重賞レース
第46回 サンタアニタトロフィー(SIII)
- 2025年7月16日(水)
- 20:10発走

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レースについて
レース概要南関東所属のトップホースによって争われる、古馬短距離路線のハンデキャップ重賞。友好交流提携を結んでいるサンタアニタパーク競馬場との交換競走です。なお、サンタアニタパーク競馬場ではGⅢの「TOKYO CITY CUP」が行われています(令和6年度は出走頭数が揃わなかったため実施されず)。現在の名称となったのは第17回(平成8年)からであり、第16回(平成7年)以前は「関東盃」の名称で施行されていました。
コース紹介4コーナーからゴールまでの直線部分が短い内回りコースを使用。発走地点はゴールの200mほど手前で、スタート直後にゴールを一旦通過し、そのまま一周します。距離適性はもちろん、コーナー4つのコース形態に対する適性も問われます。 -
高橋華代子の注目馬情報
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第46回 サンタアニタトロフィー(SIII)>
(7月11日現在)
■ティントレット
ホッカイドウデビュー馬で、23年12月に大井へ移籍。短距離路線に転向後、優駿スプリント、プラチナCを勝ち、前走のさきたま杯は4着でした。今回は自身初のマイルが舞台。
■ゴールドレガシー
JRAのオープンを中心に戦いました。23年夏に大井へ移籍。移籍後はマイルで12戦して2勝2着6回3着2回4着以下は1度だけ。好成績を残してきた舞台で、南関東重賞初挑戦Vを狙います。
■ワンダーランド
船橋生え抜き馬で、掲示板を外したのは1度だけという抜群の安定感を誇ります。前走のプラチナCは久しぶりの重賞で4着。自身初となるマイル戦で初タイトル獲得を目指します。
■エイシンピストン
ホッカイドウ、兵庫、高知で走り、重賞でも好走。23年春に大井へ移籍後もコツコツと走り、昨年11月以降のマイル戦は3戦2勝2着1回。好走している舞台で勲章を狙います。
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高橋華代子の重賞直前情報
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<第46回 サンタアニタトロフィー(SIII)>(7月14日現在)
調教追い切り動画はこちら
24年1月の金盃以来となる南関東2度目の重賞の舞台に上がります。この1年で大井のマイルは3回走り、2勝2着1回。前走のトライアルは中団追走からメンバー最速の上がり3ハロン37秒5の脚を使い2着でした。藤田輝信調教師は「洋一(安藤洋一騎手)の話しでは、一瞬の切れ味を生かしたいタイプだそうです。休み明け以降、馬もやる気に満ちていて雰囲気はいいです。前向きさが出てきた今の状態で、重賞のマイルでどのくらいやれるのかチャレンジしたいですね」と話していました。藤田調教師&安藤騎手の師弟タッグで重賞Vを目指します。
2走前に川崎マイルで行われた幸(さいわい)オープンは、4コーナーで一気に先頭に立つと5馬身差をつけて勝利。重賞初挑戦Vを狙った前走の園田1870mの六甲盃は、1番人気に推されましたが残念ながら9着でした。藤田輝信調教師は「出遅れて後手に回ったり、距離も合わなかったと思います」と振り返ります。今回は好成績を残してきたマイルに戻り、初タイトル獲得を狙います。「幸(さいわい)オープンのようなパフォーマンスに期待しています。この暑さも気にせず、状態は変わらずいいですよ」とコメント。
なお、藤田厩舎からは生え抜き馬マンダリンヒーローも出走します。22年のハイセイコー記念覇者で、23年にはサンタアニタダービー2着、ケンタッキーダービーにも参戦。ファンからも注目度の高い1頭が、再び重賞の舞台に上がります。■ティントレット
24年に羽田盃&東京ダービーに出走しましたが、それ以降は短距離路線に転向。優駿スプリントで初の勲章を手にすると、2走前のプラチナCはレースレコードで重賞2勝目を飾りました。前走のさきたま杯はコースレコードを樹立したシャマルから1秒1差の4着。荒山勝徳調教師は「1コーナーで弾かれた時に両トモの落鉄をしていましたが、それでもあのパフォーマンスだったので、改めて力のある馬だなと思いました」と手応え。今回は自身初となるマイル戦ですが「今ならガーッとは行かなくなったので、融通も利くとは思います。ただ、斤量(58.5キロ)ですね。58キロ以上になると最初の一歩目がしんどくなるので、スタートがうまく切れれば」と話していました。
なお、荒山厩舎からはイーグルノワールも出走します。JRA在厩時に兵庫ジュニアグランプリを勝ち、全日本2歳優駿2着だった実力馬。久しぶりのVに期待が高まります。船橋・林正人厩舎の生え抜き馬で、21戦して着外1度だけという抜群の安定感を誇ります。前走のプラチナCは古馬重賞初挑戦でしたが、レースレコードVのティントレットから0秒5差の4着でした。「小回りの1周競馬でペースも速くて戸惑っていたそうです。追っつけ同士だった分、今までのように伸びなかったですが、悲観する内容ではなかったし、合格点です」と林調教師。今回は自身初のマイル戦ですが「弱い部分があってデビューは遅くなりましたが、今年に入ってから馬もしっかりして、前に行けるようになりました。今はマイルもこなしてくれるのではないかという判断。試金石の一戦ですが、期待を持って送り出したいです」と楽しみにしていました。
*サンタアニタトロフィーの情報は、南関魂でもお伝えしていきます!
第46回 サンタアニタトロフィー(SIII)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)
■イグザルト 小林7/26稍 1000m-64.1秒 800m-48.9秒 600m-36.2秒 ■エスポワールガイ 大井7/27良 1000m-63.5秒 800m-49.5秒 600m-36.4秒 ■オメガレインボー 浦和7/26良 800m-53.2秒 600m-38.7秒 ■デュードヴァン 小林7/26稍 1000m-68.3秒 800m-51.5秒 600m-37.4秒 ■ハデスキーパー 小林7/27稍 1000m-66.4秒 800m-49.7秒 600m-37.0秒 -
高橋華代子のレースレポート
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第46回 サンタアニタトロフィー(SIII)>
優勝インタビュー動画はこちら
7月16日にサンタアニタトロフィーが行われました。TCKが友好交流提携を結ぶサンタアニタパーク競馬場との記念競走。今年も場内は華やかな雰囲気の中、南関東の13頭が熱戦を繰り広げました。
今年7歳になった浦和生え抜きの7番人気ランリョウオー(浦和・小久保智厩舎)が、昨年1月の金盃以来となる復活V。道中は外の3番手を追走し、4コーナーで先頭に立つと押し切りました。勝ちタイムは1600m1分39秒8(不良)。
1馬身3/4差の2着は後方から脚を伸ばしたゴールドレガシー。さらに3/4馬身差遅れた3着は4番手から進めたライラボンドでした。
2歳からランリョウオーの手綱を取る本橋孝太騎手は「装鞍所で鞍を置く時間は顔も見ますが、表情がやる気になっていたし、体のハリもあって、最近の雰囲気とは違いました。3~4コーナーの中間では自らハミを取ってくれて『行く?』っていう感じだったので『じゃ、行っちゃおうか。粘れよ』って。外回りなら我慢をさせましたが、小回りで直線も短いので行かせました」とコメント。
これで3歳から7歳まで5年連続の重賞勝利となり、通算6つ目の勲章を手にしました。その全てが大井コースで、1600mから2600mという幅広い距離で結果を残しています。1年以上に渡り、この馬らしい走りが見られなかった中で、ずっと見続けてきた生え抜き馬の復活劇は感動を与えてくれました。
「本当にすごい馬で、跨っていられることが幸せです。今日は途中で止まることもなく最後まで走り切ってくれました。いい時は(勝負どころで)なだめるのがもっと大変なくらいなので、まだ良くなる可能性もあると思います。厩舎の方々がいろいろ考えて、ここまで仕上げて復活させてくださいました」。
小久保調教師は「前に行く気持ちがなかなか出てこなかったけど、今日は出してくれました。中央から転厩馬がいっぱい来ているけど、生え抜きでも頑張らないとね」とコメント。この後はテレ玉杯オーバルスプリント(9月23日、浦和)で交流重賞のタイトル獲得を目指すそうです。
なお、本橋騎手は2013&14年の覇者でもある大井生え抜きセイントメモリーの主戦でした。現役引退後は誘導馬として活躍しましたが、昨年7月5日に天国へ。ちょうど1年が経ちました。
「メモリーと勝った思い入れのあるレースなので、そこでまた思い入れのあるランリョウオーと勝たせてもらえたことが、本当にうれしくて泣きそうです。メモリーも応援してくれていたと思います」と目を細めました。
<他陣営のコメント>
2着 ゴールドレガシー 吉原寛人騎手
「(前走は)ハミを噛んだまま終わってしまい1870mに対応できませんでしたが、今日はしっかり走れていました。南関東の1600mは一番合いそうです」
3着 ライラボンド 吉村智洋騎手
「スパッと切れるというよりワンペースという感じなので、前につけて流れ込むという形がベストのように思います。長い距離は集中力がもたなくなるので、このくらいが合いますね」
4着 エイシンピストン 安藤洋一騎手
「この馬にとっては競馬がしやすい枠だったし、この位置ならいい脚を使えると思っていました。本当によく頑張ってくれました」
5着 イーグルノワール 藤田凌騎手
「小回りよりも、コーナーをゆったり広く回してあげた方が直線でもっと伸びてきそうなので、1700m、1800mはすごく合いそうです。今日みたいに前半ゆっくり行ってあげる競馬が良さそうだし、この競馬が板について、芯が入ってくれば、もっとやれると思います」
6着 マースインディ 藤本現暉騎手
「しまいを生かすような競馬をして、10歳とは思えないようないい脚を使ってくれました。生え抜き馬が、ずっと頑張ってくれていますね」
7着 ポリゴンウェイヴ 山中悠希騎手
「息を入れた段階で、気持ちがなくなってしまいました」
8着 マンダリンヒーロー 野畑凌騎手
「出負けをしてしまったので、中途半端な位置ではなく、後ろから進めました。道中は馬のリズムで走らせて、3,4コーナーからいい脚で上がってきて、直線も伸びていましたが、前も離れていて止まらなかったですね」
9着 メーサンデュラント 御神本訓史騎手
「格上挑戦でしたが頑張りましたね。これだけやってくれたので、この経験が次に生きてくれば」
10着 ティントレット 矢野貴之騎手(1番人気)
「トップハンデの58.5キロの斤量というよりは、右回りの1600mが合わないです。外へモタれたり、コーナーでフッと息を入れて、集中力が持続できませんでした。左回りの方が走りはいいし、大井なら1200mや1400mがいいと思います」
11着 タイガーチャージ 吉井章騎手
「この距離は忙しかったです。今回は間隔も空いていたので、(この馬自身が)もっと良くなっていきそうです」
12着 ワンダーランド 笹川翼騎手
「前回は厳しい競馬だったし、暑さも少しあるのかな……」
13着 グランデマーレ 本村直樹騎手
「レース内容は良かったですが、ペースが合わなかったです。馬は頑張っています」
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回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手 46 令7 ランリョウオー 牡7 本橋 孝太 45 6 デュードヴァン 牡7 御神本 訓史 44 5 シュアゲイト 牡6 達城 龍次 43 4 スマイルウィ 牡5 矢野 貴之 42 3 トロヴァオ 牡8 笹川 翼 41 2 ワークアンドラブ 牡5 笹川 翼 40 令元 ノンコノユメ セ7 真島 大輔 39 平30 ヒガシウィルウィン 牡4 森 泰斗 38 29 ゴーディー 牡9 的場 文男 37 28 リアライズリンクス 牡6 的場 文男 36 27 ソルテ 牡5 吉原 寛人 35 26 セイントメモリー 牡7 本橋 孝太 34 25 セイントメモリー 牡6 本橋 孝太 33 24 ゴーディー 牡4 赤嶺 亮 32 23 カキツバタロイヤル 牡5 石崎 駿 31 22 カキツバタロイヤル 牡4 本多 正賢 30 21 ブルーホーク 牡5 坂井 英光 29 20 チェレブラーレ 牡4 張田 京 28 19 ショーターザトッシ 牡5 今野 忠成 27 18 ボンネビルレコード 牡4 的場 文男 26 17 スピニングアロー 牡7 張田 京 25 16 トミケンマイルズ 牡4 張田 京 24 15 コアレスハンター 牡6 内田 博幸 23 14 ベルモントアクター 牡6 石崎 隆之 22 13 サンデーツヨシ 牡4 内田 博幸 21 12 キクオブメイスン 牡6 的場 文男 20 11 インテリパワー 牡4 張田 京 19 10 サントス 牡5 鈴木 啓之 18 9 アブクマポーロ 牡5 石崎 隆之 17 8 ホクトムソウ 牡5 郷間 隆 16 7 プレザント 牡5 石崎 隆之 15 6 サクラハイスピード 牡6 佐藤 隆 14 5 モガミキツカ 牡5 石崎 隆之 13 4 ハナセール 牡4 高橋 三郎 12 3 ジヨージモナーク 牡6 早田 秀治 11 2 テツノヒリユウ 牡7 鷹見 浩 10 平元 ジングウブレーブ 牡4 高橋 三郎 9 昭63 イーグルシヤトー 牝5 堀 千亜樹 8 62 テツノヒリユウ 牡4 秋吉 和美 7 61 ガルダン 牡5 的場 文男 6 60 テツノカチドキ 牡5 佐々木 竹見 5 59 マツノセイザン 牡4 奥山 正行 4 58 ストリートエース 牡4 的場 文男 3 57 レイクルイーズ 牝3 山崎 尋美 2 56 ダイロクホーメイ 牡6 的場 文男 1 55 トウケイホープ 牡4 秋吉 和美