分析レポート

Analysis Report

第23回
JBCスプリント(JpnI)
2023年11月3日(金) 16:00発走

第23回優勝馬:イグナイター号

レース情報

JBCスプリントは、臨戦過程を素直に評価したい!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第13回(平成25年)、第21回(令和3年)は金沢1,400m、第14回(平成26年)、第22回(令和4年)は盛岡1,200m、第16回(平成28年)は川崎1,400m、第18回(平成30年)は京都1,200m、第19回(令和元年)は浦和1,400mで実施
  • 記録は令和5年10月20日時点

好走を果たした馬の大半は5番人気以内

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、5番人気以内の馬は[8-8-9-25](3着内率50.0%)、6~11番人気の馬は[2-2-1-55](3着内率8.3%)、12番人気以下の馬は[0-0-0-32](3着内率0.0%)となっている。基本的に上位人気馬が強いレースと言えそうだ。

「地方」所属馬もそれなりに健闘している

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[2-1-4-70](3着内率9.1%)、「JRA」の馬は[8-9-6-42](3着内率35.4%)となっている。好走率は「JRA」所属馬の方が高いものの、「地方」所属馬が上位に食い込んだ例も決して少なくない。

大敗直後の馬は割り引きが必要

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、6着以内の馬は[10-8-9-74](3着内率26.7%)、7~11着の馬は[0-2-1-30](3着内率9.1%)、12着以下の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)となっている。なお、第15回(平成27年)以降の過去8年に限ると、5着以内の馬は[8-6-8-56](3着内率28.2%)、6~11着の馬は[0-2-0-28](3着内率6.7%)、12着以下の馬は[0-0-0-6](3着内率0.0%)である。直近のレースで大きく崩れてしまった馬は、過信禁物と見るべきだろう。

前走が少頭数のレースだった馬は不振

【前走の出走頭数別成績】(過去10年)

前走の出走頭数別成績を見ると、12頭以下の馬は[1-1-1-49](3着内率5.8%)、13頭以上の馬は[9-9-9-63](3着内率30.0%)となっている。なお、第15回(平成27年)以降の過去8年に限ると、12頭以下の馬は[0-0-0-35](3着内率0.0%)、13頭以上の馬は[8-8-8-55](3着内率30.4%)である。少頭数のレースを経由してきた馬は、評価を下げた方が良さそうだ。

前走の距離が「1,200m」「1,600m」だった馬に注目

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、「1,200m」の馬は[9-7-6-64](3着内率25.6%)、「1,600m」の馬は[1-3-4-22](3着内率26.7%)、1,200m・1,600m以外の馬は[0-0-0-26](3着内率0.0%)となっている。前走が「1,200m」や「1,600m」のレースでなかった馬は、苦戦する可能性が高いと見ておきたい。

“東京盃”組が中心

【“同年の東京盃”における着順別成績】(過去10年)

“同年の東京盃”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[8-3-4-20](3着内率42.9%)、6~12着の馬は[0-2-1-14](3着内率17.6%)、13着以下の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[2-5-5-73](3着内率14.1%)となっている。なお、第15回(平成27年)以降の過去8年に限ると、5着以内の馬は[7-3-4-16](3着内率46.7%)、6~12着の馬は[0-1-0-11](3着内率8.3%)、13着以下の馬は[0-0-0-4](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[1-4-4-59](3着内率13.2%)である。主要な前哨戦と位置付けられている“東京盃”で上位に食い込んだ馬は、相応に高く評価するべきだろう。