッシュスター特別は、初めて外の2番手から進めましたが、伸び切れずに3着でした。中道啓二調教師は「今後に向けて控えた競馬をさせたかったですが、折り合いがつかず行きたがりました」と振り返ります。今回の戦い方については「自分のペースで淡々と逃げられるのがベスト。二の脚は速いので、ハナには行けると思っています。一度使ったことで体調も上がっているし、逃げてどこまで粘れるかですね」とのこと。デビューから手綱を取る和田譲治騎手とは4度目のコンビ。自分のスタイルに持ち込んで、初の勲章を目指します。
5月2日に行われた今年最初の大井の新馬戦は5着でした。「スタートで挟まれ、砂をかぶったことで頭を上げて、本来の走りができなかったので度外視ですね」と高橋清顕調教師。それ以降は藤本現暉騎手の手綱で3戦2勝2着1回。前走は1番人気のラブミーモンローとの叩き合いをクビ差制し、勝負強さも発揮しました。今回は自身初となる1400mですが「折り合いはつくので、こなしてくれると思います。走り自体は真面目で、カイバもよく食べてくれる馬。ゴーバディは強いですが、初めての対戦でどのくらいやれるかドキドキです。楽しみにしています」とコメント。ドキドキをはじめ、高橋調教師、藤本騎手とともに重賞初制覇を狙います。
大井新馬戦は好スタート好ダッシュからハナに立ち、最後は後続に5馬身差をつける圧勝でした。前走のフレッシュスター特別は4、5番手付近から進めて5着。坂井英光調教師は「スピード負けをしたことで砂をかぶって下がりましたが、直線ではまた伸びてくれました。チグハグな競馬にはなりましたが、収穫はありました」とコメント。ここに向けては「じっくりと構えて、この馬の脚を使えればと思っています。まだ心身ともに子供。能力だけで走っているようなところもありますが、素質は高いと思っているので、これからが楽しみです。いい経験になってほしいですね」と期待を寄せました。
*ゴールドジュニアの情報は、南関魂でもお伝えしていきます!
第6回 ゴールドジュニア(SIII)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)
■オーシンレーベン 大井9/5稍 1000m-68.6秒 800m-54.0秒 600m-39.2秒 ■シビックドリーム 大井9/5稍 1000m-66.3秒 800m-51.9秒 600m-37.3秒 ■フリーダム 大井9/5稍 1000m-68.8秒 800m-52.9秒 600m-38.5秒 ■プリムスパールス 船橋9/6右良 800m-51.1秒 600m-37.5秒 ■ユーロジータビート 浦和9/5右良 1000m-65.5秒 800m-50.0秒 600m-37.5秒 ■ラブミーメアリー 小林9/5坂路 600m-2F 22.6秒 200m-11.2秒 -
高橋華代子のレースレポート
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第6回 ゴールドジュニア(SIII)>
優勝インタビュー動画はこちら
9月4日、2歳重賞のゴールドジュニアが行われました。1、2着馬はハイセイコー記念(11月12日、大井)の優先出走権が与えられるトライアル。
これからの大井、南関東を担う面々がラインアップしたなか、単勝1.1倍の断然人気ゴーバディ(大井・的場直之厩舎)が快勝。鞍上の吉井章騎手とともに初タイトルを獲得しました。
逃げたのはドキドキで、2番手にチリンドリベント、3番手付近にドーンルーチェ、その内にゴーバディが続き、後ろにはゴールドカグヤヒメ、コンヨバンコクが追走。ゴーバディは4コーナー手前で外に持ち出すと、直線で逃げ粘るドキドキを差し切り、1馬身1/4差をつけてゴールしました。
勝ちタイムは1400m1分28秒0(良)。2着はドキドキ、3着はチリンドリベントでした。
前半は内に包まれ厳しい競馬になったことに吉井騎手は「ペースも遅かったし、前の2頭が相手と思っていたので、早めに(外へ)出したかったです。僕は焦っていましたが、馬は落ち着いていました。『まだ行かねーぞ』って、頼もしかったです」とパートナーをたたえ、勝利を確信したのは「外に出した時には大丈夫だと思いました」と振り返っていました。
デビューから8年で初タイトルを飾ったことは「素直にうれしいのとホッとした気持ちですが、馬が強かったから勝つことができただけなので、自分の未熟さも知りました」と悔しさにじませていたのも印象的でした。現在、矢野貴之騎手、笹川翼騎手に次いで大井リーディング3位の吉井騎手。この舞台をきっかけに、さらなる飛躍を期待しています。
さて、ゴーバディは父が新種牡馬マテラスカイ、母は鎌倉記念2着のゴーフューチャーという血統。新馬戦は惜しくも2着でしたが、それ以降は3連勝中です。
的場調教師は「普段から落ち着いていて、能力が高い馬。展開的に馬込みの一番苦しいところに入って厳しい競馬になりましたが、あそこから差し切れるのは力があるからこそ。着差以上の内容だったと思います」とキッパリ。
今後については「短距離馬ではないので、1600m、1800m、2000mと距離を延ばしていって、来年はダート三冠へ出られるように大事に育てていきたいです」と未来に想いをはせていました。
この後はハイセイコー記念を視野に入れる予定。これからどんな景色を見せてくれるのか、期待が高まります!
<他陣営のコメント>
2着 ドキドキ 藤本現暉騎手
「スローにできて展開も向きました。馬の地力を信じて乗りましたが、相手は強かったです。惜しいですが、一生懸命に走ってくれました」
3着 チリンドリベント 和田譲治騎手
「ゲートから出て一歩目につまずいたので、2番手で競馬をしました。スローペースでも折り合いはつきました。現状では相手の力が上でしたね」
4着 コンヨバンコク 岡村健司騎手
「左回りはモタれるので、現状では右回りの方がいいです。能力は高いですが、難しさがあって課題も多いので、巻き返したいです」
5着 ゴールドカグヤヒメ 鷹見陸騎手
「ゲートの中が良くなくて、そのぶんかなと。砂をかけて競馬ができたのは良かったです。こういうメンバーと走れたのもいい財産で、今後につながってほしいと思います」
6着 ドーンルーチェ 西啓太騎手
「前回のように、後ろからひと脚使わせるような競馬をしたかったですが、ペースが思ったより落ち着いてしまいました。つかみ切れていないところもあって、まだ走り切れていないです」
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回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手 6 令7 ゴーバディ 牡2 吉井 章 5 6 ランベリー 牝2 矢野 貴之 4 5 クルマトラサン 牡2 張田 昂 3 4 リベイクフルシティ セ2 和田 譲治 2 3 ママママカロニ 牡2 矢野 貴之 1 2 アランバローズ 牡2 左海 誠二