分析レポート

Analysis Report

第63回
金盃(SII)
2019年02月6日(水) 16:10発走

第63回優勝馬:サウンドトゥルー号

レース情報

金盃は、前走のレースやその内容をチェックしたい!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第53回(平成21年)から第58回(平成26年)までは大井ダ2,000mで実施
  • 第59回(平成27年)からは大井ダ2,600mで実施
  • 記録は平成31年1月23日時点

3着以内馬の過半数は4番人気以下

【単勝人気順別成績】(過去10年)

過去10年の3着以内馬30頭中17頭は、単勝4番人気以下の馬だ。昨年の第62回(平成30年)も、単勝1~3番人気の3頭がすべて5着以下に敗れ、単勝4~6番人気の3頭が1~3着を占めている。前評判がそれほど高くない馬にも注目しておくべきレースと言えるだろう。

「船橋」所属馬の3着内率が高い

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[0-0-1-14](3着内率6.7%)、「船橋」の馬は[4-3-6-28](3着内率31.7%)、「大井」の馬は[6-6-3-69](3着内率17.9%)、「川崎」の馬は[0-1-0-7](3着内率12.5%)となっている。3着以内馬の数は「大井」勢が最多だったものの、3着内率が高い「船橋」勢も高く評価したい。

前走好走馬はそれなりに信頼できる

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、4着以内の馬は[7-6-8-39](3着内率35.0%)、5着以下の馬は[3-4-2-79](3着内率10.2%)となっている。前走好走馬を素直に重視した方が良さそうだ。

「報知オールスターカップ」組と「東京大賞典」組は堅実

【前走のレース別成績】(過去10年)

前走のレース別成績を見ると、「報知オールスターカップ」の馬が3着内率45.5%、「東京大賞典」の馬が3着内率38.5%と、それぞれ優秀な成績を収めている。なお、大井ダ2,600mで施行されるようになった第59回(平成27年)以降の過去4年に限っても、前走のレースが「報知オールスターカップ」だった馬は[2-1-1-5](3着内率44.4%)、「東京大賞典」だった馬は[0-1-2-4](3着内率42.9%)である。今年もこの2競走を経由した馬がエントリーしてきたらぜひ注目してみたい。

前走で上位人気に推されていた馬が中心

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)

前走の単勝人気順別成績を見ると、6番人気以内の馬は[9-8-7-59](3着内率28.9%)、7番人気以下の馬は[1-2-3-59](3着内率9.2%)となっている。ちなみに、大井ダ2,600mで施行されるようになった第59回(平成27年)以降の過去4年に限ると、前走の単勝人気順が7番人気以下だったにもかかわらず連対を果たしたのは第60回(平成28年)2着のユーロビートだけである。前走の内容を比較する際は、当時の人気もチェックしておこう。

近年は前走で先行していた馬が不振

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、5番手以内の馬は[3-3-6-39](3着内率23.5%)、6番手以下の馬は[7-7-4-79](3着内率18.6%)となっている。ただし、大井ダ2,600mで施行されるようになった第59回(平成27年)以降の過去4年に限ると、前走の最終コーナー通過順が5番手以内の馬は[1-1-0-18](3着内率10.0%)、6番手以下の馬は[3-3-4-32](3着内率23.8%)である。近年の傾向を重視するならば、前走で先行していた馬は評価を下げたい。