マイルグランプリは、枠順や臨戦過程が明暗を分けそう！

• 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
• 第22回（平成27年）から第26回（令和元年）までは10月中旬～11月中旬に実施
• 第27回（令和２年）から第29回（令和4年）までは７月下旬～８月上旬に実施
• 第30回（令和5年）からは10月中旬～11月中旬に実施
• 記録は令和7年10月5日時点

上位人気グループの馬は信頼できる

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[4-0-3-3]（3着内率70.0%）、2～5番人気の馬は[5-9-4-22]（3着内率45.0%）、6～12番人気の馬は[1-1-3-61]（3着内率7.6%）、13番人気以下の馬は[0-0-0-23]（3着内率0.0%）となっている。基本的に上位人気馬が強いレースと言えるだろう。

3着内率が高いのは「船橋」勢と「川崎」勢

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-2-1-14]（3着内率22.2%）、「船橋」の馬は[3-4-2-15]（3着内率37.5%）、「大井」の馬は[3-4-6-73]（3着内率15.1%）、「川崎」の馬は[3-0-1-7]（3着内率36.4%）となっている。3着内率が高い「船橋」所属馬や「川崎」所属馬は、ひと通りマークしておくべきかもしれない。

■以前は内枠有利・外枠不利だったが……

馬番別成績を見ると、1～9番の馬は[8-10-8-63]（3着内率29.2%）、10～16番の馬は[2-0-2-46]（3着内率8.0%）となっている。ただし、第28回（令和3年）以降の過去4年に限ると、1～7番の馬は[1-3-1-23]（3着内率17.9%）、8～16番の馬は[3-1-3-13]（3着内率35.0%）である。近年に限ると、どちらかと言えば内枠不利・外枠有利なレースだ。

比較的若い世代の馬が優勢

馬齢別成績を見ると、6歳以下の馬は[8-7-6-52]（3着内率28.8%）、7～8歳の馬は[2-3-4-45]（3着内率16.7%）、9歳以上の馬は[0-0-0-12]（3着内率0.0%）となっている。高齢馬は過信禁物と見るべきだろう。

近年は特に前走好走馬が優勢

前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[4-5-3-13]（3着内率48.0%）、2～11着の馬は[6-5-7-87]（3着内率17.1%）、12着以下の馬は[0-0-0-9]（3着内率0.0%）となっている。なお、第28回（令和3年）以降の過去4年に限ると、「1着」の馬は[1-3-2-6]（3着内率50.0%）、2～4着の馬は[3-1-2-14]（3着内率30.0%）、5着以下の馬は[0-0-0-16]（3着内率0.0%）である。直近のレースで好走した馬は、相応に高く評価したい。

前走が1,400ｍ以下や2,100ｍ以上のレースだった馬は不振

前走の距離別成績を見ると、1,400ｍ以下の馬は[2-0-0-25]（3着内率7.4%）、1,400ｍ超2,100ｍ未満の馬は[8-10-10-80]（3着内率25.9%）、2,100ｍ以上の馬は[0-0-0-4]（3着内率0.0%）となっている。1,400ｍ以下や2,100ｍ以上のレースをステップに臨む馬は、割り引きが必要だ。