分析レポート

Analysis Report

第61回
東京記念(SII)
2024年09月12日(木) 20:10発走

第61回優勝馬:ナッジ号

レース情報

東京記念は、枠順や臨戦過程がポイント!

  • 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
  • 過去10年のうち、第55回(平成30年)から第60回(令和5年)まではSⅠとして実施
  • 記録は令和6年8月29日時点

上位人気馬の成績はまずまず

【単勝人気順別成績】(過去10年)

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[3-4-0-3](3着内率70.0%)、2~3番人気の馬は[5-1-4-10](3着内率50.0%)、4~5番人気の馬は[1-3-3-13](3着内率35.0%)、6~8番人気の馬は[0-2-3-25](3着内率16.7%)、9番人気以下の馬は[1-0-0-63](3着内率1.6%)となっている。まずは上位人気グループの馬に注目するべきだろう。

3着内数が多いのは「大井」勢

【所属別成績】(過去10年)

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[2-2-0-15](3着内率21.1%)、「船橋」の馬は[2-3-4-30](3着内率23.1%)、「大井」の馬は[6-3-6-51](3着内率22.7%)、「川崎」の馬は[0-0-0-10](3着内率0.0%)、「他地区」の馬は[0-2-0-8](3着内率20.0%)となっている。「川崎」所属馬を除くと3着内率に大きな差はないが、3着内数は「大井」所属馬が頭ひとつ抜けたトップだ。

「1枠」や7~8枠の馬は割り引きが必要

【枠番別成績】(過去10年)

枠番別成績を見ると、「1枠」の馬は[1-2-0-11](3着内率21.4%)、2~6枠の馬は[7-8-8-67](3着内率25.6%)、7~8枠の馬は[2-0-2-36](3着内率10.0%)となっている。なお、第55回(平成30年)以降の過去6年に限ると、「1枠」の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)、2~6枠の馬は[5-6-6-42](3着内率28.8%)、7~8枠の馬は[1-0-0-23](3着内率4.2%)である。内外極端な枠に入った馬は、評価を下げるべきかもしれない。

馬齢が明暗を分けそう

【馬齢別成績】(過去10年)

馬齢別成績を見ると、4歳以下の馬は[3-4-3-15](3着内率40.0%)、「5歳」の馬は[2-2-1-25](3着内率16.7%)、6歳以上の馬は[5-4-6-74](3着内率16.9%)となっている。なお、第57回(令和2年)以降の過去4年に限ると、4歳以下の馬は[2-2-2-5](3着内率54.5%)、「5歳」の馬は[1-1-1-12](3着内率20.0%)、6歳以上の馬は[1-1-1-31](3着内率8.8%)である。基本的には若い馬ほど信頼できるレースと見るべきだろう。

「大井記念」からの直行組は堅実

【前走のレース別成績】(過去10年)

前走のレース別成績を見ると、「大井記念」の馬が優秀な3着内率をマークしている。なお、第57回(令和2年)以降の過去4年に限ると、「大井記念」の馬は[3-1-1-1](3着内率83.3%)、「東京記念トライアル」の馬は[1-1-1-15](3着内率16.7%)、「その他」の馬は[0-2-2-32](3着内率11.1%)である。5月の「大井記念」から直行してきた馬は、高く評価した方が良さそうだ。

12頭立て以上のレースを経由してきた馬が好成績

【前走の出走頭数別成績】(過去10年)

前走の出走頭数別成績を見ると、11頭以下の馬は[2-3-4-53](3着内率14.5%)、12頭以上の馬は[8-7-6-61](3着内率25.6%)となっている。なお、第56回(令和元年)以降の過去5年に限ると、11頭以下の馬は[0-1-2-33](3着内率8.3%)、12頭以上の馬は[5-4-3-27](3着内率30.8%)である。直近の競走成績を比較する際は、当時の出走頭数もチェックしておきたい。