分析レポート

Analysis Report

第57回
黒潮盃(SII)
2023年08月16日(水) 20:10発走

第57回優勝馬:ヒーローコール号

レース情報

黒潮盃は、前走の着順や距離がポイント!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和5年8月2日時点

1番人気馬は連対率8割

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[4-4-1-1](3着内率90.0%)、「2番人気」の馬は[3-1-1-5](3着内率50.0%)、3~11番人気の馬は[3-5-8-74](3着内率17.8%)、12番人気以下の馬は[0-0-0-42](3着内率0.0%)となっている。もっとも前評判の高い馬は、優勝争いに絡んでくる可能性が高いと見て良さそうだ。

「船橋」所属馬は堅実

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-1-2-12](3着内率20.0%)、「船橋」の馬は[3-3-5-23](3着内率32.4%)、「大井」の馬は[5-4-3-52](3着内率18.8%)、「川崎」の馬は[1-0-0-13](3着内率7.1%)、「他地区」の馬は[1-2-0-22](3着内率12.0%)となっている。3着内率が比較的優秀な「船橋」勢を高く評価するべきだろう。

馬番が12~16番の馬は不振

【馬番別成績】(過去10年)

馬番別成績を見ると、1~11番の馬は[10-9-7-82](3着内率24.1%)、12~16番の馬は[0-1-3-40](3着内率9.1%)となっている。極端な外枠に入った馬は、過信禁物と見ておきたい。

大敗直後の馬は強調できない

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、9着以内の馬は[10-10-9-99](3着内率22.7%)、10着以下の馬は[0-0-1-23](3着内率4.2%)となっている。たとえ前走が格の高いレースだったとしても、二桁着順に敗れた直後の馬は割り引きが必要だ。

2,000m以上のレースを経由してきた馬が好成績

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,900m以下の馬は[5-5-5-92](3着内率14.0%)、1,900m超の馬は[5-5-5-30](3着内率33.3%)となっている。ちなみに、前走の距離が1,900m以下、かつ前走の着順が4着以下だった馬の成績は、第47回(平成25年)以降の過去10年だと [0-1-1-39](3着内率4.9%)、第52回(平成30年)以降の過去5年に限ると[0-0-0-18](3着内率0.0%)である。1,900m以下のレースを経由してきた馬、特にその前走で上位に食い込めなかった馬は、評価を下げるべきだろう。

大井の両“ダービー”で善戦した馬は信頼できる

【“東京ダービー”か“ジャパンダートダービー”のいずれかにおける最高着順別成績】(過去10年)

過去10年の3着以内馬30頭中14頭は、“東京ダービー”か“ジャパンダートダービー”のいずれかにおける最高着順が「7着以内」だった馬である。該当馬は3着内率も51.9%と非常に優秀なので、今年も“東京ダービー”や“ジャパンダートダービー”の上位入線馬が出走してきたら、ぜひ注目しておきたい。