重賞レース
第8回 ブリリアントカップ(SIII)
- 2025年4月17日(木)
- 20:10発走

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レースについて
レース概要南関東所属のトップホースによって争われる、古馬中距離路線のSⅢ競走。準重賞から重賞に昇格した初年度である第1回(平成30年)は2,000mのコースで施行されたものの、第2回(平成31年)からは1,800mのコースが舞台となり、1マイル前後のレースを主戦場としている馬も参戦しやすくなりました。
コース紹介4コーナーからゴールまでの直線部分が長い外回りコースを使用。発走地点はゴールの200mほど手前で、スタート直後にゴールを一旦通過し、そのまま一周します。スピードもスタミナも問われるスタンダードなコースです。 -
高橋華代子の注目馬情報
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第8回 ブリリアントカップ(SIII)>
(4月9日現在)
■リベイクフルシティ
大井生え抜き馬で、2022年のゴールドジュニアは無傷の4連勝で重賞初制覇を決めました。前走のブリリアントCトライアルは3コーナーから先頭に立って押し切り、優先出走権を獲得。
■キングストンボーイ
JRA時代は芝とダートで好走した馬です。昨年12月に大井へ移籍。今回と同条件となる勝島王冠で初タイトルを獲得し、前走の報知グランプリCもVを飾り、重賞2連勝中です。
■ダテノショウグン
大井デビュー馬で、ハイセイコー記念と黒潮盃を含む無傷の8連勝中です。前走の品川オープンは休み明けや初古馬なども全てをクリア。古馬重賞の舞台に期待が高まります!
■ヒーローコール
NARグランプリ2歳最優秀牡馬を受賞した実力馬です。前走の報知オールスターCは王者ライトウォーリアを抑え、久しぶりに勲章を手にしました。重賞5勝目とし、勢いに乗ります!
■ムエックス
JRA時代は2勝クラスを勝ち上がりました。2023年12月に船橋へ移籍し、Bクラスからスタート。近4走は重賞で戦い、川崎マイラーズV、それ以外も2着3回と、安定感は抜群です。
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高橋華代子の重賞直前情報
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<第8回 ブリリアントカップ(SIII)>(4月15日現在)
調教追い切り動画はこちら
■キングストンボーイ
*大井 渡邉和雄 厩舎 セ7歳
*成績 20戦4勝2着3回
*重賞タイトル
報知グランプリカップ(SIII)(2025)
勝島王冠(SII)(2024)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]JRAでは芝とダートで走り、昨年12月に大井へ移籍しました。初戦の勝島王冠は3コーナー過ぎから先頭に立つと、後続に5馬身差をつける圧勝。2戦目の報知グランプリCは直線で先頭に立つと押し切り、重賞2連勝を決めました。手綱を取る御神本訓史騎手は「直線でフワッとしましたが内から来たら伸びてくれたので、まだ余裕のある走り。交流重賞も強気に挑戦していい馬だと思います」と絶賛。今回は再び地元馬同士の対戦に渡邉和雄調教師は「前走後は疲れもあったので、万全を期してここまで待ちました。転入後2戦とも1800mで勝っているので、この条件はいいですからね。課題はスタートですが、うまく決めて、いいポジションから進めていければ」と期待を寄せました。
■ダテノショウグン
ハイセイコー記念と黒潮盃の重賞2勝を含む無傷の8連勝中です。当初はダート三冠を目指していましたが、羽田盃と東京ダービーは爪の負傷、ジャパンダートクラシックは1週前追い切りで鼻出血を発症したために自重。仕切り直しとなった前走の品川オープンは半年ぶりの実戦や初古馬を相手にしましたが、貫録勝ちで連勝を伸ばしました。今回は重賞の舞台で古馬に初挑戦。森下淳平調教師は「まだ体は良くなる余地がありますが、前走よりも仕上がっています。ただ、仕上がり過ぎると鼻出血も懸念されるので、そこは対処していますが、あとはレースにいってみてですね。相手も上がるので試金石のレースですが、無事に走り切ってくれればと思っています」と話していました。
■ヒーローコール
*浦和 小久保智 厩舎 牡5歳
*成績 25戦9勝2着5回
*重賞タイトル
報知オールスターカップ(SIII)(2025)
戸塚記念(SI)(2023)
黒潮盃(SII)(2023)
雲取賞(SIII)(2023)
鎌倉記念(SII)(2022)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]2歳から重賞戦線で活躍してきた実力馬です。前走の報知オールスターCは逃げ切り勝ち。昨年のNARグランプリ年度代表馬に輝いたライトウォーリアの追撃を退け、5つ目の勲章を手にしました。初めて手綱を取った内田博幸騎手は「あれだけ追っていっても、すぐに折り合いがつくので促しながら、まだまだやれるよということを伝えながら乗りました」とコメント。今回も引き続き内田騎手が手綱を取ります。小久保智調教師は「前走は逃げ粘ったというよりも、内田さんが走る気にさせてくれて、あの仔の力をうまく引き出してくれました。1800mも悪い印象はないし、気分よく走ってほしいですね。ポテンシャルは当然高いので、もっと勝たせたい馬です」と力を込めました。
JRAでは2勝クラスを勝ち上がり、23年12月に船橋へ移籍しました。Bクラスからコツコツと走り、現在はA1クラス。重賞は4戦し、連対率パーフェクトです。3走前の川崎マイラーズは後続に5馬身差をつけて初タイトルを獲得。それ以外の重賞も強豪馬に僅差の2着と、力は十分に示してきました。「惜しい競馬は続いていますが、状態は変わらずいいですよ。基本的に1800mよりももっと短い方がいいのかなとも思いますが、JRAでも3連勝している距離だし、うまく乗ってくれれば。休養したことで腰も良化して、思っている以上に力をつけています。ここまで本当に頑張ってくれているので、今回もどんな競馬になるのか楽しみにしています」と張田京調教師。
2歳時にデビューから無傷の4連勝でゴールドジュニアを制しました。1200mのタイトルを獲得しましたが、それ以降は1800mで好成績を残しています。前走のブリリアントCトライアルは4コーナーで先頭に立つと押し切り、優先出走権を獲得。距離適性について宗形竹見調教師は「スピードはありますが、折り合いもつく馬。スタミナもついてきたし、しばらくはこのくらいの距離で走らせたいです」とのこと。今回はA2からの重賞挑戦になりますが、「A1の馬たちよりも軽い斤量(55キロ)で出られるのはいいです。気の難しさがあって、気が乗るか乗らないかが課題。上位人気馬たちとも差のない走りはしてきたし、自分の競馬さえできればチャンスはあると思っています」と話していました。
*ブリリアントCの情報は、南関魂でもお伝えしていきます!
第8回 ブリリアントカップ(SIII)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)
■エクセスリターン 小林4/12良 1200m-86.1秒 1000m-68秒 800m-53.3秒 600m-40.8秒 ■キングストンボーイ 牧場坂路4/12 800m-38.0秒 600m-24.5秒 200m-12.2秒 ■グリューヴルム 牧場坂路4/12 800m-37.8秒 600m-24.5秒 200m-12.1秒 ■ダテノショウグン 大井4/12不 1000m-66.1秒 800m-51.2秒 600m-36.8秒 ■ヒーローコール 浦和4/11重 800m-55.4秒 600m-40.5秒 ■マースインディ 大井4/13重 1000m-63.2秒 800m-49.9秒 600m-37.1秒 ■ムエックス 船橋4/12良 1000m-63.2秒 800m-49.3秒 600m-37.1秒 ■リベイクフルシティ 大井4/13重 1000m-66.7秒 800m-51.2秒 600m-37.4秒 ■ヴィアメント 牧場坂路4/12 800m-37.9秒 600m-24.5秒 200m-12.2秒 -
高橋華代子のレースレポート
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第8回 ブリリアントカップ(SIII)>
優勝インタビュー動画はこちら
4月17日、南関東4歳以上によるブリリアントカップ(SⅢ)が行われました。1、2着には大井記念(5月21日)の優先出走権が与えられるトライアル。9頭と少頭数になりましたが、重賞連勝中のキングストンボーイ、タイトル2つを含む無傷の8連勝中ダテノショウグン、重賞連対率パーフェクトのムエックスなど注目の馬たちが出走しました。
1番人気のキングストンボーイ(大井・渡邉和雄厩舎)が吉原寛人騎手を背に3つ目の勲章を奪取。
逃げたのはヒーローコールで、2番手にリベイクフルシティ、差がなくムエックスが進め、その後ろにキングストンボーイ、ダテノショウグン、グリューヴルムらが追走していきました。
キングストンボーイは向正面で外から進出。直線では力強く抜け出し、4馬身差をつける完勝でした。タイムは1800m1分51秒6(良)。初騎乗の吉原騎手は「行く気のある馬だったので、(ペースが)遅くなったところを、しっかり上がっていきました。追ってからの反応もピカイチで、すごいですね。ためた分だけ伸びてくれて、エンジンの違いも感じました」と笑顔でした。
2着は先行してしぶとく食い下がったリベイクフルシティ、そこからクビ差の3着がJRAからの移籍初戦グリューヴルム。
優勝したキングストンボーイは昨年12月にJRAから移籍しました。ここまで勝島王冠、報知グランプリCに続く負けなしの3連勝。飛ぶ鳥を落とす勢いです。
「スタートがあまり速くない馬なので内枠は心配でした。頭数の割には先頭がハイペースに流れていたので、うまく外を取れて、あとは安心して見ていました。強い馬ですね。ビュッという脚はないですが、同じペースでどこまでも走れそうなところがすごいです」と渡邉調教師。
この後は大井記念を予定していて、それ以降はJRAを迎え撃つ立場として戦っていきたいという力強いコメントでした。
なお、渡邉厩舎は豪華な面々がラインナップ。キングストンボーイをはじめ、無敗の三冠馬ミックファイア(かしわ記念→大井記念予定)、重賞5勝馬セイカメテオポリス(浦和のオープンから大井記念予定)、金盃の覇者キリンジ(大井記念予定)、さらにマイルチャンピオンシップ3着馬キタノヴィジョン(かしわ記念→大井記念予定)も仲間入り。3歳のナイトオブファイアはダート三冠路線へ向かう予定です。今後の渡邉厩舎から目が離せませんね!
*馬たちは生き物です。予定は変更する場合もありますのでご了承ください。
<他陣営のコメント>
2着 リベイクフルシティ 丹内祐次騎手
「4コーナーまで手応えよく来たので、もしかしたらと思いましたが、相手が走る馬でしたね。この馬自身は負けてきた馬も負かしているので、力はつけていると思います。よく頑張ってくれました」
3着 グリューヴルム 矢野貴之騎手
「ちょっとノメりながら走っている感じでしたが、最後までしぶとく脚を使っています。大井や船橋の方が走りやすい気がしますね。スタミナがあるので1800m以上はいいです」
4着 エクセスリターン 笹川翼騎手
「相手は強かったですが、しまいまでリズムも良く頑張ってくれました。どこかで勝てる感触は持ちました」
5着 ダテノショウグン 御神本訓史騎手
「こんなに負けるとは思いませんでした。これまでとペースは違うし、そういうのをヒシヒシと感じさせるレースでした。それにも食らいついてくれたし、強い馬と戦って強くなっていってほしいです。無事に行けば、いずれは大きいところを狙える馬です」
6着 ヴィアメント ライアン・クアトロ騎手
「相手も強くて大変なレースでしたが、この馬自身はいいパフォーマンスをしました。ゴール板を過ぎてからもいい勢いで走っていたので、距離はもっと長くていいです」
7着 ヒーローコール 内田博幸騎手
「外が速かったので行かれちゃうとなぁと思って、何が何でもと前に行きましたが、厳しい競馬になって、3コーナーで手応えが怪しくなりました。(大井でも)結果は出していますが、直線が短い方が良さそうです」
8着 ムエックス 張田昂騎手
「今までものすごく頑張ってくれたので、目に見えない疲れが出たのかな……。雰囲気がいつもとは違いました」
9着 マースインディ 藤田凌騎手
「相手は強かったですが、馬は頑張っています」
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回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手 8 令7 キングストンボーイ セ7 吉原 寛人 7 6 サヨノネイチヤ 牡5 西 啓太 6 5 ランリョウオー 牡5 本橋 孝太 5 4 ロードゴラッソ 牡7 御神本 訓史 4 3 フィアットルクス 牡6 本橋 孝太 3 2 ストライクイーグル 牡7 御神本 訓史 2 平31 キャプテンキング 牡5 坂井 英光 1 30 リッカルド セ7 矢野 貴之