分析レポート
Analysis Report
第20回
JBCスプリント(JpnI)
2020年11月3日(火) 17:10発走
JBCスプリントは、臨戦過程を素直に評価したい!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 第10回(平成22年)は船橋ダ1,000m、第12回(平成24年)、第16回(平成28年)は川崎ダ1,400m、第13回(平成25年)は金沢ダ1,400m、第14回(平成26年)は盛岡ダ1,200m、第18回(平成30年)は京都ダ1,200m、第19回(令和元年)は浦和ダ1,400mで実施
- 記録は令和2年10月20日時点
好走馬の大半は6番人気以内
単勝人気順別成績を見ると、6番人気以内の馬は[10-10-9-31](3着内率48.3%)、7番人気以下の馬は[0-0-1-78](3着内率1.3%)となっている。基本的に上位人気馬が強いレースと言えそうだ。
「地方」所属馬もそれなりに健闘している
所属別成績を見ると、「地方」の馬は[1-2-3-72](3着内率7.7%)、「JRA」の馬は[9-8-7-37](3着内率39.3%)となっている。「JRA」所属馬が優勢ではあるものの、「地方」所属馬の好走例も決して少なくない。
大敗直後の馬は割り引きが必要
前走の着順別成績を見ると、6着以内の馬は[10-10-8-69](3着内率28.9%)、7着以下の馬は[0-0-2-40](3着内率4.8%)となっている。なお、第15回(平成27年)以降の過去5年に限ると、5着以内の馬は[5-5-5-32](3着内率31.9%)、6着以下の馬は[0-0-0-25](3着内率0.0%)である。直近のレースで大敗を喫した馬は過信禁物と見るべきだろう。
前走が少頭数のレースだった馬は不振
前走の出走頭数別成績を見ると、12頭以下の馬は[1-1-1-39](3着内率7.1%)、13頭以上の馬は[9-9-9-70](3着内率27.8%)となっている。なお、第15回(平成27年)以降の過去5年に限ると、12頭以下の馬は[0-0-0-15](3着内率0.0%)、13頭以上の馬は[5-5-5-42](3着内率26.3%)である。少頭数のレースを経由してきた馬は、評価を下げた方が良さそうだ。
前走が「1,200m」「1,600m」のレースだった馬に注目
前走の距離別成績を見ると、「1,200m」の馬は[9-8-6-59](3着内率28.0%)、「1,600m」の馬は[1-2-4-25](3着内率21.9%)、1,200m・1,600m以外の馬は[0-0-0-25](3着内率0.0%)となっている。前走が「1,200m」や「1,600m」のレースでなかった馬は、苦戦する可能性が高いと見ておきたい。
“東京盃組”が強い
“同年の東京盃”における着順別成績を見ると、4着以内の馬は[8-6-4-13](3着内率58.1%)、5~8着の馬は[1-1-1-14](3着内率17.6%)、9着以下の馬は[0-0-0-12](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[1-3-5-70](3着内率11.4%)となっている。主要な前哨戦と位置付けられている東京盃で上位に食い込んだ馬は、高く評価すべきだろう。