分析レポート

Analysis Report

第24回
ジャパンダートダービー(JpnI)
2022年07月13日(水) 20:10発走

第24回優勝馬:ノットゥルノ号

レース情報

ジャパンダートダービーは、実績や臨戦過程が重要!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和4年6月29日時点

超人気薄の馬が好走を果たした例は多くない

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[4-2-1-3](3着内率70.0%)2~6番人気の馬は[5-8-7-30](3着内率40.0%)、7番人気以下の馬は[1-0-2-70](3着内率4.1%)となっている。第22回(令和2年)が3連単770,730円、第23回(令和3年)が3連単554,300円と、過去2年はそれぞれ高額配当決着となったが、まずは上位人気グループの馬に注目したい。

「JRA」勢が中心

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[2-1-3-62](3着内率8.8%)、「JRA」の馬は[8-9-7-41](3着内率36.9%)となっている。「地方」所属馬の好走例も決して少なくないとはいえ、基本的には「JRA」所属馬を重視すべきだろう。

1~2枠に入った馬は不振

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、1~2枠の馬は[1-0-0-21](3着内率4.5%)、3~8枠の馬は[9-10-10-82](3着内率26.1%)となっている。内寄りの枠に入った馬は割り引きが必要だ。

前走の着順が良い馬ほど好成績

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[9-5-5-39](3着内率32.8%)、2~5着の馬は[0-4-5-35](3着内率20.5%)、6着以下の馬は[1-1-0-29](3着内率6.5%)となっている。なお、第15回(平成25年)以降の過去9年に限ると、「1着」の馬は[8-5-5-34](3着内率34.6%)、2~5着の馬は[0-4-4-32](3着内率20.0%)、6着以下の馬は[1-0-0-29](3着内率3.3%)である。直近のパフォーマンスを素直に評価したい。

前走の距離が明暗を分けそう

【前走の距離別成績】(過去10年)
※「記録なし」は前走が国外の競走だった馬

前走の距離別成績を見ると、1,600m未満の馬は[0-0-0-7](3着内率0.0%)、1,600m以上1,900m未満の馬は[9-6-6-46](3着内率31.3%)、1,900m以上の馬は[1-4-4-50](3着内率15.3%)となっている。前走が1,600m未満や1,900m以上のレースだった馬は過信禁物と見るべきだろう。

前走の人気も見逃せないポイント

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)
※「記録なし」は前走が国外の競走だった馬

前走の単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[9-8-6-48](3着内率32.4%)、4番人気以下の馬は[1-1-4-54](3着内率10.0%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-1](3着内率50.0%)となっている。臨戦過程を比較する際は、前走時点での人気にも注目しておきたいところだ。

“東京ダービー”上位馬の好走例は少なくないが……

【“東京ダービー”における着順別成績】(過去10年)

“東京ダービー”における着順別成績を見ると、2着以内の馬は[1-1-2-10](3着内率28.6%)、3着以下の馬は[0-0-1-19](3着内率5.0%)、「不出走」の馬は[9-9-7-74](3着内率25.3%)となっている。なお、第15回(平成25年)以降の過去9年に限ると、2着以内の馬は[1-1-2-9](3着内率30.8%)、3着以下の馬は[0-0-0-19](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[8-8-7-67](3着内率25.6%)である。前哨戦の“東京ダービー”で3着以下に敗れた南関東所属馬は、苦戦する可能性が高いと見ておきたい。

JRAの上級条件で好走経験がある馬は堅実

【“JRA、かつ2勝クラス以上のレース”における最高着順別成績】(過去10年)

“JRA、かつ2勝クラス以上のレース”における最高着順別成績を見ると、6着以内の馬は[7-10-6-33](3着内率41.1%)、7着以下の馬は[0-0-0-13](3着内率0.0%)、「出走なし」の馬は[3-0-4-57](3着内率10.9%)となっている。“JRA、かつ2勝クラス以上のレース”で善戦したことのある馬は高く評価すべきだろう。