分析レポート

Analysis Report

第60回
東京記念(SI)
2023年09月6日(水) 20:10発走

第60回優勝馬:セイカメテオポリス号

レース情報

東京記念は、枠順や前走の内容が重要!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 過去10年のうち、第50回(平成25年)から第54回(平成29年)まではSIIとして実施
  • 記録は令和5年8月23日時点

上位人気馬の成績はまずまず

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[8-5-4-13](3着内率56.7%)、4~8番人気の馬は[1-5-5-39](3着内率22.0%)、9番人気以下の馬は[1-0-1-61](3着内率3.2%)となっている。まずは上位人気グループの馬に注目するべきだろう。

「船橋」「大井」勢の活躍が目立っている

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[2-1-0-14](3着内率17.6%)、「船橋」の馬は[2-4-4-30](3着内率25.0%)、「大井」の馬は[6-3-5-50](3着内率21.9%)、「川崎」の馬は[0-0-1-10](3着内率9.1%)、「他地区」の馬は[0-2-0-9](3着内率18.2%)となっている。3着内率の高い「船橋」所属馬や、3着内数の多い「大井」所属馬が優勢と言えそうだ。

近年は内外極端な枠に入った馬が不振

【馬番別成績】(過去10年)

馬番別成績を見ると、1~2番の馬は[1-2-0-17](3着内率15.0%)、3~12番の馬は[8-8-8-72](3着内率25.0%)、13~16番の馬は[1-0-2-24](3着内率11.1%)となっている。なお、SⅠとして施行されるようになった第55回(平成30年)以降の過去5年に限ると、1~2番の馬は[0-0-0-10](3着内率0.0%)、3~12番の馬は[5-5-5-35](3着内率30.0%)、13~16番の馬は[0-0-0-17](3着内率0.0%)である。内外極端な枠に入った馬は、評価を下げるべきかもしれない。

大敗直後の馬は割り引きが必要

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、5着以内の馬は[10-8-8-65](3着内率28.6%)、6着以下の馬は[0-2-2-48](3着内率7.7%)となっている。基本的には前走好走馬が強いレースと見るべきだろう。

「大井記念」組と「東京記念トライアル」組に注目

【前走のレース別成績】(過去10年)

前走のレース別成績を見ると、「東京記念トライアル」の馬は[3-1-3-16](3着内率30.4%)、「大井記念」の馬は[3-1-1-5](3着内率50.0%)、「その他」の馬は[4-8-6-92](3着内率16.4%)となっている。なお、SⅠとして施行されるようになった第55回(平成30年)以降の過去5年に限ると、「東京記念トライアル」の馬は[3-1-3-16](3着内率30.4%)、「大井記念」の馬は[2-1-1-0](3着内率100.0%)、「その他」の馬は[0-3-1-46](3着内率8.0%)である。前哨戦の「東京記念トライアル」を使った馬や、5月の「大井記念」から直行してきた馬を高く評価したいところだ。

前走で上位人気に推されていた馬が好成績

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)

前走の単勝人気順別成績を見ると、5番人気以内の馬は[10-7-7-57](3着内率29.6%)、6番人気以下の馬は[0-3-3-56](3着内率9.7%)となっている。前走の内容を比較する際は、当時の人気もチェックしておきたい。