重賞レース
第23回 JBCクラシック(JpnI)
- 2023年11月3日(金)
- 17:00発走

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レースについて
レース概要生産者主導で創設された「ダート競馬の祭典」JBCは、全国の地方競馬場の持ち回りで開催されており、TCKでは9回目の開催になります。創設以来JRA所属馬の勝利が続いていましたが、2021年には船橋競馬所属のミューチャリーが地方馬初の優勝を飾りました。
コース紹介4コーナーからゴールまでの直線部分が長い外回りコースを使用。発走地点はスタンド前の4コーナー付近で、400mほど先のゴールを一旦通過し、そのまま一周します。ダート競馬のチャンピオン・ディスタンスとされる距離のコースです。 -
高橋華代子の注目馬情報
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第23回 JBCクラシック(JpnI)>
(10月27日現在)
■ウィルソンテソーロ
昨年8月に3歳未勝利から4連勝しました。現在はかきつばた記念、マーキュリーC、白山大賞典と、重賞3連勝中。勢いに乗ります。
■テーオーケインズ
2021年はチャンピオンズCや帝王賞などを勝ち、JRA賞最優秀ダートホースを受賞。今年のJBCクラシックは連覇をかけての参戦です。
■メイショウハリオ
通算タイトル5勝。JBCクラシックと同じ条件の帝王賞は、史上初となる連覇を達成しました。今回はそれ以来となる4か月ぶりの実戦。
■ミヤギザオウ&サベージ
大井から同厩舎の羽田盃馬ミヤギザオウと京浜盃馬サベージが参戦。4歳と3歳のフレッシュコンビが強豪たちに立ち向かいます。
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高橋華代子の重賞直前情報
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第23回 JBCクラシック(JpnI)>(11月2日現在)
調教追い切り動画はこちら
大井生え抜きのクラシックホース。昨年の羽田盃は内から鮮やかに差し切り、1冠目を獲得しました。それ以降も強い相手に挑戦し、キャリアを重ねています。2走前の東京記念は休み明け初戦でしたが、最後は脚をしっかりと使い、セイカメテオポリスから0秒4差の3着。前走の埼玉新聞栄冠賞は、初の輸送競馬、コース、左回りなど初物尽くし。ジョエルから1秒1差の6着でした。森下淳平調教師は「馬が戸惑っていたぶん、走り切っていませんね。消化不良のレースでした。逆に、コンディションの回復が早かったのでチャレンジすることにします。まだこれから強くなってくれる馬。胸を借りるつもりです」と話していました。
出走メンバー中、ただ1頭の3歳馬。今年の京浜盃は大外から差し切り、初タイトルを獲得しました。その後は羽田盃3着、東京ダービー4着。大井では一度も掲示板を外していません。そして、休み明け初戦だったダービーグランプリは、無敗の3冠馬ミックファイアから0秒4差の4着でした。ひと夏越しての成長について森下調教師は「まだ緩みがある中でも、前よりは走りに芯が出てきました。前走はコーナーもさばきやすく、気持ちよく走れていたと思います。まだこれからの馬なので、ここはいい経験になってくれれば。どんな相手とでも、道中はリズムよく走って、しまいにかける。自分の競馬に徹するのみです」とコメント。
<中央馬の顔ぶれ>
■ウィルソンテソーロ
*JRA 小手川準 厩舎 牡4歳
*成績 11戦7勝2着0回
*重賞タイトル
白山大賞典(JpnIII)(2023)
マーキュリーカップ(JpnIII)(2023)
かきつばた記念(JpnIII)(2023)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]今年のかきつばた記念で重賞初挑戦Vを飾ると、マーキュリーC、白山大賞典と3連勝中。JpnⅠ初制覇を狙います。母は船橋生え抜き馬だったチェストケローズです。
■キングズソード
重賞に初出走した今年のアンタレスSは豪快に脚を伸ばし3着。それ以降はオープンレースで2連勝中です。全兄は2018年のJBCスプリントに出走したキングズガード。
■クリノドラゴン
コツコツと走り続け、2度目の重賞出走だった昨年のJBCクラシック(盛岡)は脚を使い4着。今年の浦和記念で念願の初タイトルを手にしました。大井初登場。
■ケイアイパープル
*JRA 村山明 厩舎 牡7歳
*成績 29戦8勝2着5回
*重賞タイトル
白山大賞典(JpnIII)(2022)
佐賀記念(JpnIII)(2022)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]昨年の佐賀記念と白山大賞典の勝ち馬で、さらに重賞では2着4回という成績です。大井&JpnⅠの舞台に初登場。半弟はJBCスプリントに出走するケイアイドリーです。
■テーオーケインズ
*JRA 高柳大輔 厩舎 牡6歳
*成績 23戦10勝2着3回
*重賞タイトル
JBCクラシック(JpnI)(2022)
平安S(GIII)(2022)
チャンピオンズC(GI)(2021)
帝王賞(JpnI)(2021)
アンタレスS(GIII)(2021)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]2021年のチャンピオンズCや帝王賞などを勝ち、JRA賞最優秀ダートホースを受賞しました。昨年のJBCクラシック(盛岡)は直線抜け出しV。連覇がかかります。
■ノットゥルノ
昨年のジャパンダートダービーでJpnⅠ初制覇を飾り、東京大賞典はウシュバテソーロ から0秒3差の2着でした。今回は武豊騎手負傷により、森泰斗騎手が初騎乗。
■メイショウハリオ
*JRA 岡田稲男 厩舎 牡6歳
*成績 22戦9勝2着2回
*重賞タイトル
帝王賞(JpnI)(2022・2023)
かしわ記念(JpnI)(2023)
マーチS(GIII)(2022)
みやこS(GIII)(2021)
*詳細データ[ → ]
*調教タイム[ → ]かしわ記念と帝王賞を連勝中で、通算タイトルは5勝。その帝王賞は史上初の連覇を達成し、話題を集めました。母は船橋所属として3勝あげたメイショウオウヒです。
*JBCクラシックの情報は、南関魂でもお伝えしていきます!
第23回 JBCクラシック(JpnI)直前情報 調教タイム (協力:日本競馬新聞協会)
■ミヤギザオウ 大井10/30良 1000m-69.4 秒 800m-54.2 秒 600m-39.3 秒 ■サベージ 大井10/29良 1000m-65.7 秒 800m-51.2 秒 600m-36.9 秒 ■ウィルソンテソーロ 美浦10/31W良 1000m-67.3 秒 800m-52.3 秒 600m-37.9 秒 200m-11.8 秒 ■キングズソード 栗東10/30W良 1200m-90.3秒 1000m-70.5秒 800m-54.2秒 600m-38.1秒 200m-11.7 秒 ■クリノドラゴン 栗東10/30W良 1200m-87.7 秒 1000m-70.9 秒 800m-55.0 秒 600m-38.6 秒 200m-11.8 秒 ■ケイアイパープル 栗東10/31W良 1200m-86.2 秒 1000m-70.4 秒 800m-54.4 秒 600m-38.6 秒 200m-12.2 秒 ■テーオーケインズ 栗東10/30坂路 800m-54.8 秒 600m-39.5 秒 200m-12.2 秒 ■ノットゥルノ 栗東10/30坂路 800m-51.2 秒 600m-37.3 秒 200m-12.2 秒 ■メイショウハリオ 栗東10/29坂路 800m-52.4 秒 600m-39.2 秒 200m-12.8 秒 -
高橋華代子のレースレポート
南関競馬リポーター たかはしかよこ ブログ南関魂などを更新中
<第23回 JBCクラシック(JpnI)>
優勝インタビュー動画はこちら
大トリを飾ったのがJBCクラシックJpnⅠ。ここまでの熱気と興奮が冷めやらぬ中、全国の舞台でハイレベルな戦いを繰り広げてきた猛者たち10頭が集いました。
ジョアン・モレイラ騎手が手綱を取った4番人気キングズソード(JRA・寺島良厩舎)が重賞初V。道中は外の3番手を進めると、直線では逃げたノットゥルノ、2番手のテーオーケインズの外から抜け出し、4馬身差をつけてゴールに飛び込みました。勝ちタイムは2000m2分5秒1(良)。
モレイラ騎手は「思っていたよりも、いいスタートを切ることができたので、押していかず、3番手のいいポジションを取ることができました。キックバックもなく、非常にスムーズな流れ。直線もいい脚を使ってくれて強かったです。最後の1ハロンで先頭に立って2馬身ほど引き離した時、馬が集中力を切らすのではないかと一瞬心配しましたが、切らさないように気をつけながら最後まで走ってくれました」とコメントしていました。
キングズソードは昨年1月に3歳新馬戦を快勝。それ以降も、7月に3歳以上1勝クラス、12月には2勝クラス、今年2月に3勝クラスをそれぞれ勝ち上がりました。重賞初挑戦だった4月のアンタレスSで3着になると、その後は3連勝でこのJpnⅠの称号を手に入れました。
8歳上の全兄は同厩舎に所属していた2017年プロキオンSの覇者キングズガードです。2016年に厩舎を開業した寺島調教師は「キングズソードのお兄さん(キングズガード)で初めて重賞を勝たせてもらって、またその弟で大きいレースを勝たせてもらえたので、本当に良かったです」と話していました。
ダート界に新星が登場したことについて「この一年で一気に成長して、さらにこれから良くなっていくと思います。まだ終わったばかりで今後についてはまだ何とも言えませんが、賞金を加算できたのは良かったです。馬の様子を見ながら、また大きいところを目指していきたいです」。
まだ4歳、夢が広がる勝ち方でした。
<他陣営のコメント>
2着 ノットゥルノ 森泰斗騎手
「勝ちたかったです。マイペースで行くことができて、最後は差し返す根性も見せてくれました。追ってから、多少ズルさがあるのかな。でも、頑張ってくれたと思います。乗せて頂いてありがとうございました」
3着 テーオーケインズ 松山弘平騎手
「スタートもしっかり出てくれて、枠も良かったです。直線は2着馬をかわしましたが差し返されてしまいました。勝った馬は強かったですが、ケインズ自体はもっとやれる馬なので。いいレースをしてくれましたが、今日は結果が出ませんでした」
4着 メイショウハリオ 濱中俊騎手
「向正面から手応えが良くなく、終始動けないままでした。休み明けもあって、本来の走りではなかったです」
5着 ウィルソンテソーロ 菅原明良騎手
「道中はリラックスして、終始いい手応えでした。勝負どころでペースが上がった時についていけなくなり、あとはそのままでした。これほどの強いメンバーと戦って、いい経験になってくれたらと思います」
6着 クリノドラゴン 幸英明騎手
「勝負どころくらいまでの手応えは良かったですが、速くなってからついてけなくなりました。直線はそれなりに伸びましたが、追いつくまでは行きませんでした」
7着 ミヤギザオウ 今野忠成騎手
「周りも強い中で、この馬の現状の力は出せている感じです。力は徐々についています」
8着 トランスナショナル 松戸政也騎手
「勝負どころで離されちゃうかなと思いましたが、しっかりついていけました。最後は脚を使ってくれたぶん、2頭はかわせましたが、このくらいの結果に終わったのは悔しいです。もっとやれていいと思うので、また頑張ります」
9着 ケイアイパープル 藤岡康太騎手
「年齢のせいか初速がつかなかったし、内枠のぶん、囲まれました。集中して走れるようになってきていますが、ペースが上がってから苦しくなりました」
10着 サベージ 石崎駿騎手
「いいところが出せませんでした。前半はリズムよくという感じでしたが、雰囲気がいつもとは違いましたね」
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回数 施行年 馬名 性・年齢 騎手 23 令5 キングズソード 牡4 J.モレイラ 22 4 テーオーケインズ 牡5 松山 弘平 21 3 ミューチャリー 牡5 吉原 寛人 20 2 クリソベリル 牡4 川田 将雅 19 令元 チュウワウィザード 牡4 川田 将雅 18 平30 ケイティブレイブ 牡5 福永 祐一 17 29 サウンドトゥルー セ7 大野 拓弥 16 28 アウォーディー 牡6 武 豊 15 27 コパノリッキー 牡5 武 豊 14 26 コパノリッキー 牡4 田邊 裕信 13 25 ホッコータルマエ 牡4 幸 英明 12 24 ワンダーアキュート 牡6 和田 竜二 11 23 スマートファルコン 牡6 武 豊 10 22 スマートファルコン 牡5 武 豊 9 21 ヴァーミリアン 牡7 武 豊 8 20 ヴァーミリアン 牡6 武 豊 7 19 ヴァーミリアン 牡5 武 豊 6 18 タイムパラドックス 牡8 岩田 康誠 5 17 タイムパラドックス 牡7 武 豊 4 16 アドマイヤドン 牡5 安藤 勝己 3 15 アドマイヤドン 牡4 安藤 勝己 2 14 アドマイヤドン 牡3 藤田 伸二 1 13 レギュラーメンバー 牡4 松永 幹夫