アフター5スター賞は、前走の内容を素直に評価したい！

• 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
• 記録は令和7年8月20日時点

基本的には上位人気の馬ほど好成績

単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[7-6-4-13]（3着内率56.7%）、4～10番人気の馬は[3-3-6-58]（3着内率17.1%）、11番人気以下の馬は[0-1-0-40]（3着内率2.4%）となっている。人気薄の馬が馬券に絡んだ例も少なくないとはいえ、上位人気馬の好走率はそれほど悪くない。

3着内率が比較的高いのは「船橋」勢

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[2-0-0-20]（3着内率9.1%）、「船橋」の馬は[4-4-2-20]（3着内率33.3%）、「大井」の馬は[4-5-7-64]（3着内率20.0%）、「川崎」の馬は[0-1-1-7]（3着内率22.2%）となっている。3着内率の高い「船橋」所属馬を高く評価した方が良さそうだ。

前走好走馬が強い

前走の着順別成績を見ると、2着以内の馬は[7-7-6-31]（3着内率39.2%）、3～12着の馬は[3-3-4-67]（3着内率13.0%）、13着以下の馬は[0-0-0-13]（3着内率0.0%）となっている。なお、第27回（令和2年）以降の過去5年に限ると、2着以内の馬は[5-4-4-18]（3着内率41.9%）、3～12着の馬は[0-1-1-29]（3着内率6.5%）、13着以下の馬は[0-0-0-3]（3着内率0.0%）である。連対を果たした直後の馬は、しっかりマークしておくべきだろう。

1,400ｍ未満のレースをステップに臨む馬が優勢

前走の距離別成績を見ると、1,400ｍ未満の馬は[7-9-8-61]（3着内率28.2%）、「1,400ｍ」の馬は[3-0-1-18]（3着内率18.2%）、1,400ｍ超の馬は[0-1-1-32]（3着内率5.9%）となっている。なお、第27回（令和2年）以降の過去5年に限ると、1,400ｍ未満の馬は[5-5-5-27]（3着内率35.7%）、1,400ｍ以上の馬は[0-0-0-23]（3着内率0.0%）である。前走が1,400ｍ以上のレースだった馬は、疑ってかかるべきかもしれない。

馬格に注目

前走の馬体重区分別成績を見ると、490kg未満の馬は[0-2-4-53]（3着内率10.2%）、490kg以上の馬は[10-8-6-58]（3着内率29.3%）となっている。なお、第24回（平成29年）以降の過去8年に限ると、490kg未満の馬は[0-0-3-42]（3着内率6.7%）、490kg以上の馬は[8-8-5-44]（3着内率32.3%）である。小柄な馬は割り引きが必要だ。

脚質が明暗を分けそう

前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、5番手以内の馬は[8-8-8-62]（3着内率27.9%）、6～12番手の馬は[2-2-2-40]（3着内率13.0%）、13番手以下の馬は[0-0-0-9]（3着内率0.0%）となっている。前走の最終コーナーを5番手以内で通過できなかった馬は、過信禁物と見るべきだろう。