分析レポート

Analysis Report

第10回
フジノウェーブ記念(SIII)
2019年03月6日(水) 16:10発走

第10回優勝馬:キャプテンキング号

レース情報

フジノウェーブ記念は、臨戦過程や枠順がポイント!

  • 過去9年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第1回(平成22年)から第4回(平成25年)までは「東京スプリング盃」の名称で実施
  • 記録は平成31年2月7日時点

7番人気以下の馬は不振

【単勝人気順別成績】(過去9年)

過去9年の優勝馬9頭は、いずれも単勝人気順が5番人気以内だった馬である。なお、単勝6番人気の馬は[0-4-1-4](3着内率55.6%)と健闘していたものの、単勝7番人気以下の馬は[0-1-2-81](3着内率3.6%)と、あまり上位争いに食い込めていない。ある程度は前評判が高い馬を重視すべきだろう。

今回より長い距離のレースを経由してきた馬が中心

【前走の距離別成績】(過去9年)

過去9年の優勝馬9頭中7頭は、前走の距離が「1,500m以上」だった馬だ。ちなみに、前走の距離が「1,500m未満」だった馬は[2-5-4-60](3着内率15.5%)、「1,500m以上」だった馬は[7-4-5-51](3着内率23.9%)となっているものの、第4回(平成25年)以降の過去6年に限ると、「1,500m未満」だった馬は[0-2-3-41](3着内率10.9%)、「1,500m以上」だった馬は[6-4-3-33](3着内率28.3%)である。近年の傾向を重視するならば、前走が今回より長い距離のレースだった馬を高く評価したい。

近年は1~2枠の馬が苦戦中

【枠番別成績】(過去9年)

枠番別成績を見ると、1~2枠の馬は[1-4-1-29](3着内率17.1%)、3~8枠の馬は[8-5-8-82](3着内率20.4%)となっている。ただし、第4回(平成25年)以降の過去6年に限ると、1~2枠の馬は[0-2-0-21](3着内率8.7%)、3~8枠の馬は[6-4-6-53](3着内率23.2%)である。近年の傾向を重視するならば、内寄りの枠に入った馬は評価を下げるべきだろう。

前走好走馬は堅実

【前走の着順別成績】(過去9年)

前走の着順別成績を見ると、2着以内の馬は[4-5-6-23](3着内率39.5%)と優秀な成績を収めている。一方、3~11着の馬は[5-4-3-73](3着内率14.1%)と平凡な成績にとどまっていたうえ、12着以下の馬は[0-0-0-15](3着内率0.0%)である。前走の着順を素直に評価したいところだ。

馬格のある馬に注目した方が良さそう

【前走の馬体重別成績】(過去9年)

前走の馬体重別成績を見ると、500kg未満の馬は[4-4-4-63](3着内率16.0%)、500kg以上の馬は[5-5-5-48](3着内率23.8%)となっている。ただし、第5回(平成26年)以降の過去5年に限ると、500kg未満の馬は[0-3-0-33](3着内率8.3%)、500kg以上の馬は[5-2-5-28](3着内率30.0%)である。近年の傾向を重視するならば、馬格のない馬は過信禁物と見ておきたい。