分析レポート
Analysis Report
第58回
黒潮盃(SIII)
2024年08月14日(水) 20:10発走

黒潮盃は、近年に限ると枠順や馬格が重要!
- 過去10年の結果から、レースの傾向を分析
- 記録は令和6年7月31日時点
1番人気馬は連対率8割、2番人気馬は連対率5割

単勝人気順別成績を見ると、「1番人気」の馬は[3-5-1-1](3着内率90.0%)、「2番人気」の馬は[4-1-1-4](3着内率60.0%)、3~11番人気の馬は[3-4-8-75](3着内率16.7%)、12番人気以下の馬は[0-0-0-42](3着内率0.0%)となっている。人気の中心となっているような馬は、優勝争いに絡んでくる可能性が高いと見て良さそうだ。
3着内率が比較的優秀なのは「浦和」「船橋」の所属馬

所属別成績を見ると、「浦和」の馬は[1-1-3-11](3着内率31.3%)、「船橋」の馬は[2-3-4-24](3着内率27.3%)、「大井」の馬は[5-4-3-54](3着内率18.2%)、「川崎」の馬は[1-0-0-12](3着内率7.7%)、「他地区」の馬は[1-2-0-21](3着内率12.5%)となっている。3着内率が比較的優秀な「浦和」勢や「船橋」勢を高く評価するべきだろう。
近年は「1枠」の馬や外寄りの枠に入った馬が優勢

枠番別成績を見ると、「1枠」の馬は[1-1-3-11](3着内率31.3%)、2~5枠の馬は[4-7-2-63](3着内率17.1%)、6~8枠の馬は[5-2-5-48](3着内率20.0%)となっている。ただし、第53回(令和元年)以降の過去5年に限ると、「1枠」の馬は[0-1-2-4](3着内率42.9%)、2~5枠の馬は[0-2-1-33](3着内率8.3%)、6~8枠の馬は[5-2-2-21](3着内率30.0%)である。近年の傾向を重く見るならば、「1枠」の馬や外寄りの枠に入った馬を重視したい。
前走が少頭数のレースだった馬は強調できない

前走の出走頭数別成績を見ると、9頭以下の馬は[0-0-0-11](3着内率0.0%)、10~12頭の馬は[2-3-2-49](3着内率12.5%)、13頭以上の馬は[8-7-8-62](3着内率27.1%)となっている。少頭数のレースを経由してきた馬は、割り引きが必要だ。
馬格が明暗を分けそう

前走の馬体重区分別成績を見ると、460kg未満の馬は[0-2-3-20](3着内率20.0%)、460kg超480kg未満の馬は[4-2-2-39](3着内率17.0%)、480kg以上の馬は[6-5-5-63](3着内率20.3%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)となっている。ただし、第53回(令和元年)以降の過去5年に限ると、460kg未満の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)、460kg超480kg未満の馬は[1-1-1-20](3着内率13.0%)、480kg以上の馬は[4-3-4-30](3着内率26.8%)、「記録なし」の馬は[0-1-0-0](3着内率100.0%)である。比較的小柄な馬は、過信禁物と見るべきだろう。
“東京ダービー”で善戦した馬は今後も要注目

過去10年の3着以内馬30頭中14頭は、“東京ダービー”か“ジャパンダートダービー”のいずれかにおける最高着順が「6着以内」だった馬である。該当馬は3着内率も63.6%と非常に高い。今年から“東京ダービー”がJpnⅠとなったうえ、“ジャパンダートダービー”も競走名が“ジャパンダートクラシック”に、施行時期が当レースより後に変更されたものの、“東京ダービー”で善戦した馬は引き続きマークしておいた方が良さそうだ。