ハイセイコー記念は、前走好走馬が中心！

• 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
• 第44回（平成23年）から第52回（令和元年）まではSIIとして実施
• 記録は令和3年11月1日時点

上位人気馬はそれなりに堅実

単勝人気順別成績を見ると、5番人気以内の馬は[9-9-5-27]（3着内率46.0%）、6番人気以下の馬は[1-1-5-80]（3着内率8.0%）となっている。基本的には上位人気馬が強いレースと言えるだろう。

3着内数は「大井」所属馬が最多も……

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-1-3-12]（3着内率25.0%）、「船橋」の馬は[5-1-1-13]（3着内率35.0%）、「大井」の馬は[5-7-5-71]（3着内率19.3%）、「川崎」の馬は[0-1-1-11]（3着内率15.4%）となっている。なお、第50回（平成29年）以降の過去4年に限ると、「浦和」の馬は[0-1-2-5]（3着内率37.5%）、「船橋」の馬は[3-0-1-3]（3着内率57.1%）、「大井」の馬は[1-3-0-27]（3着内率12.9%）、「川崎」の馬は[0-0-1-3]（3着内率25.0%）である。3着以内となった馬の数は「大井」勢がトップだったものの、3着内率はあまり高くない点に注意した方が良さそうだ。

大敗直後の馬は不振

前走の着順別成績を見ると、3着以内の馬は[9-10-8-71]（3着内率27.6%）、4着以下の馬は[1-0-2-36]（3着内率7.7%）となっている。大敗直後の馬は評価を下げたい。

前走の単勝人気順も見逃せないポイント

前走の単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[6-6-4-41]（3着内率28.1%）、3番人気以下の馬は[4-4-6-66]（3着内率17.5%）となっている。なお、第49回（平成28年）以降の過去5年に限ると、2番人気以内の馬は[5-5-1-19]（3着内率36.7%）、3番人気以下の馬は[0-0-4-32]（3着内率11.1%）である。近年の傾向を重視するならば、前走で人気の中心だった馬を高く評価すべきだろう。

前走の最終コーナー通過順に注目

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、「1番手」の馬は[3-4-1-14]（3着内率36.4%）、2～7番手の馬は[6-5-9-74]（3着内率21.3%）、8番手以下の馬は[1-1-0-19]（3着内率9.5%）となっている。直近の成績を比較する際は、レース中の位置取りもチェックした方が良さそうだ。

“ゴールドジュニア”の上位馬は信頼して良さそう

“ゴールドジュニア”（令和元年までは“ゴールドジュニアー”の名称で施行）における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[5-4-2-21]（3着内率34.4%）、6着以下の馬は[0-0-0-8]（3着内率0.0%）、「不出走」の馬は[5-6-8-78]（3着内率19.6%）となっている。なお、第51回（平成30年）以降の過去3年に限ると、5着以内の馬は[3-2-0-4]（3着内率55.6%）、6着以下の馬は[0-0-0-2]（3着内率0.0%）、「不出走」の馬は[0-1-3-22]（3着内率15.4%）である。今年も“ゴールドジュニア”の上位馬が出走してきたら高く評価したい。