分析レポート
Analysis Report
第59回
黒潮盃(SIII)
2025年08月13日(水) 20:10発走

黒潮盃は、臨戦過程や馬格が重要!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 記録は令和7年7月30日時点
1番人気馬は連対率8割、2番人気馬も連対率5割

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[3-5-1-1](3着内率90.0%)、「2番人気」の馬は[4-1-1-4](3着内率60.0%)、3~11番人気の馬は[3-4-8-75](3着内率16.7%)、12番人気以下の馬は[0-0-0-38](3着内率0.0%)となっている。人気の中心となっている馬は、優勝争いに絡んでくる可能性が高いと見て良さそうだ。
3着内率が高いのは「浦和」「船橋」の所属馬

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-1-3-12](3着内率29.4%)、「船橋」の馬は[2-3-4-27](3着内率25.0%)、「大井」の馬は[5-4-3-49](3着内率19.7%)、「川崎」の馬は[1-0-0-13](3着内率7.1%)、「他地区」の馬は[1-2-0-17](3着内率15.0%)となっている。3着内率が比較的優秀な「浦和」勢や「船橋」勢を高く評価するべきだろう。
近年は「大井」のレースをステップに臨んだ馬が優勢

前走の競馬場別成績を見ると、「大井」の馬は[8-8-7-72](3着内率24.2%)、国外の競馬場の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)、その他の競馬場の馬は[2-1-3-46](3着内率11.5%)となっている。なお、第55回(令和3年)以降の過去4年に限ると、「大井」の馬は[4-3-4-24](3着内率31.4%)、国外の競馬場の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)、その他の競馬場の馬は[0-0-0-17](3着内率0.0%)である。近年の傾向を重く見るならば、前走が「大井」以外のレースだった馬は基本的に過信禁物と見ておきたい。
前走の出走頭数も見逃せないポイント

前走の出走頭数別成績を見ると、12頭以下の馬は[3-3-2-58](3着内率12.1%)、13頭以上の馬は[7-7-8-60](3着内率26.8%)となっている。なお、第56回(令和4年)以降の過去3年に限ると、12頭以下の馬は[1-0-0-17](3着内率5.6%)、13頭以上の馬は[2-3-3-12](3着内率40.0%)である。少頭数のレースを経由してきた馬は、割り引きが必要だ。
馬格が明暗を分けそう

前走の馬体重区分別成績を見ると、450kg未満の馬は[0-1-0-13](3着内率7.1%)、450kg以上の馬は[10-8-10-105](3着内率21.1%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)となっている。なお、第53回(令和元年)以降の過去6年に限ると、460kg未満の馬は[0-0-0-12](3着内率0.0%)、460kg超480kg未満の馬は[1-1-1-21](3着内率12.5%)、480kg以上の馬は[5-4-5-34](3着内率29.2%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)である。大柄な馬ほど信頼できるレースと言えるだろう。
“東京ダービー”で善戦した馬は要注目

“東京ダービー”における着順別成績を見ると、6着以内の馬は[4-5-3-6](3着内率66.7%)、7~10着の馬は[0-0-3-11](3着内率21.4%)、11着以下の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)、「不出走」の馬は[6-5-4-87](3着内率14.7%)となっている。令和6年からはダートグレード競走のJpnⅠとして施行されているだけに、“東京ダービー”の上位馬は今後もしっかりマークしておきたい。