分析レポート

Analysis Report

第12回
東京シンデレラマイル(SIII)
2018年12月30日(日) 16:30発走

第12回優勝馬:ラーゴブルー号

レース情報

東京シンデレラマイルは、枠順や負担重量に注目!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は平成30年12月5日時点

人気薄の好走例も少なくない

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[6-7-6-21](3着内率47.5%)、5番人気以下の馬は[4-3-4-107](3着内率9.3%)となっている。上位人気馬はそれなりに高い好走率をマークしているが、過去10年の3着以内馬30頭中11頭が単勝5番人気以下だったことを考えると、前評判が低い馬も侮れないレースと言えそうだ。

「船橋」勢と「大井」勢が中心

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-0-0-5](3着内率16.7%)、「船橋」の馬は[5-4-4-36](3着内率26.5%)、「大井」の馬は[4-6-4-69](3着内率16.9%)、「川崎」の馬は[0-0-2-18](3着内率10.0%)となっている。3着内率がもっとも高い「船橋」所属馬、3着以内馬の数がもっとも多い「大井」所属馬を重視すべきだろう。なお、調教師別成績を見ると「大井」所属の荒山勝徳調教師が[1-4-2-1](3着内率87.5%)と非常に優秀な成績を収めていたので、今後も管理馬が出走してきたらぜひ注目してみたい。

近年は特に内枠有利

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、1~3枠の馬は[5-5-7-41](3着内率29.3%)、4~8枠の馬は[5-5-3-87](3着内率13.0%)となっている。ちなみに、第7回(平成25年)以降の過去5年に限ると、1~3枠の馬は[2-4-5-18](3着内率37.9%)、4~8枠の馬は[3-1-0-46](3着内率8.0%)である。近年の傾向を重視するならば、内寄りの枠に入った馬を高く評価すべきだろう。

負担重量の重い実績馬が優勢

【負担重量別成績】(過去10年)

負担重量別成績を見ると、56.0kg未満の馬は[4-6-3-101](3着内率11.4%)、56.0kg以上の馬は[6-4-7-27](3着内率38.6%)となっている。ちなみに、第5回(平成23年)以降の過去7年に限ると、56.0kg未満の馬は[2-3-1-72](3着内率7.7%)、56.0kg以上の馬は[5-4-6-18](3着内率45.5%)である。在籍しているクラスや過去の成績に応じた負担重量を課される別定競走だが、重い負担重量を課された実績馬の方が信頼できるようだ。

前走の最終コーナーを8番手以下で通過した馬は不振

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、7番手以内の馬は[8-8-7-78](3着内率22.8%)、8番手以下の馬は[2-2-3-50](3着内率12.3%)となっている。ちなみに、第7回(平成25年)以降の過去5年に限ると、7番手以内の馬は[5-4-5-38](3着内率26.9%)、8番手以下の馬は[0-1-0-26](3着内率3.7%)である。前走の道中で後方に構えていた馬は過信禁物と見るべきかもしれない。

“同年のレディスプレリュード”で「11着以内」だった馬は堅実

【“同年のレディスプレリュード”における着順別成績】(過去10年)

“同年のレディスプレリュード(平成22年までTCKディスタフとして実施)”における着順別成績を見ると、「11着以内」の馬は3着内率50.0%と優秀な成績を収めている。同じ大井で施行される牝馬限定のダートグレード競走だけに、今年も該当馬が出走してきたらぜひ注目してみよう。