分析レポート

Analysis Report

第44回
東京2歳優駿牝馬(SI)
2020年12月31日(木) 16:30発走

第44回優勝馬:ケラススヴィア号

レース情報

東京2歳優駿牝馬は、所属や近走成績が重要!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和2年12月17日時点

伏兵が上位に食い込む年も多い

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[7-3-1-9](3着内率55.0%)、3~10番人気の馬は[3-6-7-64](3着内率20.0%)、11番人気以下の馬は[0-1-2-56](3着内率5.1%)となっている。上位人気勢の勝率はそれなりに優秀だが、前評判が低い馬の好走例も決して少なくない。

近年は「川崎」勢に加え「他地区」勢の活躍も目立つ

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-0-1-6](3着内率14.3%)、「船橋」の馬は[4-2-0-27](3着内率18.2%)、「大井」の馬は[3-3-3-51](3着内率15.0%)、「川崎」の馬は[2-3-5-21](3着内率32.3%)、「他地区」の馬は[1-2-1-24](3着内率14.3%)となっている。なお、第39回(平成27年)以降の過去5年に限ると、「浦和」の馬は[0-0-1-5](3着内率16.7%)、「船橋」の馬は[2-0-0-10](3着内率16.7%)、「大井」の馬は[1-1-1-30](3着内率9.1%)、「川崎」の馬は[1-2-2-10](3着内率33.3%)、「他地区」の馬は[1-2-1-9](3着内率30.8%)である。以前から成績が良かった「川崎」所属馬はもちろん、近年の成績が良い「他地区」所属馬も高く評価したいところだ。

基本的に前走好走馬が優勢

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[5-4-5-32](3着内率30.4%)、2~3着の馬は[2-4-3-39](3着内率18.8%)、4着以下・中止の馬は[3-2-2-58](3着内率10.8%)となっている。なお、第39回(平成27年)以降の過去5年に限ると、「1着」の馬は[3-3-3-13](3着内率40.9%)、2~3着の馬は[1-2-1-18](3着内率18.2%)、4着以下の馬は[1-0-1-33](3着内率5.7%)である。前走の着順を素直に評価すべきレースと言えるだろう。

父にサウスヴィグラスを持つ馬が出走してきたら要注目

【種牡馬別成績】(過去10年)

種牡馬別成績を見ると、サウスヴィグラスが3着内率43.8%と優秀な成績を収めている。現2歳世代が“ラストクロップ”であり、出走してくるとすれば今年までだが、サウスヴィグラス産駒にはぜひ注目しておきたい。

“ローレル賞”で好走を果たした馬は堅実

【“ローレル賞”における着順別成績】(過去10年)

“ローレル賞”における着順別成績を見ると、3着以内の馬は[3-4-4-14](3着内率44.0%)、4着以下の馬は[1-1-1-28](3着内率9.7%)、「不出走」の馬は[6-5-5-87](3着内率15.5%)となっている。“ローレル賞”で4着以下に敗れた馬は苦戦しているものの、好走を果たした馬はそれなりに信頼できるようだ。

“エーデルワイス賞”で8着以内だった馬も好成績

【“エーデルワイス賞”における着順別成績】(過去10年)

“エーデルワイス賞”における着順別成績を見ると、8着以内の馬は[5-3-2-15](3着内率40.0%)、9着以下の馬は[0-0-1-6](3着内率14.3%)、「不出走」の馬は[5-7-7-108](3着内率15.0%)となっている。ダートグレード競走の“エーデルワイス賞”で善戦した馬は、それなりに高く評価すべきだろう。