分析レポート

Analysis Report

第21回
ジャパンダートダービー(JpnI)
2019年07月10日(水) 20:05発走

第21回優勝馬:クリソベリル号

レース情報

ジャパンダートダービーは、実績や前走の内容が重要!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和元年6月24日時点

8番人気以下の馬は3着以内なし

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[4-2-1-3](3着内率70.0%)とまずまず優秀な成績を収めている。なお、2~4番人気の馬は[4-8-4-14](3着内率53.3%)、5~7番人気の馬は[2-0-5-23](3着内率23.3%)だったが、8番人気以下の馬は[0-0-0-63](3着内率0.0%)と上位争いに食い込めていない。

「JRA」勢が中心

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「JRA」の馬は[8-9-8-37](3着内率40.3%)、「地方」の馬は[2-1-2-66](3着内率7.0%)となっている。基本的には「JRA」所属馬を重視すべきレースと言えるだろう。

過去10年の3着以内馬はすべて「牡」馬

【性別成績】(過去10年)

過去10年の3着以内馬30頭は、いずれも性が「牡」だ。ちなみに、第10回(平成20年)以前を含めても、性が「牝」だったにもかかわらず3着以内となったのは第6回(平成16年)2着のアクイレジアのみである。「牝」馬は苦戦する可能性が高いと見ておきたい。

近年は特に前走「1着」馬が優勢

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[8-6-5-38](3着内率33.3%)、2~3着の馬は[2-2-3-25](3着内率21.9%)、4着以下の馬は[0-2-2-40](3着内率9.1%)となっている。なお、第36回(平成25年)以降の過去6年に限ると、「1着」の馬は[6-5-4-22](3着内率40.5%)、2~3着の馬は[0-1-2-14](3着内率17.6%)、4着以下の馬は[0-0-0-28](3着内率0.0%)である。近年の傾向を考えても、前走の着順を素直に評価すべきだろう。

前走の距離に注目

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,600m未満の馬は[1-0-0-5](3着内率16.7%)、1,600m~1,870mの馬は[7-7-7-43](3着内率32.8%)、1,870m超の馬は[2-3-3-55](3着内率12.7%)となっている。なお、第36回(平成25年)以降の過去6年に限ると、1,600m未満の馬は[0-0-0-4](3着内率0.0%)、1,600~1,870mの馬は[5-5-5-26](3着内率36.6%)、1,870m超の馬は[1-1-1-34](3着内率8.1%)である。前走が1,600m未満や1,870m超のレースだった馬は過信禁物だ。

前走で先行していた馬は不振

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、2番手以内の馬は[1-2-2-31](3着内率13.9%)、3番手以下の馬は[9-8-8-71](3着内率26.0%)、「不明」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)となっている。なお、第36回(平成25年)以降の過去6年に限ると、2番手以内の馬は[0-2-0-23](3着内率8.0%)、3番手以下の馬は[6-4-6-40](3着内率28.6%)、「不明」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)である。前走の最終コーナーを先頭や2番手で通過した馬は、評価を下げるべきかもしれない。

“東京ダービー”で6着以下だった地元勢は割り引きが必要

【“東京ダービー”における着順別成績】(過去10年)

“東京ダービー”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[2-1-2-16](3着内率23.8%)、6着以下の馬は[0-0-0-10](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[8-9-8-77](3着内率24.5%)となっている。前哨戦の“東京ダービー”で大敗を喫した南関東所属馬は、苦戦する可能性が高いと見るべきだろう。

JRAの上級条件で好走経験がある馬は堅実

【“JRA、かつ2勝クラス以上のレース”における最高着順別成績】(過去10年)

“JRA、かつ2勝クラス以上のレース”における最高着順別成績を見ると、3着以内の馬は[8-9-7-30](3着内率44.4%)、4着以下の馬は[0-1-0-18](3着内率5.3%)、「出走なし」の馬は[2-0-3-55](3着内率8.3%)となっている。JRA、かつ上級条件のレースで好走したことのある馬は信頼できるようだ。