分析レポート

Analysis Report

第41回
京浜盃(SII)
2018年03月28日(水) 16:10発走

第41回優勝馬:ヤマノファイト号

レース情報

京浜盃は、枠順や前年の実績がポイント!

  • 記録は平成30年3月7日時点

優勝馬の大半は3番人気以内

【単勝人気順別成績】(過去10年)

過去10年の優勝馬10頭中、第33回のジーエスライカーを除く9頭は、単勝人気順が3番人気以内である。なお、過去10年の3着以内馬30頭中15頭は、単勝5番人気以下だが、単勝5~6番人気の馬が[1-4-5-10](3着内率50.0%)と健闘している一方、単勝7番人気以下の馬は[0-2-3-84](3着内率5.6%)とあまり上位争いに食い込めていない。

まずは、前評判が高い馬に注目すべきだろう。

近年の連対馬は7~8枠の馬ばかり

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、3着内率がもっとも高いのは「8枠」、2番目に高いのは「2枠」である。ちなみに、第37回以降の過去4年に限ると、枠番が1~6枠の馬は[0-0-4-38](3着内率9.5%)、7~8枠の馬は[4-4-0-7](3着内率53.3%)だ。

近年の傾向を重視するならば、「7枠」および「8枠」の馬を高く評価すべきかもしれない。

「船橋」勢と「大井」勢の健闘が目立つ

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、3着以内馬の数は「浦和」が2頭、「船橋」が11頭、「大井」が12頭、「川崎」が5頭である。なお、第37回以降の過去4年に限ると、所属が「浦和」の馬は[1-0-0-13](3着内率7.1%)、「船橋」の馬は[2-2-1-14](3着内率26.3%)、「大井」の馬は[1-1-3-11] (3着内率31.3%)、「川崎」の馬は[0-1-0-7] (3着内率12.5%)だ。

近年の傾向からも、「船橋」や「大井」の所属馬を重視すべきだろう。

前走の最終コーナーを5番手以下で通過した馬は優勝例なし

【前走の最終コーナー通過順順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、1~2番手の馬が[6-6-2-35](3着内率28.6%)、3~4番手の馬が[4-0-4-31](3着内率20.5%)、5番手以下の馬が[0-4-4-53](3着内率13.1%)となっている。

各馬の脚質を比較する際は、前走で先行していた馬を高く評価したい。

“北海道2歳優駿”に出走していた馬は堅実

【“北海道2歳優駿”における出走経験の有無別成績】(過去10年)

過去10年の3着以内馬30頭中10頭は、前年の“北海道2歳優駿”において出走経験があった馬である。該当馬は3着内率52.6%と好走率も非常に優秀だ。もともとホッカイドウ競馬から移籍してきた馬の活躍が目立つレースなので、今年も該当馬がいるようであればぜひ注目しておこう。

“全日本2歳優駿”で5着以内だった馬も安定感あり

【“全日本2歳優駿”における着順別成績】(過去10年)

“全日本2歳優駿”における着順別成績を見ると、「5着以内」だった馬は3着内率が64.7%に達している。「6着以下、競走中止」だった馬が3着内率7.1%と苦戦している点は気になるものの、やはりダートグレード競走のJpnIで善戦したことがある馬はそれなりに信頼できるようだ。