分析レポート
Analysis Report
第58回
ハイセイコー記念(SI)
2025年11月12日(水) 20:10発走
ハイセイコー記念は、枠順や臨戦過程がポイント!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 第48回(平成27年)から第52回(令和元年)まではSIIとして実施
- 記録は令和7年10月29日時点
上位人気グループの馬はまずまず堅実
単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[10-8-3-19](3着内率52.5%)、5~8番人気の馬は[0-2-5-33](3着内率17.5%)、9番人気以下の馬は[0-0-2-49](3着内率3.9%)となっている。まずは前評判の高い馬に注目するべきだろう。
「浦和」所属馬や「船橋」所属馬が好成績
所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-3-5-12](3着内率42.9%)、「船橋」の馬は[3-1-2-13](3着内率31.6%)、「大井」の馬は[6-6-2-67](3着内率17.3%)、「川崎」の馬は[0-0-1-9](3着内率10.0%)となっている。3着内率が高い「浦和」勢や「船橋」勢は、ひと通りマークしておきたい。
SⅠ昇格後は内外極端な枠に入った馬が不振
馬番別成績を見ると、1~3番の馬は[1-2-2-25](3着内率16.7%)、4~11番の馬は[8-5-7-56](3着内率26.3%)、12~16番の馬は[1-3-1-20](3着内率20.0%)となっている。ただし、SⅠとして施行された第53回(令和2年)以降の過去5年に限ると、1~3番の馬は[0-0-1-14](3着内率6.7%)、4~11番の馬は[5-5-4-23](3着内率37.8%)、12~16番の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)である。近年の傾向からは、枠順も重要なファクターと言えそうだ。
大敗直後の馬は上位に食い込めていない
前走の着順別成績を見ると、6着以内の馬は[10-10-10-87](3着内率25.6%)、7着以下の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)となっている。前走で大きく敗れてしまった馬は、評価を下げるべきだろう。
1,400m超のレースをステップに臨む馬が中心
前走の距離別成績を見ると1,400m以下の馬は[3-3-2-45](3着内率15.1%)、1,400m超の馬は[7-7-8-56](3着内率28.2%)となっている。なお、SⅠとして施行された第53回(令和2年)以降の過去5年に限ると、1,400m以下の馬は[1-1-1-18](3着内率14.3%)、1,400m超の馬は[4-4-4-27](3着内率30.8%)である。臨戦過程を比較する際は、前走の距離もチェックしておきたい。
“ゴールドジュニア”の上位馬は安定感抜群
“ゴールドジュニア”(令和元年までは“ゴールドジュニアー”の名称で施行)における着順別成績を見ると、4着以内の馬は[3-4-2-15](3着内率37.5%)、5着以下の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[7-6-8-78](3着内率21.2%)となっている。なお、第51回(平成30年)以降の過去7年に限ると、4着以内の馬は[3-4-2-6](3着内率60.0%)、5着以下の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[4-3-5-56](3着内率17.6%)である。前哨戦の“ゴールドジュニア”で好走を果たした馬は、再び上位に食い込む可能性が高いと見て良さそうだ。

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