分析レポート

Analysis Report

第25回
ジャパンダートダービー(JpnI)
2023年07月12日(水) 20:10発走

第25回優勝馬:ミックファイア号

レース情報

ジャパンダートダービーは、枠順や臨戦過程に注目!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和5年6月28日時点

超人気薄の馬が好走を果たした例は多くない

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[3-2-2-3](3着内率70.0%)、2~6番人気の馬は[6-8-7-29](3着内率42.0%)、7番人気以下の馬は[1-0-1-74](3着内率2.6%)となっている。前評判の低い馬は、上位に食い込む可能性がそれほど高くないと見ておきたい。

「JRA」勢が中心

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[2-1-2-65](3着内率7.1%)、「JRA」の馬は[8-9-8-41](3着内率37.9%)となっている。「地方」所属馬の好走例も決して少なくないとはいえ、基本的には「JRA」所属馬を重視するべきだろう。

1~2枠に入った馬は不振

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、1~2枠の馬は[1-0-0-21](3着内率4.5%)、3~8枠の馬は[9-10-10-85](3着内率25.4%)となっている。内寄りの枠に入った馬は割り引きが必要だ。

前走の着順が良い馬ほど好成績

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[8-6-6-37](3着内率35.1%)、2~5着の馬は[1-4-4-36](3着内率20.0%)、6着以下の馬は[1-0-0-33](3着内率2.9%)となっている。大敗を喫した直後の馬は、思い切って評価を下げるべきかもしれない。

前走の距離が明暗を分けそう

【前走の距離別成績】(過去10年)

前走の距離別成績を見ると、1,400m以下の馬は[0-0-0-7](3着内率0.0%)、1,400m超1,900m未満の馬は[9-7-7-47](3着内率32.9%)、1,900m以上の馬は[1-3-3-52](3着内率11.9%)となっている。1,400m以下や1,900m以上のレースを経由してきた馬は、過信禁物と見るべきだろう。

前走の人気も見逃せないポイント

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)
※「記録なし」は前走が国外の競走だった馬

前走の単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[9-8-6-46](3着内率33.3%)、4~11番人気の馬は[1-1-4-49](3着内率10.9%)、12番人気以下の馬は[0-0-0-10](3着内率0.0%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-1](3着内率50.0%)となっている。臨戦過程を比較する際は、前走時点での人気もチェックしておいた方が良さそうだ。

“東京ダービー”上位馬の好走例も少なくはないが……

【“東京ダービー”における着順別成績】(過去10年)

“東京ダービー”における着順別成績を見ると、「1着」の馬は[1-1-1-5](3着内率37.5%)、「2着」の馬は[0-0-1-5](3着内率16.7%)、3着以下の馬は[0-0-0-22](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[9-9-8-74](3着内率26.0%)となっている。前哨戦の“東京ダービー”で3着以下に敗れた南関東所属馬は、苦戦する可能性が高いと見ておくべきかもしれない。

JRAの上級条件で好走経験がある馬は堅実

【“JRAの、2勝クラス以上のレース”における最高着順別成績】(過去10年)

“JRAの、2勝クラス以上のレース”における最高着順別成績を見ると、6着以内の馬は[7-10-6-32](3着内率41.8%)、7着以下の馬は[0-0-1-13](3着内率7.1%)、「出走なし」の馬は[3-0-3-61](3着内率9.0%)となっている。JRAの上級条件で善戦したことのある馬は、相応に高く評価するべきだろう。