分析レポート

Analysis Report

第71回
東京大賞典(GI)
2025年12月29日(月) 15:40発走

第70回優勝馬:フォーエバーヤング号

レース情報

東京大賞典は、主要な前哨戦で好走した馬が強い!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 記録は令和7年12月15日時点

上位人気馬は堅実

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[4-3-2-1](3着内率90.0%)、2~4番人気の馬は[5-4-6-15](3着内率50.0%)、5~9番人気の馬は[1-3-2-44](3着内率12.0%)、10番人気以下の馬は[0-0-0-47](3着内率0.0%)となっている。前評判が高い馬ほど信頼できるレースと見て良いだろう。

「JRA」所属馬が中心

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[0-2-1-66](3着内率4.3%)、「JRA」の馬は[10-8-9-41](3着内率39.7%)となっている。基本的に「JRA」所属馬が強いレースだ。

内外極端な枠に入った馬はやや不振

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、「1枠」の馬は[0-0-1-12](3着内率7.7%)、2~7枠の馬は[10-8-8-78](3着内率25.0%)、「8枠」の馬は[0-2-1-17](3着内率15.0%)となっている。なお、第65回(令和元年)以降の過去6年に限ると、「1枠」の馬は[0-0-0-7](3着内率0.0%)、2~7枠の馬は[6-5-6-41](3着内率29.3%)、「8枠」の馬は[0-1-0-11](3着内率8.3%)である。内外極端な枠に入った馬は、上位に食い込む確率が低いと見るべきかもしれない。

大敗直後の馬は過信禁物

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、5着以内の馬は[9-7-8-55](3着内率30.4%)、6着以下の馬は[1-3-2-52](3着内率10.3%)となっている。なお、第65回(令和元年)以降の過去6年に限ると、8着以内の馬は[6-5-6-39](3着内率30.4%)、9着以下の馬は[0-1-0-20](3着内率4.8%)である。直近のレースで大きく崩れてしまった馬は、評価を下げるべきだろう。

前走の最終コーナー通過順に注目

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)
※「記録なし」は前走が国外の競走だった馬

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、3番手以内の馬は[1-3-2-35](3着内率14.6%)、4~10番手の馬は[4-5-6-37](3着内率28.8%)、11番手以下の馬は[3-2-2-33](3着内率17.5%)、「記録なし」の馬は[2-0-0-2](3着内率50.0%)となっている。なお、第65回(令和元年)以降の過去6年に限ると、3番手以内の馬は[0-2-1-23](3着内率11.5%)、4~10番手の馬は[4-3-5-17](3着内率41.4%)、11番手以下の馬は[0-1-0-17](3着内率5.6%)、「記録なし」の馬は[2-0-0-2](3着内率50.0%)である。前走で先行していた馬や、その逆に極端な後方からレースを進めていた馬は、割り引きが必要だ。

“同年のJBCクラシック”における着順がポイント

【“同年のJBCクラシック”における着順別成績】(過去10年)

“同年のJBCクラシック”における着順別成績を見ると、3着以内の馬は[5-4-3-5](3着内率70.6%)、4着以下の馬は[0-1-1-19](3着内率9.5%)、「不出走」の馬は[5-5-6-83](3着内率16.2%)となっている。なお、第65回(令和元年)以降の過去6年に限ると、5着以内の馬は[3-2-1-5](3着内率54.5%)、6着以下の馬は[0-0-0-4](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[3-4-5-50](3着内率19.4%)である。約2か月前のJBCクラシックで上位に食い込んだ馬が出走してきたら、しっかりマークしておきたい。

“同年のチャンピオンズC”に出走した馬は好走率が高い

【“同年のチャンピオンズC”における着順別成績】(過去10年)

“同年のチャンピオンズC”における着順別成績を見ると、5着以内の馬は[4-4-3-3](3着内率78.6%)、6着以下の馬は[1-3-2-14](3着内率30.0%)、「不出走」の馬は[5-3-5-90](3着内率12.6%)となっている。“同年のチャンピオンズC”をステップに臨む馬、特にそのチャンピオンズCで善戦を果たした馬は、相応に高く評価するべきだろう。

“同年の帝王賞”で10着以内となった馬も好成績

【“同年の帝王賞”における着順別成績】(過去10年)

“同年の帝王賞”における着順別成績を見ると、10着以内の馬は[3-6-6-12](3着内率55.6%)、11着以下の馬は[0-0-0-4](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[7-4-4-91](3着内率14.2%)となっている。同じコースで行われたJpnⅠ競走だけに、“同年の帝王賞”で健闘した実績のある馬は、素直に信頼して良さそうだ。