分析レポート

Analysis Report

第47回
京浜盃(JpnII)
2024年03月20日(水) 20:10発走

第47回優勝馬:サントノーレ号

レース情報

京浜盃は、枠順や馬格が重要!

  • SⅡとして施行された第37回(平成26年)から第46回(令和5年)を含む過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和6年3月6日時点

伏兵が上位に食い込んだ例も少なくない

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[8-4-2-16](3着内率46.7%)、4~8番人気の馬は[2-5-6-37](3着内率26.0%)、9番人気以下の馬は[0-1-2-50](3着内率5.7%)となっている。上位人気グループの馬だけでなく、人気薄の馬にも注目しておいた方が良さそうだ。

「船橋」勢の活躍が目立っていた

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-2-1-24](3着内率14.3%)、「船橋」の馬は[6-4-3-29](3着内率31.0%)、「大井」の馬は[3-3-6-37](3着内率24.5%)、「川崎」の馬は[0-1-0-13](3着内率7.1%)となっている。今年からはダートグレード競走として施行されるが、比較的優秀な成績を収めていた「船橋」所属馬は、今後もマークしておきたい。

近年は内外極端な枠に入った馬が不振

【馬番別成績】(過去10年)

馬番別成績を見ると、1~2番の馬は[0-1-1-18](3着内率10.0%)、3~9番の馬は[6-4-7-53](3着内率24.3%)、10~16番の馬は[4-5-2-32](3着内率25.6%)となっている。なお、第42回(平成31年)以降の過去5年に限ると、1~2番の馬は[0-0-0-10](3着内率0.0%)、3~9番の馬は[5-4-4-22](3着内率37.1%)、10~16番の馬は[0-1-1-16](3着内率11.1%)である。近年の傾向を重視するならば、内外極端な枠に入った馬は評価を下げるべきだろう。

「雲取賞」組は期待を裏切りがち

【前走のレース別成績】(過去10年)

前走のレース別成績を見ると、3着以内となった回数が3回以上なのは「ニューイヤーカップ」「クラシックトライアル」「雲取賞」「全日本2歳優駿」の4競走となっている。ただし、前走のレースが「雲取賞」だった馬は、3着内率が12.5%どまりである。「雲取賞」を経由してきた馬は、疑ってかかった方が良さそうだ。

馬格のある馬が優勢

【前走の馬体重区分別成績】(過去10年)

前走の馬体重区分別成績を見ると、480kg未満の馬は[3-4-3-52](3着内率16.1%)、480kg以上の馬は[7-6-7-51](3着内率28.2%)となっている。なお、第42回(平成31年)以降の過去5年に限ると、480kg未満の馬は[1-1-1-27](3着内率10.0%)、480kg以上の馬は[4-4-4-21](3着内率36.4%)である。比較的小柄な馬は、過信禁物と見ておきたい。

“JBC2歳優駿(北海道2歳優駿)”に出走していた馬は好走率が高い

【“北海道2歳優駿” “JBC2歳優駿”における着順別成績】(過去10年)

令和元年まで施行されていた“北海道2歳優駿”と、ほぼ同じ条件で令和2年から施行されている“JBC2歳優駿”における着順別成績を見ると、11着以内の馬は[5-1-4-6](3着内率62.5%)、12着以下の馬は[0-0-0-2](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[5-9-6-95](3着内率17.4%)となっている。もともとホッカイドウ競馬から移籍してきた馬の活躍が目立っていたレースなので、今年も昨年の“JBC2歳優駿”を使った馬は高く評価するべきだろう。