分析レポート
Analysis Report
第44回
サンタアニタトロフィー(SIII)
2023年08月2日(水) 20:10発走
サンタアニタトロフィーは、臨戦過程が明暗を分けそう!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 第34回(平成25年)から第40回(令和元年)までは7月下旬~8月上旬に実施
- 第41回(令和2年)から第43回(令和4年)までは11月上旬~中旬に実施
- 記録は令和5年7月19日時点
上位人気馬はそれなりに堅実
単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[5-3-0-2](3着内率80.0%)、2~6番人気の馬は[5-5-5-35](3着内率30.0%)、7~11番人気の馬は[0-2-5-43](3着内率14.0%)、12番人気以下の馬は[0-0-0-41](3着内率0.0%)となっている。伏兵の台頭も珍しくないとはいえ、まずは人気の中心となっている馬に注目した方が良さそうだ。
好走馬の多くは「大井」所属馬だが……
所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-2-2-19](3着内率20.8%)、「船橋」の馬は[2-2-2-25](3着内率19.4%)、「大井」の馬は[7-5-6-72](3着内率20.0%)、「川崎」の馬は[0-1-0-5](3着内率16.7%)となっている。3着以内馬の数は「大井」が頭ひとつ抜けているものの、3着内率には大きな差がない。
8歳以上の高齢馬は不振
馬齢別成績を見ると、7歳以下の馬は[8-10-8-82](3着内率24.1%)、8歳以上の馬は[2-0-2-39](3着内率9.3%)となっている。極端な高齢馬は評価を下げるべきだろう。
前走の着順が良い馬ほど信頼できる
前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[3-5-3-18](3着内率37.9%)、2~9着の馬は[7-4-7-75](3着内率19.4%)、10着以下の馬は[0-1-0-27](3着内率3.6%)、中止の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)となっている。直近のパフォーマンスを素直に評価した方が良さそうだ。
前走の距離も見逃せないポイント
前走の距離別成績を見ると、1,200m以下の馬は[0-0-0-15](3着内率0.0%)、1,200m超1,800m未満の馬は[8-7-9-78](3着内率23.5%)、1,800m以上の馬は[2-3-1-28](3着内率17.6%)となっている。なお、第37回(平成28年)以降の過去7年に限ると、1,200m以下の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)、1,200m超1,800m未満の馬は[5-6-7-52](3着内率25.7%)、1,800m以上の馬は[2-1-0-23](3着内率11.5%)である。今後も前走が1,400mや1,600mのレースだった馬を重視したい。
前走時点での人気に注目
前走の単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[4-8-7-50](3着内率27.5%)、5~13番人気の馬は[6-2-3-65](3着内率14.5%)、14番人気以下の馬は[0-0-0-6](3着内率0.0%)となっている。なお、第37回(平成28年)以降の過去7年に限ると、4番人気以内の馬は[2-7-7-29](3着内率35.6%)、5~13番人気の馬は[5-0-0-49](3着内率9.3%)、14番人気以下の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)である。前走で人気の中心となっていた馬は、上位に食い込む可能性が比較的高いと見るべきだろう。