分析レポート
Analysis Report
第16回
東京シンデレラマイル(SIII)
2022年12月30日(金) 16:30発走
東京シンデレラマイルは、負担重量や臨戦過程が重要!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 記録は令和4年12月16日時点
4番人気以内の馬はまずまず堅実
単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[7-6-8-19](3着内率52.5%)、5~11番人気の馬は[3-4-2-61](3着内率12.9%)、12番人気以下の馬は[0-0-0-48](3着内率0.0%)となっている。下位人気の馬もそれなりに健闘しているが、まずは上位人気グループの馬に注目したい。
3着内率が比較的高いのは「浦和」「船橋」勢
所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[3-0-1-8](3着内率33.3%)、「船橋」の馬は[1-2-3-22](3着内率21.4%)、「大井」の馬は[5-8-4-78](3着内率17.9%)、「川崎」の馬は[1-0-2-20](3着内率13.0%)となっている。なお、第13回(令和元年)以降の過去3年に限ると、「浦和」の馬は[2-0-1-5](3着内率37.5%)、「船橋」の馬は[0-1-1-1](3着内率66.7%)、「大井」の馬は[1-2-1-27](3着内率12.9%)、「川崎」の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)である。近年に限っても3着内率が優秀な「浦和」所属馬や「船橋」所属馬は、やや高く評価するべきだろう。
重い負担重量を課された実績馬が中心
負担重量別成績を見ると、55.0kg以下の馬は[3-3-4-96](3着内率9.4%)、55.0kg超の馬は[7-7-6-32](3着内率38.5%)となっている。なお、第12回(平成30年)以降の過去4年に限ると、54.0kg以下の馬は[0-0-0-18](3着内率0.0%)、54.0kg超の馬は[4-4-4-33](3着内率26.7%)である。在籍しているクラスや過去の成績に応じた負担重量を課される別定競走だが、比較的軽い負担重量を課された馬は割り引きが必要だ。
主要な前哨戦を経由してきた馬が好成績
前走のレース別成績を見ると、3着以内となった回数が2回以上なのは「東京シンデレラマイルトライアル(令和2年までは「シンデレラマイルトライアル」の名称で施行)」「JBCレディスクラシック」「ロジータ記念」「クイーン賞」の4レースとなっている。なお「東京シンデレラマイルトライアル」が施行されるようになった第12回(平成30年)以降の過去4年に限ると、「東京シンデレラマイルトライアル」の馬は[3-1-1-10](3着内率33.3%)、「JBCレディスクラシック」の馬は[1-0-0-4](3着内率20.0%)、「クイーン賞」の馬は[0-2-0-4](3着内率33.3%)、「ロジータ記念」の馬は[0-0-2-4](3着内率33.3%)、「その他」の馬は[0-1-1-29](3着内率5.9%)である。今年も「東京シンデレラマイルトライアル」をはじめとする主要な前哨戦に出走していた馬を重視したい。
前走時点での人気も見逃せない
前走の単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[4-3-5-26](3着内率31.6%)、3~10番人気の馬は[6-7-5-77](3着内率18.9%)、11番人気以下の馬は[0-0-0-25](3着内率0.0%)となっている。なお、第12回(平成30年)以降の過去4年に限ると、2番人気以内の馬は[3-1-4-10](3着内率44.4%)、3~8番人気の馬は[1-3-0-28](3着内率12.5%)、9番人気以下の馬は[0-0-0-13](3着内率0.0%)である。前走の内容を比較する際は、当時の人気もチェックしておいた方が良さそうだ。
“同年のレディスプレリュード”で11着以内だった馬は要注目
“同年のレディスプレリュード”における着順別成績を見ると、11着以内の馬は[2-5-1-10](3着内率44.4%)、12着以下の馬は[0-0-0-7](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[8-5-9-111](3着内率16.5%)となっている。同じ大井で施行される牝馬限定のダートグレード競走だけに、“同年のレディスプレリュード”を使っていた馬はマークしておくべきだろう。