分析レポート
Analysis Report
第26回
ジャパンダートクラシック(JpnI)
2024年10月2日(水) 20:05発走
ジャパンダートクラシックは、枠順や前走の内容が重要!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 第16回(平成26年)から第25回(令和5年)までは「ジャパンダートダービー」の名称で実施
- 記録は令和6年9月18日時点
超人気薄の馬が好走を果たした例は多くない
単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[3-2-2-3](3着内率70.0%)、2~6番人気の馬は[6-8-7-29](3着内率42.0%)、7~12番人気の馬は[1-0-1-57](3着内率3.4%)、13番人気以下の馬は[0-0-0-12](3着内率0.0%)となっている。前評判の低い馬は、上位に食い込む可能性がそれほど高くないと見ておきたい。
「JRA」勢が中心
所属別成績を見ると、「地方」の馬は[3-1-2-58](3着内率9.4%)、「JRA」の馬は[7-9-8-43](3着内率35.8%)となっている。「地方」所属馬の好走例も決して少なくないとはいえ、基本的には「JRA」所属馬を重視するべきだろう。
内寄りの枠に入った馬は不振
枠番別成績を見ると、1~2枠の馬は[1-0-0-19](3着内率5.0%)、3~8枠の馬は[9-10-10-82](3着内率26.1%)となっている。なお、第22回(令和2年)以降の過去4年に限ると、1~3枠の馬は[0-0-0-13](3着内率0.0%)、4~7枠の馬は[2-1-4-23](3着内率23.3%)、「8枠」の馬は[2-3-0-3](3着内率62.5%)である。内寄りの枠に入った馬は割り引きが必要だ。
前走の着順が良い馬ほど信頼できる
前走の着順別成績を見ると、「1着」の馬は[8-5-7-34](3着内率37.0%)、2~5着の馬は[1-5-3-34](3着内率20.9%)、6着以下の馬は[1-0-0-33](3着内率2.9%)となっている。なお、第23回(令和3年)以降の過去3年に限ると、2着以内の馬は[3-3-3-13](3着内率40.9%)、3着以下の馬は[0-0-0-16](3着内率0.0%)である。大敗を喫した直後の馬は、思い切って評価を下げるべきかもしれない。
前走の距離が明暗を分けるかも
前走の距離別成績を見ると、1,400m以下の馬は[0-0-0-7](3着内率0.0%)、1,400m超1,900m未満の馬は[8-7-7-46](3着内率32.4%)、1,900m以上の馬は[2-3-3-48](3着内率14.3%)となっている。施行時期や番組体系が大きく変わったとはいえ、1,400m以下や1,900m以上のレースを経由してきた馬は、扱いに注意するべきだろう。
前走の人気も見逃せないポイント
前走の単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[9-7-7-41](3着内率35.9%)、4~9番人気の馬は[1-2-3-44](3着内率12.0%)、10番人気以下の馬は[0-0-0-14](3着内率0.0%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-2](3着内率33.3%)となっている。直近の競走成績をチェックする際は、当時の人気も確認しておいた方が良さそうだ。
近年は前走で先行していた馬が好成績
前走の最終コーナー通過順別成績を見ると、「1番手」の馬は[3-3-2-17](3着内率32.0%)、2~3番手の馬は[4-3-2-25](3着内率26.5%)、4~5番手の馬は[1-2-2-15](3着内率25.0%)、6番手以下の馬は[2-1-4-42](3着内率14.3%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-2](3着内率33.3%)となっている。ただし、第23回(令和3年)以降の過去3年に限ると、「1番手」の馬は[2-1-2-3](3着内率62.5%)、2~3番手の馬は[1-1-1-4](3着内率42.9%)、4~5番手の馬は[0-1-0-3](3着内率25.0%)、6番手以下の馬は[0-0-0-18](3着内率0.0%)、「記録なし」の馬は[0-0-0-1](3着内率0.0%)である。前走で先行していなかった馬は、苦戦する可能性が高いと見るべきかもしれない。
JRAの上級条件で好走経験がある馬は堅実
“JRAの、2勝クラス以上のレース”における最高着順別成績を見ると、6着以内の馬は[6-9-6-33](3着内率38.9%)、7着以下の馬は[0-0-1-10](3着内率9.1%)、「出走なし」の馬は[4-1-3-58](3着内率12.1%)となっている。なお、第23回(令和3年)以降の過去3年に限ると、2着以内の馬は[1-2-2-7](3着内率41.7%)、3着以下の馬は[0-0-1-4](3着内率20.0%)、「出走なし」の馬は[2-1-0-18](3着内率14.3%)である。JRAの上級条件で善戦したことのある馬は、相応に高く評価するべきだろう。