分析レポート
Analysis Report
第4回
雲取賞(SIII)
2022年02月10日(木) 16:10発走
雲取賞は、負担重量や前走の内容に注目!
- 準重賞として施行された平成24~30年を含む過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 準重賞として施行された平成24~30年は1,600mで実施
- 第1回(平成31年)からは1,800mで実施
- 記録は令和4年1月27日時点
5番人気以下の馬も侮れない
単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[8-7-6-19](3着内率52.5%)、5~9番人気の馬は[2-3-2-43](3着内率14.0%)、10番人気以下の馬は[0-0-2-37](3着内率5.1%)となっている。基本的には上位人気馬が強く、単勝10番人気以下の馬は連対例がないものの、単勝5~9番人気の馬が上位に食い込んだ例はそれほど珍しくない。
「船橋」所属馬の活躍が目立つ
所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[2-3-0-12](3着内率29.4%)、「船橋」の馬は[5-3-5-25](3着内率34.2%)、「大井」の馬は[1-2-4-42](3着内率14.3%)、「川崎」の馬は[2-2-1-20](3着内率20.0%)となっている。3着内数、3着内率ともに優秀な「船橋」所属馬を重視すべきだろう。
負担重量の重い馬ほど堅実
負担重量別成績を見ると、56.0kg未満の馬は[2-0-1-25](3着内率10.7%)、「56.0kg」の馬は[3-5-4-55](3着内率17.9%)、56.0kg超の馬は[5-5-5-19](3着内率44.1%)となっている。なお、平成27年以降の過去7年に限ると、56.0kg未満の馬は[1-0-1-24](3着内率7.7%)、「56.0kg」の馬は[2-3-1-34](3着内率15.0%)、56.0kg超の馬は[4-4-5-11](3着内率54.2%)である。番組賞金などに応じた負担重量を課される別定競走だが、重い負担重量を課された馬は高く評価した方が良さそうだ。
大敗直後の馬は過信禁物
前走の着順別成績を見ると、6着以内の馬は[10-8-9-73](3着内率27.0%)、7着以下の馬は[0-2-1-26](3着内率10.3%)となっている。大敗直後の馬は評価を下げたい。
前走の人気も重要なポイント
前走の単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[6-7-8-56](3着内率27.3%)、5~8番人気の馬は[4-3-2-31](3着内率22.5%)、9番人気以下の馬は[0-0-0-12](3着内率0.0%)となっている。なお、平成26年以降の過去8年に限ると、4番人気以内の馬は[5-7-7-42](3着内率31.1%)、5~8番人気の馬は[3-1-1-28](3着内率15.2%)、9番人気以下の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)である。前走で上位人気に推されていた馬が強いレースと言えるだろう。
近年は前走で先行していた馬が優勢
前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、5番手以内の馬は[8-5-8-61](3着内率25.6%)、6番手以下の馬は[2-5-2-38](3着内率19.1%)となっている。ただし、大井ダ1,800mで施行されるようになった平成31年以降の過去3年に限ると、5番手以内の馬は[3-2-3-21](3着内率27.6%)、6番手以下の馬は[0-1-0-14](3着内率6.7%)である。近年の傾向を重視するならば、脚質にも注目しておきたいところだ。