分析レポート
Analysis Report
第57回
東京記念(SI)
2020年09月9日(水) 20:10発走
東京記念は、前走の内容を素直に評価したい!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 第44回(平成19年)から第54回(平成29年)まではSIIとして実施
- 記録は令和2年8月26日時点
上位人気に推された馬は堅実
単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[9-7-4-10](3着内率66.7%)、4~8番人気の馬は[0-3-5-42](3着内率16.0%)、9番人気以下の馬は[1-0-1-59](3着内率3.3%)となっている。上位人気馬の信頼度が高いレースと言って良いだろう。
「大井」所属馬の活躍が目立っている
所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-1-0-11](3着内率15.4%)、「船橋」の馬は[1-6-4-27](3着内率28.9%)、「大井」の馬は[8-1-4-52](3着内率20.0%)、「川崎」の馬は[0-0-2-12](3着内率14.3%)、「他地区」の馬は[0-2-0-9](3着内率18.2%)となっている。なお、第51回(平成26年)以降の過去6年に限ると、「浦和」の馬は[1-1-0-8](3着内率20.0%)、「船橋」の馬は[0-2-2-16](3着内率20.0%)、「大井」の馬は[5-1-4-27](3着内率27.0%)、「川崎」の馬は[0-0-0-7](3着内率0.0%)、「他地区」の馬は[0-2-0-8](3着内率20.0%)である。優勝馬の数が多いだけでなく、近年は好走率の面でも「大井」所属馬が優勢だ。
近年は内枠有利
馬番別成績を見ると、1~7番の馬は[6-7-5-51](3着内率26.1%)、8~16番の馬は[4-3-5-60](3着内率16.7%)となっている。なお、第51回(平成26年)以降の過去6年に限ると、1~7番の馬は[5-5-4-27](3着内率34.1%)、8~16番の馬は[1-1-2-39](3着内率9.3%)である。近年の傾向を重視するならば、内寄りの枠に入った馬を高く評価したい。
大敗直後の馬は不振
前走の着順別成績を見ると、1~9着の馬は[10-10-10-89](3着内率25.2%)、10着以下の馬は[0-0-0-22](3着内率0.0%)となっている。大敗直後の馬は苦戦する可能性が高いと見るべきだろう。
馬格のある馬が優勢
前走の馬体重区分別成績を見ると、510kg未満の馬は[6-4-6-79](3着内率16.8%)、510kg以上の馬は[4-6-4-32](3着内率30.4%)となっている。なお、第51回(平成26年)以降の過去6年に限ると、510kg未満の馬は[3-1-3-47](3着内率13.0%)、510kg以上の馬は[3-5-3-19](3着内率36.7%)である。大型馬は上位に食い込む可能性が高いと見て良さそうだ。
前走の最終コーナー通過順に注目
前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、6番手以内の馬は[7-6-8-49](3着内率30.0%)、7番手以下の馬は[3-4-2-62](3着内率12.7%)となっている。前走の最終コーナーを中団や後方のポジションで通過した馬は、過信禁物と見ておきたい。