分析レポート

Analysis Report

第56回
黒潮盃(SII)
2022年08月17日(水) 20:10発走

第56回優勝馬:エスポワールガイ号

レース情報

黒潮盃は、枠順や臨戦過程がポイント!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和4年8月3日時点

1番人気馬は連対率8割

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[5-3-1-1](3着内率90.0%)、2~11番人気の馬は[5-7-9-79](3着内率21.0%)、12番人気以下の馬は[0-0-0-46](3着内率0.0%)となっている。もっとも前評判の高い馬は、優勝争いに絡んでくる可能性が高いと見て良さそうだ。

「船橋」所属馬は堅実

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-1-2-11](3着内率21.4%)、「船橋」の馬は[4-4-5-22](3着内率37.1%)、「大井」の馬は[4-3-2-58](3着内率13.4%)、「川崎」の馬は[1-0-0-13](3着内率7.1%)、「他地区」の馬は[1-2-1-22](3着内率15.4%)となっている。3着内数、3着内率ともにトップの「船橋」勢を高く評価するべきだろう。

3~6枠の馬が中心

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、1~2枠の馬は[4-1-2-31](3着内率18.4%)、3~6枠の馬は[5-8-6-59](3着内率24.4%)、7~8枠の馬は[1-1-2-36](3着内率10.0%)となっている。なお、第52回(平成30年)以降の過去4年に限ると、1~2枠の馬は[0-1-1-12](3着内率14.3%)、3~6枠の馬は[4-2-3-23](3着内率28.1%)、7~8枠の馬は[0-1-0-15](3着内率6.3%)である。内外極端な枠に入った馬は過信禁物と見ておきたい。

大敗直後の馬は強調できない

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、9着以内の馬は[10-9-9-104](3着内率21.2%)、10着以下の馬は[0-1-1-22](3着内率8.3%)となっている。たとえ前走が格の高いレースだったとしても、大敗を喫した直後の馬は割り引きが必要だ。

2,000m以上のレースを経由してきた馬が好成績

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,900m以下の馬は[4-5-5-95](3着内率12.8%)、1,900m超の馬は[6-5-5-31](3着内率34.0%)となっている。ちなみに、前走の距離が1,900m以下、かつ前走の着順が4着以下だった馬は [0-1-1-42](3着内率4.5%)である。1,900m以下のレースを経由してきた馬、特にその前走で上位に食い込めなかった馬は、評価を下げるべきだろう。

大井の両“ダービー”で善戦した馬は信頼できる

【“東京ダービー”か“ジャパンダートダービー”のいずれかにおける最高着順別成績】(過去10年)

過去10年の3着以内馬30頭中12頭は、“東京ダービー”か“ジャパンダートダービー”のいずれかにおける最高着順が「7着以内」だった馬である。該当馬は3着内率も46.2%と非常に優秀なので、今年も“東京ダービー”や“ジャパンダートダービー”の上位入線馬が出走してきたらぜひ注目しておきたい。