分析レポート

Analysis Report

第27回
ジャパンダートクラシック(JpnI)
2025年10月8日(水) 20:05発走

第26回優勝馬:フォーエバーヤング号

レース情報

ジャパンダートクラシックは、枠順や前走の内容が重要!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 第17回(平成27年)から第25回(令和5年)までは「ジャパンダートダービー」の名称で実施
  • 第17回(平成27年)から第25回(令和5年)までは7月上旬~中旬に実施
  • 記録は令和7年9月24日時点

上位人気グループの馬はそれなりに堅実

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[5-2-3-10](3着内率50.0%)、3~4番人気の馬は[2-7-4-7](3着内率65.0%)、5~6番人気の馬は[2-1-2-15](3着内率25.0%)、7~12番人気の馬は[1-0-1-57](3着内率3.4%)、13番人気以下の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)となっている。人気薄の馬が馬券に絡んだ例もあるとはいえ、まずは前評判の高い馬をひと通りチェックしておきたい。

「JRA」勢が中心

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「地方」の馬は[3-0-2-60](3着内率7.7%)、「JRA」の馬は[7-10-8-43](3着内率36.8%)となっている。「地方」所属馬の好走例も決して少なくはないが、基本的には「JRA」所属馬を重視するべきだろう。

内寄りの枠に入った馬は不振

【馬番別成績】(過去10年)

馬番別成績を見ると、1~5番の馬は[3-1-3-42](3着内率14.3%)、6~16番の馬は[7-9-7-61](3着内率27.4%)となっている。なお、第22回(令和2年)以降の過去5年に限ると、1~5番の馬は[1-0-0-24](3着内率4.0%)、6~16番の馬は[4-5-5-27](3着内率34.1%)である。内寄りの枠に入った馬は割り引きが必要だ。

川田将雅騎手、武豊騎手らの活躍が目立っている

【騎手別成績】(過去10年)

騎手別成績を見ると、3着内数が3回以上なのは、川田将雅騎手、武豊騎手、戸崎圭太騎手の3名となっている。このレースと相性の良いジョッキーが参戦してきたら、しっかりマークしておきたい。

前走の着順が良い馬ほど信頼できる

【前走の着順別成績】(過去10年)

前走の着順別成績を見ると、2着以内の馬は[8-8-9-52](3着内率32.5%)、3~5着の馬は[1-2-1-19](3着内率17.4%)、6着以下の馬は[1-0-0-32](3着内率3.0%)となっている。なお、第23回(令和3年)以降の過去4年に限ると、3着以内の馬は[4-4-4-25](3着内率32.4%)、4着以下の馬は[0-0-0-16](3着内率0.0%)である。大敗を喫した直後の馬は、思い切って評価を下げるべきだろう。

前走時点での人気も見逃せないポイント

【前走の単勝人気順別成績】(過去10年)
※「記録なし」は前走が国外の競走だった馬

前走の単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[4-5-3-17](3着内率41.4%)、2~3番人気の馬は[4-2-5-30](3着内率26.8%)、4~9番人気の馬は[1-2-2-40](3着内率11.1%)、10番人気以下の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)、「記録なし」の馬は[1-1-0-2](3着内率50.0%)となっている。直近の競走成績を比較する際は、当時の人気も確認しておいた方が良さそうだ。

近年は前走で先行していた馬が好成績

【前走の最終コーナー通過順別成績】(過去10年)

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、3番手以内の馬は[7-6-5-43](3着内率29.5%)、4番手以下の馬は[2-3-5-58](3着内率14.7%)、「記録なし」の馬は[1-1-0-2](3着内率50.0%)となっている。なお、第23回(令和3年)以降の過去4年に限ると、3番手以内の馬は[3-3-4-14](3着内率41.7%)、4番手以下の馬は[0-1-0-26](3着内率3.7%)、「記録なし」の馬は[1-0-0-1](3着内率50.0%)である。前走で先行していなかった馬は、苦戦する可能性が高いと見るべきかもしれない。

JRAの上級条件で活躍した実績がある馬は有力

【“JRAの、2勝クラス以上のレース”における最高着順別成績】(過去10年)

“JRAの、2勝クラス以上のレース”における最高着順別成績を見ると、3着以内の馬は[4-9-5-26](3着内率40.9%)、4~9着の馬は[1-0-2-12](3着内率20.0%)、10着以下の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)、「出走なし」の馬は[5-1-3-60](3着内率13.0%)となっている。なお、現在の施行時期に移った第26回(令和6年)は、“JRAの、オープンクラスのレース”において1着となった経験のある馬が4頭出走し、そのうち2頭が3着以内となった。JRAの上級条件で好走したことのある馬は、相応に高く評価するべきだろう。