分析レポート

Analysis Report

第66回
羽田盃(SI)
2021年04月29日(木) 20:10発走

第66回優勝馬:トランセンデンス号

レース情報

羽田盃は、主要な前哨戦の好走馬や馬格のある馬が優勢!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第57回(平成24年)は2頭が3着同着
  • 記録は令和3年4月14日時点

連対を果たした馬の9割は4番人気以内

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[9-9-4-18](3着内率55.0%)、5~11番人気の馬は[1-1-7-61](3着内率12.9%)、12番人気以下の馬は[0-0-0-27](3着内率0.0%)となっている。上位人気馬が強いレースと言えるだろう。

「船橋」勢が優秀な成績をマーク

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-0-2-16](3着内率15.8%)、「船橋」の馬は[5-6-4-19](3着内率44.1%)、「大井」の馬は[3-4-2-60](3着内率13.0%)、「川崎」の馬は[1-0-3-11](3着内率26.7%)となっている。3着内数、3着内率ともに優秀な「船橋」所属馬を高く評価した方が良さそうだ。

大敗直後の馬は割り引きが必要

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[6-4-3-15](3着内率46.4%)、2~6着の馬は[3-6-6-64](3着内率19.0%)、7着以下の馬は[1-0-2-27](3着内率10.0%)となっている。なお、第61回(平成28年)以降の過去5年に限ると、「1着」の馬は[3-2-2-6](3着内率53.8%)、2~6着の馬は[2-3-2-37](3着内率15.9%)、7着以下の馬は[0-0-1-11](3着内率8.3%)である。前走を勝ち切っている馬が非常に堅実な一方、大敗直後の馬はあまり上位に食い込めていない。

近年は馬格のある馬が優勢

【前走の馬体重区分別成績】(過去10年)

前走の馬体重区分別成績を見ると、480kg未満の馬は[2-6-5-47](3着内率21.7%)、480kg以上の馬は[8-4-6-59](3着内率23.4%)となっている。ただし、第61回(平成28年)以降の過去5年に限ると、480kg未満の馬は[1-2-1-30](3着内率11.8%)、480kg以上の馬は[4-3-4-24](3着内率31.4%)である。近年の傾向を重視するならば、馬格がある馬に注目すべきだろう。

“全日本2歳優駿”で善戦した馬は堅実

【“全日本2歳優駿”における着順別成績】(過去10年)

“全日本2歳優駿”における着順別成績を見ると、6着以内の馬は[3-4-2-8](3着内率52.9%)、7着以下の馬は[0-1-2-9](3着内率25.0%)、「不出走」の馬は[7-5-7-89](3着内率17.6%)となっている。前年のレースではあるものの、やはりダートグレード競走のJpnⅠで善戦したことのある馬は高く評価した方が良さそうだ。

“京浜盃”の勝ち馬は信頼できる

【“京浜盃”における着順別成績】(過去10年)

“京浜盃”における着順別成績を見ると、「1着」の馬は[4-3-1-2](3着内率80.0%)、2着以下の馬は[2-4-6-46](3着内率20.7%)、「不出走」の馬は[4-3-4-58](3着内率15.9%)となっている。なお、第59回(平成26年)以降の過去7年に限ると、「1着」の馬は[3-3-1-0](3着内率100.0%)、2着以下の馬は[1-2-5-36](3着内率18.2%)、「不出走」の馬は[3-2-1-42](3着内率12.5%)である。主要な前哨戦の“京浜盃”を勝ち切った馬は、高確率で上位に食い込むと見ておきたい。